おしゃべりな筋肉

著者 :
  • 新潮社
3.40
  • (3)
  • (5)
  • (3)
  • (3)
  • (1)
本棚登録 : 61
感想 : 5
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (192ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784103509912

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • おしゃべりな筋肉
    2017/5/12 著:西川 貴教

    自分は天才と呼ぶには程遠い「凡人」だと自覚しているし、それを恥じる気もありません。むしろ、こんな人間がジタバタしながらもこの世界で生き残ってこられたことこそが、僕の地震につながっているのです。

    何も音楽やアートに限らず、皆さんの日常の中にも、自分には能力がない、求められた仕事に応える力量がないと投げ出したくなったり、目標になかなかたどり着けず結果が出ずに焦ったりすることがあるのではないでしょうか。

    本書の構成は以下の7章から成る。
    ①甘える力
    ②バランス力
    ③実現力
    ④女子力
    ⑤ネガティブ力
    ⑥突き詰める力
    ⑦任せる力

    T.M.Revolution :西川貴教のイメージは、10年ほど前にヘイヘイヘイというダウンタウンの歌番組に出演し特に浜ちゃんとハマり「ローリング・ローリング」やら関西弁を巧みに操る話術で歌もうまいという感じで定着し、PUFFYさんとあれで、消臭力でさらなる存在感を示し、イナズマロックで滋賀ラブを表しているというイメージ。

    そんなイメージはあっているものもあれば、本書からはそんな晴れ舞台からは遠ざかっていた著者の葛藤や繊細な気持ちを垣間見れることができた。本書は筋肉について書かれている本ではない。

    章ごとにさらけ出される著者の筋肉をどんな目線でどんな気持ちで見たら良いのか読み取ればいいのかの答えはでないものの、本書がテーマとして伝えたかったものがぐいぐいと心に染み入った。

    普通にすごくおもしろかった。

西川貴教の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×