めくらやなぎと眠る女

著者 :
  • 新潮社
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  • Amazon.co.jp ・本 (500ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784103534242

感想・レビュー・書評

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  • 村上春樹さんの短篇集2作目。
    長篇の良さ、短編の良さ両方いいです。

    ノルウェイの森の一部も入っていて、どっちが先なのかなーと思いました。
    出典を見てもよくわかりません←

    短篇なのに、長篇と同じような読んだ!という達成感みたいな感覚です。
    1つ1つに存在感があって、ぞわっとしたり、すっきりしなかったり、考えたり、いろいろな雰囲気のバランスがちょうどいいです。
    短篇集という長篇でしょうか。

  • 村上春樹は設定と場面の切り取りがうまい。結果として、あるようで、なさそうで、という空気に仕立て上げる。

  • 『象の消滅』に続く第2の短篇選集が登場。初期の作品から『東京奇譚集』までを含む、著者自身が選んだ24の物語。本書は『象の消滅』以降から近年に至るまでに書かれた新しい作品も収録され、とある短篇の登場人物が劇中で書いていた小説を作品化した『蟹』までもが収められた贅沢な構成となっている。

    【九州ルーテル学院大学】ペンネーム:はま

  • めくらやなぎと、眠る女、バースディ・ガール、偶然の旅人、日々移動する腎臓のかたちをした石、の4作品はときどき読み返したくなる。

  • 象の消滅同様、アメリカで出版された短篇集の逆輸入版。
    東京奇譚集の中の作品が全部入ってるのと、螢、納屋を焼く、その他の短篇の中の作品もあって、読んだことがある話も多かったけれど、すごく良かった。
    嘔吐1979と、トニー滝谷と、バースデイ・ガールが特に好きだった。
    東京奇譚集に入ってる話は言わずもがな、どれも面白い。
    偶然の旅人、ハナレイ・ベイが特に。

  • 村上春樹の短編集。24もの作品を一気に読んだ。ロアルド・ダールを彷彿とさせるものも。。。

  • 偶然の旅人が好き。
    というかゲイが出てくる短編小説が好きなのかもしれない。
    姉と弟という設定もぐっとくる。

  • 2010年ブックハンティング選定図書。

  • スキのない選択。
    素晴らしい。

    東京奇譚集の作品は全収録!なんと!



    ***

    めくらやなぎと、眠る女
    バースデイ・ガール
    ニューヨーク炭鉱の悲劇
    飛行機-あるいは彼はいかにして詩を読むようにひとりごとを言ったか

    我らの時代のフォークロア-高度資本主義前史
    ハンティング・ナイフ
    カンガルー日和
    かいつぶり
    人喰い猫
    貧乏な叔母さんの話
    嘔吐1979
    七番目の男
    スパゲティーの年に
    トニー滝谷
    とんがり焼の盛衰
    氷男


    偶然の旅人
    ハナレイ・ベイ
    どこであれそれが見つかりそうな場所で
    日々移動する腎臓のかたちをした石
    品川猿

  • 再録や長編の原型とか断片交じりだけど読み返すみたいで面白かった。当時はわからなかったけど再読でちょっと理解できた話とかもあるし、村上春樹好きだなあ。とんがり焼きの盛衰が日本の文壇を表していたとは初めて知りました。面白く再読できた。

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著者プロフィール

1949年京都府生まれ。早稲田大学第一文学部卒業。79年『風の歌を聴け』で「群像新人文学賞」を受賞し、デビュー。82年『羊をめぐる冒険』で、「野間文芸新人賞」受賞する。87年に刊行した『ノルウェイの森』が、累計1000万部超えのベストセラーとなる。海外でも高く評価され、06年「フランツ・カフカ賞」、09年「エルサレム賞」、11年「カタルーニャ国際賞」等を受賞する。その他長編作に、『ねじまき鳥クロニクル』『海辺のカフカ』『1Q84』『騎士団長殺し』『街とその不確かな壁』、短編小説集に、『神の子どもたちはみな踊る』『東京奇譚集』『一人称単数』、訳書に、『キャッチャー・イン・ザ・ライ』『フラニーとズーイ』『ティファニーで朝食を』『バット・ビューティフル』等がある。

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