1Q84 BOOK 2

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著者 : 村上春樹
  • 新潮社 (2009年5月29日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (501ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784103534235

1Q84 BOOK 2の感想・レビュー・書評

  • BOOK1に引き続き、一気の8年ぶり再読。
    青豆が拳銃の引き金を引くシーンはよく覚えていたが、その後にもう1章あったことなど、やはりすっかり忘れていた。たしかに、バッハの「平均律」のように24章あるはずだから、次の章が必要だ。
    本書のことは、既に語られ尽くされているだろうが、一人の読者としてみると、この不思議な世界が面白い。

  • クールな青豆さん。

    不思議の国のアリスが大好きだから、この物語の設定がツボ。
    ファンタジー。

    毎日1Q84のことばかり考えて生活してる。

  • 夜のバー知り合って夜のお供を探すときのパートナーを受け入れたことから知り合った婦警の中野あゆみは青豆本人が驚くほどやわらかに、けれど確実に距離を縮めてきた。何より驚きだったことはそれがけして青豆にとって不快ではなかったということだった。
    しかし婦警と殺人犯では距離を近付きすぎることは危険以外の何物でもなかった。彼女から距離を置いた青豆は老婦人からつばさという少女を紹介される。彼女はまるで表情をどこかに忘れてきてしまったように、底の見当たらない目をして、反応も恐ろしく鈍かった。老婦人が話した彼女の身の上話は、身の毛もようなものだった。とあるカルト教団のなかでつばさは生理が来る前の体で性行を強いられ、内部を傷つけてしまっていた。子供を産むことはもうできない。老婦人は、この教団の中に人を紛れ込ませ青豆が仕事をするまでのセッティングを進めているが、これは今までの中で一番危険なものになる、仕事が終わったら顔、名前、仕事、今までの関係性、そのすべてを捨てて変えてもらわなければいけないといい、青豆は了承した。青豆とって最後の殺人依頼となる。その準備をすすめているある日、青豆はニュースで中野あゆみがラヴホテルで殺されことを知る。
    天吾が書き直した『空気さなぎ』は文学賞を受賞し世間ではベストセラーとなっていた。しかしふかえりが失踪したという知らせが入ったあと、天吾の年上のガールフレンド(不倫関係)が‘失われ’、職場には不気味な牛河という男が天吾へと怪しい援助の話を持ってきた。ふかえりからの無事の知らせがカセットテープで届いた。世界に関わらず、責任も持たず生きてこようとしていた天吾に世界は、変革を求めていた。

    物語が速度を徐々に上げていくのが肌に伝わる中間地点。中で語られる猫の町というお話が印象的。

  • 先が読めなくてつながりが分からなくてともかく手が止まらなかった記憶

  • これは恋愛小説なのだろうか。『さきがけ』の中身がますます気になる

  • 「1Q84 BOOK2」。

    村上春樹☓必殺仕事人、佐村河内事件、オウム真理教事件、なのだけれど、それだけではなかった。
    村上春樹☓「哀愁」(ビビアン・リー)。
    村上春樹☓「君の名は」(アニメ映画ではなく岸恵子さんの方)。

    女殺し屋と、ゴーストライター。
    愛し合う、惹かれ合う恋人たちは巡り合えるのか。

    予想が出来ない、見たことのないクライム・アクション・ラブロマンス・ストーリー。だって、要所要所はカフカばりに不条理で、言ってみればなんでもアリなのだもの。予想が付くはずがない。
    それでいて面白いのだから、小説とは世界観とキャラクターと文章と展開であって、物理的に現実的で常識的な物語というのはそのための道具の一つに過ぎない。

