めくらやなぎと眠る女

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著者 : 村上春樹
  • 新潮社 (2009年11月27日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (500ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784103534242

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めくらやなぎと眠る女の感想・レビュー・書評

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  • 外国の読者向けに編まれた短編集、第二弾。

    「東京奇譚集」がまるまる入っているのですが、当時、読んだときよりもしっくりきました。

    初期の短編のほうが好きだ!と思っていたのに…年をとると好みも変わるようです。

    とくにお気に入りは、

    「めくらやなぎと、眠る女」
    p.28 やらなくちゃいけないことなんて、どこにもひとつもない。でもここにだけは、いるわけにはいかないんだ。

    「スパゲティーの年に」
    p.261 「だから今ちょっと、手が離せないんだよ。スパゲティーが絡んじゃうから」

    「ハナレイ・ベイ」
    p.403 「女の子とうまくやる方法は三つしかない。ひとつ、相手の話を黙って聞いてやること。ふたつ、着ている洋服をほめること。三つ、できるだけおいしいものを食べさせること。簡単でしょ。それだけやって駄目なら、とりあえずあきらめた方がいい」

    あと、プーランクがゲイだったという新発見。(「偶然の旅人」より)

  • 村上ワールドに短時間浸りたい方にオススメです。短編集なので一つ一つの村上ワールドに浸る時間がそこまで長くないので物事の合間合間に読めちゃいます。結末が尻すぼみなものもありますが、おもしろいです。

  • 村上春樹の短編集です。1990年代から2005年あたりまでに書いたまたは書き直したという24のお話が収められています。村上さんご自身も序文にあたって短編小説は心の墓標のようなものと述べておられるように、これまでの長編小説と短編小説は作品を作り上げていく上で密接に結びついているようです。
    村上作品の長編を全部を読んだわけではないのですが、確かにこのひとつひとつの短いお話を読んでいると自然に以前読んだ小説の一部分が呼び戻されます。あの小説の雰囲気だなあとか、この人はあの人物のようだと思いながら読んでいました。この中で「スパゲッテイ-の年に」の終りの文が至極詩的で素敵でしたのと「七番目の男」は大震災での大津波を予言したような情景だったので、印象に残りました。

  • 村上春樹の短編を初めて読んだ。短編の方が好きかも?

    順番ではなくて、気になるものから適当に読んでるのだけど、あんなに短いお話なのに読み始めと、読んでいる途中と、読み終わった後の感想、思いがこんなにめまぐるしく変わるのはなかなかないなあ、と。そしてやっぱり着地点が春樹だなあと。おもしろいです。
    全て読み終わっても、またきっと何度となく読み返すとも思う。なんとなく。

    あと、ピンクの装丁も好き。

    追記:「蛍」「偶然の旅人」良い!!

  • 『象の消滅』とセットで読みたくなる。
    何回も読めるのは良い短編集だと思う。

  • 安心して読める。文章が文章としてではなく概念として、私の頭の中へと伝わってくる感じが心地よい。この人ほど読みやすい文章を書く作家は、今の日本にはいない。東京奇譚集の作品はとくに1Q84っぽい。充実。

  • 村上春樹さんの言葉の選ぶセンス、言い回しや比喩は本当に天才的であると感じる。

    「その一文を伝えるために、その短編小説が書かれたのかなだろな」と感じるものがあり、その言葉の使い方や導き方がとても心地よかった。

    作品内容は過去の数種類の短編集をニューヨークの出版社がアメリカで発行するために抜粋したもので、その全てが素晴らしかった。

    あえて好きな順位をつけさせて頂くなら。
    全24作品

    1、偶然の旅人

    2、我らの時代のフォークロア~高度資本主義前史

    3、ハナレイ・ベイ

    4、トニ-滝谷

    5、ハンティングナイフ

  • 旅に出る時はいつも村上春樹 持参です。今夜もついつい夜更かししちゃいました。

  • 「ハナレイ・ベイ」
    少し泣いた。
    「我らの時代のフォークロア~」
    こんなせつない思いをしたことがあったような、なかったような。
    「嘔吐1979」
    なんのメタファーかものすごく、気になる。

    読み終わるのにすごい時間がかかったけど
    ハッとする表現がいくつもあって
    どれもすこしずつ悲しいのは
    いつもの長編と同じだった。

  • 引っ越して初めて行った図書館で見つけた本。
    「像の消滅」はだいぶ前に読んで、
    ボリュームにびっくりして、
    ちょっとひいてたんだけど、
    今なら読める気がして借りてみた。

    一日半かけて読みました。

    いろんな年代の短編を一気読みできてたのしかったー
    特に「中国行き~」は、なんとなく難解なかんじがして読み返せなかったんだけど、そんなことなかった。
    やっぱり「嘔吐~」と「蟹」は気持ち悪かったなぁ
    それと、「蛍」はやっぱり奇跡みたいにすばらしい作品だと思った。
    裏表紙の書評がぴったり。短い時間でいろんな感情に出会えて幸せでした。

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ニューヨーク発、24の短篇コレクション。

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