騎士団長殺し :第2部 遷ろうメタファー編

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著者 : 村上春樹
  • 新潮社 (2017年2月24日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (544ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784103534334

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騎士団長殺し :第2部 遷ろうメタファー編の感想・レビュー・書評

  • 結局最後までダラダラと話が続いていく。終盤の主人公が地下にもぐったあたりからはどんどん読むのが苦痛になっていった。第1部でのいろいろな謎も結局中途半端な解決(読者個々の想像でということなのだろうか)。無駄な描写(私が思うだけかも)や関係ない過去のエピソードの繰り返しなどがなければもう少し短くて1冊で収まったのでは?
    読み切って思ったのは(前作の時も少し思ったが)、村上春樹は合う人にはとても合うけど、合わない人には全く合わないのではないか。そして私は後者である。

  • 6年暮らした妻と突然の別れ。他の男と関係を持つと、肌を合わせなくなるのは当然の事か?不思議と心は繋がっていそうなところに希望が持てる。美少女の肖像を描くということが主人公の生きがいとなっていく。試練を乗り越え、画家として一皮むけた作品が作れるようになっていく。

  • ねじまき鳥みたいだったね。けっきょく。
    そんな気がしてたけど。

  • なんだろう、思ってもみなかった結末だった。
    村上さんの作品はいつも現実から遠く離れた感じがあったけど今回の作品は現実というか、普段の生活に近かったので驚いた。
    まだまだいろいろな村上さんの作品を読みたいなぁ。

  • 以下、適当な備忘録


    主人公は「私」。30代後半の、職業画家。
    芸術的な画家ではなく、社会的成功者の「肖像画」を描く。
    子供はなし、妻がいます。
    妻から「浮気している。離婚しよう」と言われ、ショックを受けて、小田原の山の上の一軒家に落ち着く「私」。
    その家の屋根裏から、隠された名作絵画「騎士団長殺し」を発見してしまう。
    そこから奇妙な出来事が起こり始める...。

    近所の謎のダンディ金持ち中年、「免色さん」が登場。
    このメンシキさんには「自分の娘、なのかもしれない」という13歳の少女がいる。
    そして、その子の暮らしている家を、遠くから覗くためだけに豪邸を買い、ひっそりと暮らしている。

    #

    「騎士団長殺し」の作者は、若い頃にウィーンでナチ高官の暗殺計画に関わったという。
    だが、それは失敗し、最愛の女性は囚われて殺されてしまった...。
    この絵は何を表しているのか?

    #

    そして、作者の弟は、日中戦争に従軍、南京大虐殺を経験。
    帰国後に自殺してしまったという...

    #

    「騎士団長殺し」という絵画を覆う謎と、メンシキさんという新しい知人の不思議さ。
    夜中に聴こえる謎の「鈴の音」。
    庭に昔からあったらしい、謎の「穴」...。
    不気味な出来事の挙句、主人公の前に、絵画から抜け出した「騎士団長」が現れ。「イデア」であると名乗る。

    #

    送られてくる離婚届。
    メンシキさんが「娘かも知れない中学生」に近づくための片棒かつぎ。
    だが、その娘が行方不明になる...
    一方で、「騎士団長殺し」の作者は、痴呆化している老人だったが、危篤状態に...。

    #

    娘の行方を捜すために、「遷ろうメタファー」の国へ旅立つ主人公。
    狭い、苦しい、潰してくる洞窟の世界。
    この苦しさと、主人公が、亡くした妹や、妻を思って、「他者と繋がろうとすることを信じる」という気持ちがわきあがるところは、僕は凄くなんというか、共鳴しました。鳥肌もの。
    この表現力、これは、凄いと思います。
    こんな筆力の日本語使いが、生きている人で、誰か居ますか?僕は居ないと思います。

    #

    良く判らないけど脱出、自宅の庭の謎の穴に生還。
    娘も戻ってくる。メンシキの家に隠れていた。
    離婚しそうになっている妻と再会。
    妻は誰の子か判らない謎の子を妊娠しているが、ふたりは元さやに納まる。

    #

    数年後、みんなそれぞれ元気にやっている。どっとはらい。

  • なんて感想を書くべきか。
    「村上春樹らしい作品だった」
    って、まとめちゃうと安易すぎる気がするし。

    第1部の伏線を回収していってるはずなんだけど、深いところまでは拾ってない(ような気が…。ただ、自分の読み込みが甘いのかもしれないが。)