    #

    500ページほどある本ですが、「あっ」という間に読み終えてしまった印象。面白い。

    この小説は全3巻なので、当然ながらすぐに「BOOK3」を読みます。
    とりあえず備忘録。
    すぐに忘れます。「面白かった」ということを除いては。

    #

    スポーツジムのインストラクターであり、実は必殺仕事人のような殺し屋でもある30前後の女性「青豆さん」。

    青豆さんのあまり幸福とは言えない少女時代と、学生時代の唯一の大親友の女性が夫のDVにより自死してしまった過去などは1巻で語られています。
    ひょんなことがあって、青豆さんは夫あるいは父親の理不尽なDVで苦しむ女性たちを保護するセーフハウスを営む老女性と仲良くなる。その老女は大金持ちで、タマルというとても有能なボディガードを雇っている。この老女とタマルのことは、青豆さんは信用している。この老女の依頼で、あまりにひどいDV夫を何人か殺している。

    青豆さんは「仕事」の後に、昂ぶった神経を収めるためか、見ず知らずの初老中年の男性を高級酒場でひっかけてセックスを楽しむのが習慣である。そんな日々の中で同じようにゆきずりのセックスを楽しむ若い女性警官と仲良くなる。その女性警官も身内の性的なDVに苦しんできた生い立ちを抱えている。

    その女性警官が、ゆきずりセックスの事故なのか、ラブホテルで絞殺されて死体が発見される。ニュースになる。青豆さんは悲しむ。

    老女の施設に、山梨県の山間にあるカルト宗教団体「さきがけ」から脱走してきた少女が匿われる。そこの団体の教祖は幼女を習慣的にレイプしているらしい。その教祖を殺すプロジェクトが始まる。

    青豆さんは老女の段取りどおりに高級ホテルに行く。「教祖」に仕事である筋肉マッサージを施す。高級スィート。隣室には手ごわそうなボディガードがいる。殺す、そのときに。教祖は全てを知っていた。「殺せ。殺してくれ」。

    教祖の長い語り。
    教祖はあるときに、自分の娘が連れてきた「リトル・ピープル」という謎の生き物?の意思に動かされるようになった。色んな超能力?を身に着けた代わりに、色々ままならないことが増えた。時折体が動かなくなる。そうなると幼女がやってきて、自分とセックスをする。自分は恒常的に体中に痛みを抱えるようになる。苦痛だ。いずれ死ぬ。殺してくれ。どこまで本当か分からない。ただ、「教祖」は青豆さんの全てを知っているようだ。

    青豆さんは10歳のときにいじめから助けてくれたクラスメートの「天吾くん」が好きになった。あれ以来一度も会っていないけれど愛している。「天吾くん」への愛が自分を支えている。教祖はそれを知っている。
    「私を殺せば、君も殺されるだろうが、天吾くんは生き延びる。私を見逃せば、君は生き延びるだろうが、天吾くんは殺される」。

    青豆さんは教祖を殺す。
    隣室のボディガードもなんとか気づかず、うまく逃げる。
    老女とタマルの段取りどおり、高円寺のセーフハウスに数日身を潜める。
    ... 続きを読む

  • “科学と詩は隣同士にあると湯川博士が言うのなら、純文学とSFも隣同士にあるのかもしれない。”
    これは去年の夏にスティーヴ・エリクソンの「Xのアーチ」を読んだときの私の感想。
    ちなみに湯川博士というのは湯川秀樹のことで、ガリレオのほうではありません。

    これは純文学なんだよね。
    SFですと言ってくれたら話は早いのに。

    で、「Xのアーチ」を読んだときに、こういう構造の小説は日本の純文学にはないね、なんて書いていましたが、すみません、村上春樹が書いていたんですね。
    そうか、だからノーベル賞候補なのか。

    という発見はさておき、やっぱり読んでいてむずむずする村上春樹。
    村上春樹の圧がすごい。

    清潔でタフでストイックな登場人物。
    サラダとサンドイッチかパスタが主な食事。
    間違っても豚汁とおにぎりなんて食べない。(と言い切れるほど読んでないけど)
    どの小説を読んでも(というほど読んでないけど)、おんなじような登場人物で、それはただの記号のよう。

    ティーンエイジャーも中年男も、同じようなものを食べ、同じ音楽を聴き、同じような話かたをする。
    だから、どの部分を切り取っても、そこにはムラカミ印が刻印されていて、ものすごく息苦しい。
    ああ、世界中のハルキストの皆さんごめんなさい。

