騎士団長殺し :第1部 顕れるイデア編

  • 1446人登録
  • 4.17評価
    • (118)
    • (116)
    • (53)
    • (4)
    • (2)
  • 115レビュー
著者 : 村上春樹
  • 新潮社 (2017年2月24日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (512ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784103534327

騎士団長殺し :第1部 顕れるイデア編の感想・レビュー・書評

  • 感想は下巻にて。

  • 早く、続きが読みたい。
    まだ、どんな風になっていくのかわからないけど、とても面白い。不思議なことが起きているはずなのに、すうっと物語に入ってしまう。知的好奇心もくすぐられる。まだまだ知らないことがたくさんあるなあ。

  • グレートギャッツビーに似てる

  • アマゾンに酷評が多いけれど、読むべき人間が読めばわかるしそれで良いと思う。『罪と罰』で馬が殴られ殺される場面が読む者を動けなくさせるように、『騎士団長殺し』にもそのような箇所がいくつかあり、それだけで読む価値があると思う。

  • 村上ワールド。何が起こるのか起こっているのか、さっぱりわからない。早く続きが読みたい。

  • 上巻の途中までは、著者がよく語っていた「物語の力」を信じていた。登場人物達も魅力があるように思えた。でも、下巻に入る前にはもう、期待したものはないな、と予想がついた。

    井戸や壁抜け、へんてこキャラなど、おなじみのモチーフが使いまわされても、セクシャルな描写が多めでも、そこまで胸の大きさに拘るか?!…という女子中学生が出てきても受け入れられる…なんとか。でも、どれもこれも功を奏してない。読み通すのが苦痛といった批判ではない。ただ、「1Q84」や「ねじまき鳥」や、それ以前のすべての作品からいつも受け取ることができた、「読み終えたときちょっとだけ世界がずれたような感覚」はもうなかった。

  • 物語の進み方はシンプルで読みやすい。
    ただ、『ねじまき鳥クロニクル』のような、
    時間と空間を行き来する物語構造の面白さは少ない。

    文体に浸れるなら楽しめるが、
    事件が起こるまでの部分は
    入り込めなかったら冗長に感じるかもしれない。

  •  いったい何がいけないのだろう?あまりに長い歳月、生活のために肖像画を描き続けたからかもしれない。そのせいで私の中にあった自然な直感が弱められてしまったのかもしれない。海岸の砂が波に徐々にさらわれていくみたいに。とにかく、どこかで流れが間違った方向に進んでしまったのだ。時間をかける必要がある、と私は思った。ここはひとつ我慢強くならなくてはならない。時間を私の側につけなくてはならない。そうすればきっとまた、正しい流れをつかむことができるはずだ。その水路は必ず私のもとに戻ってくるはずだ。しかし正直なところ、それほど確信は持てなかった。(p.71)

    「もちろんこの絵を描いたのはあなたです。言うまでもなく、あなたが自分の力で創造したものだ。しかしそれと同時に、ある意味ではあなたはこの絵を発見したのです。つまりあなた自身の内部に埋もれていたこのイメージを、あなたは見つけ出し、引きずり出したのです。発掘したと言っていいかもしれない。そうは思いませんか?」(p.299)

     私は台所に行って、雨田政彦にもらったシングル・モルトのオンザロックをつくり、それを手に今のソファに座って、雨田政彦のレコード・コレクションの中から、シューベルトの弦楽四重奏を選んでターンテーブルに載せた。『ロザムンデ』と呼ばれる作品だ。免色の家の書斎でかかっていた音楽だ。その音楽を聴きながら、ときどきグラスの中の氷を揺らせた。(p.434)

     それから私は日曜日に自分が秋川まりえに、離婚後の生活について口にしたことを思い出した。今までこれが自分の道だと思って普通に歩いてきたのに、急にその道が足元からすとんと消えて無くなって、何もない空間を方角もわからないまま、手応えもないまま、ただてくてくと進んでいるみたいな、そんな感じだよ。(p.498)

  • 始まり方がとくに好きだった。
    微睡みの中の物語のような。
    読むのに時間がかかりすぎて疲れてしまったけど、第2部への入口の最後も好きだなと思いました。

  • 待ちに待った村上春樹さんの新刊。過去の作品を思い起こさせるフレーズがちりばめられていて、なんというか一つの集大成のようにも思えた。

    この人の作品を読み始めるとスッと物語に入りこめるのは、いつも変わらない。何かが私を引きつけるのだろうが、それを詮索するつもりはない。知らないほうが、ずっと物語を楽しめるしね。