    読み手にとっては、日常的な舞台だから読みやすさはあるけど、どこか浮遊感。(生活してる描写はあるけど、どこか非日常感があったり。)
    (生活臭が一切ないモデルルームみたいな)

    そして、一語一句狙ってる感が強く感じた。
    前まではふと出てきた台詞って感じだったけど、今回は「考えて、考えて、頭のなかで捻って、校正して、やっと紡ぎだした」って感じかなぁ。

    どちらにせよ、楽しく読むことはできた。

  • いや、私、村上春樹の小説は無条件なので…(笑)。

  • 村上春樹の作品を読んでいる人なら、
    村上春樹がメタファーという言葉が好きなのは
    知っていると思う。あいかわらず、その世界観に
    引きずりこまれるのはさすがだけど、
    前作や前々作に比べると、そこまで面白くなかったと思う。

  • 面白かった。飽きることなく読めた。

  • 村上春樹の騎士団長殺しを読みました。

    久しぶりの長編小説で、語り口は面白く読んだのですが、エピソードの納得性にちょっと不満を感じました。
    村上春樹の物語は言葉での説明はされず、エピソードが積み重なることにより物語の立体感が出てくると思っていますが、この物語ではエピソード間の整合性があまりとれていないように感じました。

    その結果、消化不良のエピソードがたくさん残った平面的な物語になってしまったと感じました。
    ちょっと残念です。

  • 印象的な箇所から引用

    「すぐれたメタファーはすべてのものごとの中に、隠された可能性の川筋を浮かび上がらせることができます。優れた詩人がひとつの光景の中に、もうひとつの別の新たな光景を鮮やかに浮かび上がらせるのと同じように。言うまでもないことですが、最良のメタファーは最良の詩になります。あなたはその別の新たな光景から目を逸らさないようにしなくてはなりません」(p.373)

    「心をしっかり繋ぎ止めなさい」とドンナ・アンナは言った。「心を勝手に動かさせてはだめ。心をふらふらさせたら、二重メタファーの餌食になってしまう」
    「二重メタファーとは何なんだ?」と私は尋ねた。
    「あなたは既にそれを知っているはずよ」
    「ぼくがそれを知っている?」
    「それはあなたの中にいるものだから」とドンナ・アンナが言った。「あなたの中にありながら、あなたにとっての正しい思いをつかまえて、次々に貪り食べてしまうもの、そのようにして肥え太っていくもの。それが二重メタファー。それはあなたの内側にある深い暗闇に、昔からずっと住まっているものなの」
    (pp.375-376)

    免色は言った。「この人生にはうまく説明のつかないことがいくつもありますし、また説明すべきではないこともいくつかあります。とくに説明してしまうと、そこにある一番大事なものが失われてしまうような場合には」
    (p.404)

    私はおそらく彼らと共に、これからの人生を生きていくことだろう。そしてむろは、その私の小さな娘は、彼らから私に手渡された贈りものなのだ。恩寵のひとつのかたちとして。そんな気がしてならない。
    「騎士団長はほんとうにいたんだよ」と私はそばでぐっすり眠っているむろに向かって話しかけた。「きみはそれを信じた方がいい」
    (pp.540-541)

  • 免色渉と娘かもしれない秋川まりえ。
    私とゆずと娘かもしれない室(むろ)。
    雨田具彦と騎士団長殺し。
    ジャガーとプリウスとカローラ。
    フォレスターの男。
    雑木林の中の穴。

  • ほぼ駄作。

    前半で広げまくった風呂敷が全く畳まれずに終わり。

    ファンタジーだから、理屈のない不思議なことがあるよね。
    の一言で終わってしまうような、まさに投げっぱなしジャーマン状態。

    多分、読む価値のない小説です。

  • あれっ、珍しくきちんと大団円で終わったなぁ、村上春樹って、いつもこんな小綺麗に終わってたっけ??と驚いたのが最初の感想です。
    そして、他の作品のラストシーンを思い出そうとしたけど、全然思い出せない私であった。記憶能力がポンコツ過ぎる…

    いつも村上作品はあっという間に読み終わってしまうのに、この本はいつになく読み終わるのに時間がかかりました。
    でもつまらなかったわけではなく、おもしろかったです。