    そして中盤にこれでもかと出てくる性描写も好きではない。
    情念も汗も感じさせない、乾いた性描写なんて読んでいてもそそられない。

    ただし、それ以外は面白いの。
    徐々に近づいてくる青豆と天吾。
    マザのいないドウタは一体どうなったのか。
    ふかえりは本当にマザなの?もしかしてドウタの方では?
    天吾の母の秘密。
    リトル・ピープルの正体と目的。

    ああ、村上春樹の文じゃなくて読みたい。
    村上春樹はエッセイだけでいいや。
    そんなことを思ってしまうくらい中盤を読み続けるのが辛かったのです。

  • やっと繋がり始めた。謎が多く残る中でどんどんと引き込まれていく。
    次の巻が楽しみ。

  • 青豆と天呉はこのあとどうなるの…
    感想はBOOk3に。

  • BOOK1に引き続き、天吾と青豆の物語が交互に語られる。

    リトル・ピープルの脅威がじわじわと押し寄せてくる中、青豆は当初の目的を達成し、天吾は人との繋がりを絶たれながらも戦うことを決意する。

    BOOK1よりファンタジーの要素が強くなった。これまで、現実とは違うが「ありそうな事」が起こった世界が舞台だと感じた。しかし、どうもありえない事が起こった世界だったようだ。

  • ★評価は再読了後に。
    この長編は確かにストーリーはあるんだけれども、作家の意識の流れがそのまま書き記されたようなテイストを強く感じる(実際は推敲されていないことなどあり得ないのだけれども)。まるで幾つかちりばめられた(ように見える)格言めいた言葉を導くために、あるいはそこに至るまでの道程として物語が語られているよう。
    もう少し突っ込むとすると、それらの言葉は極めて印象的なんだけれども、ストーリー自体が平板とは言わないまでもあまり魅力的ではないようにも思える(少なくとも他の村上作品に比して)。
    まぁまだ終わってませんので、とにもかくにも次に進みましょう。

  • レビューは最終巻にて。

  • だんだん話がわかってきた!

    もっと毒々しいグログロな話かと思ったけれど、ストーリーが気になるからか、読んでいてもそこまで辛くない。

  • 青豆と天吾の話が別々に進行していくが、ある小説『空気さなぎ』がきっかけで、それぞれの物語が繋がっていくかのようだった。天吾とふかえりとの関わりが増え、青豆と警察官の女性との関係が見え、警察官が何物かに殺され、青豆がもがきながら、自分の見解を見出していたり、2人の話が前巻から、少しずつ繋がっていき、別々の世界の話であるが、共通するところも見えてきたり、物語の顛末はどうなるのか気になる所。『空気さなぎ』は2人にとってどのように映るのか、前巻から2人の距離は縮まりつつあるが、最終的に関係はどうなるのか気になる。

  • BOOK 1に引き続き、不思議なお話だなあというのが第1の感想。

    そろそろ天吾くんと青豆ちゃんが再会するのかなあと思いきや…。

    空気さなぎって一体なんなんだろうか?

    1984だろうが1Q84だろうが自分は自分という天吾くんには共感した。
    わたしは、東京から田舎に引っ越してきたけど、ないものねだりしても仕方ないといつも思っているから。
    田舎には田舎なりの良さがあるし。

  • だんだん近づく2つの話。
    ファンタジー度合いも強くなってくるけど、ないわー感がないのはサスガ。
    話の終盤感が漂ってきてるんですけど…
    あと1冊あるけど?