  • ライブの休憩中に読了。第2部を1日で読む時間が欲しい。

  • ワンパターン化した感のある村上ワールド。特に今回はゆるーい設定。安心して読めます。

  • 【No.55】「あなたはものごとを納得するのに、普通の人より時間がかかるタイプのようです。でも長い目で見れば、たぶん時間はあなたの側についてくれます」「四十歳という年齢は人にとってひとつの分水嶺なのだ。そこを越えたら、人はもう前と同じではいられない」「成功を収めたあとの人生というのは、往々にして退屈なものだ」「遠くから見ればおおかたものごとは美しく見える」「原因のない結果はない。卵を割らないオムレツがないのと同じように」「人は時として大きく化けるものです。自分のスタイルを思い切って打ち壊し、その瓦礫の中から力強く再生することもあります」「大胆な転換が必要とされる時期が、おそらく誰の人生にもあります。そういうポイントがやってきたら、素早くその尻尾を掴まなくてはなりません。しっかりと堅く握って、二度と話してはならない。世の中にはそのポイントを掴める人と、掴めない人がいます」「誰かと一緒に暮らすということが、ワタシの性格や生き方に合わなかった」「たとえどんな結果が出るにせよ、ものごとには必ず良い面と悪い面がある。良い面を見るようにしろよ。つまらん忠告かもしれないが、どうせ同じ通りを歩くのなら、日当たりの良い側を歩いた方がいいじゃないか」

  • 職業的肖像画家の「私」による一人称。

    作品の始めのあたりで、妻は帰ってくると示唆されているけれど、第1部が終わった段階では、どうやって物語が収束していくのか検討もつかない。

    印象的な文章が多すぎる。

  • You can enjoy this book in many ways, title inspired from Mozart's Opera, very page turning story, and real history mixed up. (Masato)

  • この物語はどこに向かうんだろう?相変わらずの美しい流麗な文章が心地よい。

  • 後半を読んで見ないと。

  • 好き
    穴、別れた妻、羊男的なもの、というなじみのモチーフに、絵を描くことを書いているのは、やっぱり知ってるな、と

  • 村上春樹の期待の新作。
    ハルキストなわけではないのだが、やはり手にしてしまった。

    読んでみて一言、やはり村上春樹である。
    この何ともこそばゆい性的表現など特にそう思う。
    果たしてこの部分は必要なのか?と思わせるぐらいに。

    物語に関してのあーだこーだは
    第二部を読み終わるまでとっておくことにしよう。

  • 走ることについて〜のスタイルが、主人公の画家の仕事のやり方によく似てるなあ。

  • セックスの話題満載であるが、最後の方で騎士団長という絵の中の人物が出てくる。自分の子供かも知れないという金持ちから少女の自画像を描き始めるというところで終わっている。
     これだけではノーベル賞受賞はむずかしい。

  • [ぐさり,じんわり]妻から突然の離婚を突きつけられた肖像画画家の「私」は,しばらくの旅に出たあと,小田原郊外の一軒家に移り住む。久しぶりに自分自身のための作品に取り掛かろうとするのだが,ある日,「私」は屋根裏部屋で誰の目にも触れられてこなかった1枚の絵を発見し......。著者は,『1Q84』や『海辺のカフカ』等の長編を世に送り出し続けてきた村上春樹。


    近年の村上春樹氏の長編小説の中では最も個人的に好きな作品。現代的怪異譚とも言えるストーリーが引きしまった文体に乗り,ぐいぐいと物語世界に引き寄せられていきました。このご時世,新刊の発売自体がちょっとしたニュースになり,その内容や記述も多くの人によって精査され批評されるというのは改めてとんでもない話だなと思うのですが,もっと純粋な(そして,ともすれば浅はかな)ところで,自分はこの人の作品がやっぱり好きなんだなと改めて再確認させられました。

    〜「この世界には確かなことなんて何ひとつないかもしれない」と私は言った。「でも少なくとも何かを信じることはできる」〜

    またどこかで読み返すことになりそう☆5つ

    (※本レビューは第1部及び第2部を通してのものです。)

  • 「海辺のカフカ」が最後に読んだ村上春樹の長編だった。あまり良い読者ではない。

    第一部だけでは、何とも言えません。

全115件中 1 - 25件を表示

騎士団長殺し :第1部 顕れるイデア編に関連する談話室の質問

騎士団長殺し :第1部 顕れるイデア編を本棚に「読み終わった」で登録しているひと

騎士団長殺し :第1部 顕れるイデア編を本棚に「積読」で登録しているひと

ツイートする