    騎士団長の変なしゃべり方にハマりました。
    「あらないよ」がクセになります。
    顔ながとのやりとりもおかしかったし、変なキャラの絶妙なヘンテコかげんを表現するのが、この著者は昔っから上手だなぁと思う。
    主人公が騎士団長がいなくて寂しがるシーンがいくつかあったけど、私も寂しく感じました。

    ただ、読んでいてずっと、「何度も読んだことのある懐かしい物語」っていう感じがしてなりませんでした。決してありきたりなストーリーじゃないのですが。

    最初は村上さんの他の作品と似てるのかな、ハードボイルドワンダーランドだろうか、羊だろうか、なんて考えていたのだけど、最後の方でハタと、「そうか、子供の頃にたくさん読んだ童話と似ているんだ」と気付きました。
    北欧神話やアンデルセン童話のおなじみのパターン。
    何かを動かしてしまったことで何かが起動し、それがきっかけとなってお姫様がさらわれてしまい、王子が助けにいく、ってやつです。冒険の旅に出るやつね。
    あるいは、不思議の国のアリスとか。
    だからこそ、ラストの童話的な綺麗な終わり方を読んで、「村上春樹っぽくない」って思ったのかもしれません。
    キャンベルの神話論的展開そのままなので。

    でも、いずれにせよ、味付けはハルキテイストいっぱいで、読んでて本当に楽しかったです!

    二重メタファーが怖い、ってところでは思わず笑ってしまいました。私はずっと知的で素敵なものだと思ってたわ~。
    でも、確かに二重メタファーだらけの小説ってうっとおしいかも。

    2か所、まるで自分のことを描かれているように感じたところがありました。

    ひとつは免色さんのせりふ。
    彼はもちろん私とは共通点がまったくないキャラクターなんですが、そんな彼がふと「自分の人生は間違っていたのかもしれない、無意味なことばかりやってきたのかもしれないと思うことがある、自分がただの無であるように感じる」と言った言葉がなんだかグサリときました。
    主人公は驚いていたけど、私は「少し分かるかも」と思ってしまった。
    そんな自分がちょっとだけ悲しかった。

    もうひとつは、主人公が、震災のあと、「言葉を失ったまま、テレビの画面を何日も眺めていた」というところ。私もそうでした。
    私は、被災地といわれる地域の中で、被害がほとんどないところにいたのですが、日常が戻ってきた頃に「あの当時はテレビのニュースから目が離せなかった」と会社の同僚などに言うと、やや批判的な反応をする人が多くて驚きました。「私はむしろ見ることができなかったよ」「あんまり見ないようにしてた」「見るのが悪い気がした」と、とがめるように言われることが多く、興味本位で見ることへの怒りみたいなものを感じました。そういうのとは違う、と言いたくても自分でもうまく説明できなかったんですが、この本のこの部分を読んで、そうなんだ、あの時はただ言葉を失ってたんだ、でも、心の中では静かに激しく何かが起こっていたんだ、と思いました。

    読んでいて、この部分は蛇足というか、物語の流れ的にちょっと違和感があるような気がしたので、村上春樹さんはあの頃の気持ちをどこかに記しておきたかったのかな?なんて思ったりもしました。

  • 今まで村上春樹さんの本を読んで、これほどすとんと彼のメッセージが心に響いたことはないかもしれない。
    そして、彼の作品の中でこれほど「いいなぁ」と思ったものはなかったかもしれない。

    本を閉じた瞬間に思い浮かんだのは、大好きなアイルランドの言葉 'Your feet will bring you to where your heart is.' ’Without knowledge of the past we shall lose the future.'
    そして、リンカーンの言葉 'Where there's a will, there's a way.'

