辺境・近境

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著者 : 村上春樹
  • 新潮社 (1998年4月発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (252ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784103534082

辺境・近境の感想・レビュー・書評

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  • 2017/01/16 読了

  • <閲覧スタッフより>
    大手前大学 交流文化研究所主催 文芸講演会
    村上春樹と『阪神間文化』の周辺-私がめぐりあった作家たち-
    講師:ノンフィクション作家 小玉武 先生

    文芸講演会記念 特集展示本
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    所在記号:915.6||ムハ||1
    資料番号:10139445
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  • 村上春樹は小説よりもエッセイが好き、っていう人が多い。僕はやっぱり小説の方が好きだってのを再確認した一冊。確かに目の付け所は独特だし、本当に退屈なアメリカ横断をした時の観察は「ふんふん」って思えるものがある。でも、読み終わったら忘れちゃうんですよね。
    「ねじまき鳥」や「羊男」、「世界の終わり」とか、何年も前に読んだのにまざまざと筋書きやイメージが湧いてくるのとはあまりにも対照的。それほどインパクトが強くなかった「カフカ」や「1Q84」でも断片的なイメージや、読んだときに感じたざらっとした気味の悪さははっきり思い出せるのに。
    つまり、「村上春樹」じゃなくても読めるんですよね、エッセイだったら。
    「村上春樹エッセイ」のファンの方、ごめんなさい。

  • 辺境というには緩い旅ながら苛酷な旅日記でした。私には村上節が難しすぎて分からないのが正直なところですが、アメリカ大陸横断、モンゴル ノモンハン大地、雄大な光景と退屈だったこと、香川のうどんが美味しかったことはわかりました。そして辺境でも簡単にどこでもいける世の中になった、でも、一生に一度いけるかどうかわからない辺境の地に行ってきたんだと確かに感じさせはる文章はさすがであります。

  • 村上春樹の旅のエッセイ。
    メキシコやノモンハン等の辺境への旅の話は、世界の広さと世界における日本の特殊性(安全、平和、経済発展)を感じました。
    小説の中では出てこないような表現が見られるのは、エッセイの面白いところだと思います。

  • この本は村上春樹が書いた旅行記です。
    彼の旅行は観光スポットに飛行機で行って帰ってくる旅行とは正反対で、たとえば、二泊三日で讃岐うどんを食べ続けたり、メキシコ内陸部を走破したり、無人島で野宿したりします。そして毎度ひどい目にあってうんざりして、でもまた旅立っていきます。
    ぼくが好きなのは、毎日500キロ運転し続けて、うんざりするくらい変わらない景色を眺め続ける、アメリカ横断旅行です。なのに面白い。どうでしょうかよ!

    (請求記号:開架 915.6/143)

  • 何か軽い本を読みたいと思って、手に取ったのがきっかけであった。自分の中の軽い本とは、あんまりあれこれ考えず、読んだものをそのままのイメージを想像して楽しむといったやり方だ。

    村上春樹が旅行好きとはあんまり知らなかった。

    村上春樹がメキシコ旅行について書いている一文を引用したい。
    「彼らは自分の目でその場所を見て、自分の鼻と口でそこの空気を吸い込んで、自分の足でその地面の上に立って、自分の手でそこにあるものを触りたかったのだ。」

    すなわち、単なる好奇心である。読んでみると自分の昔の旅行のスタイルと少し似ていた。。。。。。。

    特に遥々ノモンハンに行くところが凄い。というか通常ノモンハンに興味があっても、実際行かないであろう。そこで行ってしまうところが凄い。でもノモンハンで特に特別なことをするでは無く、ただノモンハンの荒野に立ってあれこれ旧日本軍とソビエトが戦ったことをしみじみと思い返す。そして、白酒とあんまり美味しく無いモンゴル料理を食べて帰ってくる。

    有名なところへ行って、美味しいものを食べるのも良いが、自分の好奇心趣くところへふらふらと行くのもまた旅であると感じた。

    自分も旧世紀の戦車が残っているノモンハンへ行ってみたいものだ。特に何もないノモンハンへ。

  • 20年ぶりに再読

  • 村上春樹の旅エッセイ。
    アメリカ・メキシコ等の海外をはじめ、
    からす島・神戸等の国内への旅を記した一冊。
    中でも“讃岐・超ディープうどん紀行”でディープ中のディープと
    著者をうならせた「中村うどん」は実際に食べてみる価値アリ!?
    別冊の写真集と共に村上春樹と旅に出よう!!

    手書きPOPより抜粋

  • イースト・ハンプトン、メキシコ、香川、ノモンハン、アメリカ、神戸の旅行記をまとめたもの。旅を通して、作品への想いなどが垣間見られる。特にノモンハンに関しては、ねじまき鳥クロニクルの凄惨な個所を思い出すとともに、国家のありかたについても考えさせる。「…やはり今でも多くの社会的局面において、わが名もなき消耗品として静かに平和的に抹殺されつつあるのではないかという漠然とした疑念から、僕はなかなか逃げ切ることができないでいる。」「この五十五年前の小さな戦争から、我々はそれほど遠ざかってはいないんじゃないか。僕らの抱えているある種のきつい密閉性はまたいつかその過剰な圧力を、どこかに向けて激しい勢いで噴き出すのではあるまいか。」

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辺境・近境の作品紹介

辺境なき時代のタフでファンキーな旅の記録。

辺境・近境の単行本(ソフトカバー)

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