  • 天吾と青豆。それぞれ別の物語が絡んでいく様は、まさにストーリーテリングの妙だと思う。物語に出てきた銃は、発射されなければらない。

  • 読んでしばらく経っても
    この本に対してどう感じたのか
    ちょっと自分自身、どう表現していいか
    わかんなかったけど…


    印象に残るコトバを想い直してみても
    ボクには、まったく同じコトバを
    リフレインできやしない。
    いつも村上氏のコトバは
    一見ふつうに聞こえるけど、
    コトバの羅列の仕方、コトバの選び方が
    すごく新鮮に感じて仕方がない。

    青豆も天吾もすごくチャーミング。
    ふたりにどっぷり肩入れしちゃう。
    どうか青豆さん…
    って想うし。
    どうか天吾も探し出して…
    って願うし。

    でも、なにか…
    Webで簡単に知っちゃったせいか
    物足りなさを感じてしまっている。
    アトヅケなのかもしれないけど
    今のままだと、
    きれいにまとめ過ぎなのかも、
    って。

    でもWebって自分の気持ちを
    いとも簡単に動かしちゃってるようで
    ちょっと怖い。

  • BOOK2メモ。

    青豆。
    柳屋敷。少女の失踪。仕事の依頼。拳銃を用意してもらい弾丸装填の練習をする。
    あゆみが殺害されたとの新聞記事。
    最後の仕事。
    さきがけのリーダー。リトル・ピープル。声を聴くもの。
    天吾とのつながり。そして1Q84年のこと。青豆だけが知っていること。
    パシヴァ=知覚するもの
    レシヴァ=受け入れるもの
    交わり、リトル・ピープルの代理人になる。ドウタ=影を捨てる。
    天吾と青豆の痛烈な力。
    「空気さなぎ」のこと。天吾とふかえりのこと。仕事の完了。高円寺のセーフハウス。あらゆる必要なものの中に本もある。
    「空気さなぎ」の内容。少女はリトル・ピープルと空気さなぎを作る。少女のドウタ、心の影。少女はマザになる。ドウタはパシヴァになり、知覚したことをレシヴァに伝える。ドウタが目覚めると月が二つになる。少女は逃げる。
    学校に行き男の子と仲良くなる。リトル・ピープルがもぎとっていく。少女には手が出せないがまわりにいる人間に害を及ぼす。誰かと仲良くなるのは相手に危険をもたらす。新しい空気さなぎを作る。通路の扉。
    これはファンタジーではなく現実。
    「すべてはこの物語から始まっているのだ。しかし私はいったいこの物語のどこにあてはまるのだろう?」
    天吾の中にいる。彼の文体。
    ゴムの木はどこにあるのだろう?
    金魚を飼うことはできなかった。
    あゆみは孤独だった。
    どうしてこんなにゴムの木のことが気になるのだろう。
    天吾だ。
    どうすればいいのだろう? 会えない。
    タクシーに乗ってあのときの状況を作るが入り口がない。

    天吾。
    ふかえりの失踪後、連絡。
    新日本学術芸術振興会・牛河と名乗る男。
    小学生の頃の青豆との関係。
    ふかえり失踪のまま、メディアの反応。
    ガールフレンドの夫からの電話。彼女、安田恭子。もう来ることは出来ない。
    牛河からの電話。
    父に会いに行く。本当の父ではないと確信。猫の町。牛河の話。母のこと。
    ふかえりが天吾の部屋に来る。地上最強の男女デュオ。
    小松からの謝礼。リトル・ピープルが騒いでいる。
    ふかえりと二人で眠る。目が覚めると体が動かない。
    教室の天吾と青豆。青豆が渡してくれたもの。青豆に会わなくては。
    小松に会って謝礼を返したいが、連絡がつかない。
    青豆を探す。ふかえりはこの近くにいると言う。教室でのことを思い出す。月。
    もうひとつは小振りな緑色。空気さなぎと同じ。
    「ほとんどの読者がこれまで目にしたことのないものごとを、小説の中に持ち込むときには、なるたけ細かい的確な描写が必要になる」
    引力が変化しているような感覚。母のことを忘れていた。
    おれはどうなっていくのだろう? 青豆はどこにいるのだろう?
    父が昏睡状態。猫の町に行く。父に自分のことを語る。空気さなぎ。青豆。

  • 一気に読んでしまったけど、第3巻があるわけで
    ここからまた何を展開させるの?って感じ
    面白いけどこれ感動なのか、それとも文章がスッキリして読みやすいだけなのかよくわからない。
    でも、3巻目もすぐ読んでしまうと思う。

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