    根拠なく自分で勝手に思いこんで、ネガティブな思いを募らせ、黒い感情に支配されてはいけない。
    もやもやした気持ちや、失敗、負の出来事にふたをして見ぬふりをするのではなく、ちゃんと向き合って、できれば学びを見つけたい。
    (どうしても折り合いがつけられないときは、「きっと時間が解決する」。おそらく。)
    世の中には本当の情報も間違った情報もあふれているけど、自分の目で見たもの、聞いたことを信じていきたい。
    それをどこまでもまっすぐに信じて、自分の心に正直でいれば、きっと自分が進むべき道も見えてくるし、幸せになれるんじゃないだろうか。

    そう、その道のりは苦しいかもしれないけど、「自分の本当の心があるところに導かていく」のだし、「意志あるところに道は開ける」のだから。

    全部で1,000ページ超。その本の厚さにひるんだけど、読んでよかった。
    1部はちょっとしんどくて、何度も寝落ちしそうになったけど、それを含めてずっと記憶に残る本になると思う。

  • 騎士団長のキャラが魅力的だっただけに第二部は期待はずれ。ユズとむろとしあわせになってねとしか言えない。多分今度こそもう村上春樹を読むことはないだろう。

  • 第二部というか後編。
    う~ん。村上春樹の世界の登場人物ってなんか生活臭がしないんですよね。食べる描写も性描写もあるんだけどなんか…きちんと地に足をつけて生きてる感じがあまり無い。まあ出てくる人達がちょっと特殊な生活を送っていていわゆるサラリーマンとかじゃないからかもしれませんが。

    良い年した男性主人公はワンダーランドで抽象的概念と冒険を行い、少女は実に現実的な世界に捕らわれながら問題を解決していくという… うん、女性は年齢にかかわらず現実的って事なのか?ウウムゥ。で、彼の冒険と彼女の救出は何か関連があったのか?
    実際問題、騎士団長はあの場面でファクターとして出てこなければいけない存在だったのだろうか?なんて考えちゃいましたよ。

    個人的にはあれだけの説明で離婚を承諾したり、復縁したりできる主人公夫婦が全く理解できませんでしたが… まあそう言う意味でも割れ鍋に綴じ蓋なのかも?なので夫婦どちらもなんだか変な人達…と思ってしまい好きにはなれませんでした。
    そう言えば村上春樹の作品で主人公に子供が出来るって珍しいかもしれない。まあ今回の子も精神的にはどうだかわかりませんが主人公の子?と断言できるかどうかは難しいのかもしれませんが。

    というわけで現実離れした主人公夫婦よりも免色さんと叔母さんのその後が気になりました…。免色さん、カネモでオシャレで頭は切れる…とかあるからなんとなく印象が悪くないですがよくよく考えるとNATOだかで使用されているとか言うごっつい双眼鏡で他人の家を覗いてる変質者だもんな。村上春樹流の綺麗な文章に流されちゃってるけど結構な危ない人だった。亡くなった母親の元恋人だった…とか娘が知った辺りで修羅場だろうな、ウン。個人的には娘ちゃんに主人公が本当の事を伝えないのもなんか裏切りのように感じたなぁ。後で先生はあの時免色さんの秘密を知っていた…と娘ちゃんが知ったら。絶対に、絶対に許さないだろうな。
    でもまあ主人公は元さやに収まって幸せそうってのがさらに…うん、なんだかな、と思ってしまったというか。オイオイ、それで良いのか…とちょっと思ってしまいました。ハイ。

  • 全編を読み、これまでの数々の村上作品のエッセンスが詰め込まれた内容だと思いました。
    お得意の暗示も最後の方になると、主人公の言葉で解き書かされる事柄が多く、今までの小説より、読み易く感じました。読んでいくうちに内田先生(内田樹)の言葉を思い出しました。邪悪なものに遭遇したときにはどう振る舞ったらいいか…どうしていいかわからないけど何かしないと大変なことになる状況を察知することが大事である。
    主人公は友だちの父である高名な画家、雨田具彦の描いた騎士団長殺しの絵に出逢い、その後不思議な現象が展開してゆくことでこのような大変な状況に巻き込まれたことを察知します。雨田具彦は高齢で死の床を彷徨っているのですが、絵の中には彼の封印された 魂が眠っていたのでした。その絵から抜け出てきたようなミニチュアの騎士団長が導くのは冥界の入り口。騎士団長をやっとの思いで刺し殺した先にいたのは、やはり絵の中にいた顔なが。顔ながを捕まえメタファーの通路へ踏み込んでいくことになります。不思議の国のアリスの世界か、三途の川を渡る中陰の世界を意味するものか、主人公が異界を旅した4日間はファンタジックで引き込まれます。探していた秋川まりえも同じ頃、一人で冒険をして迫る危機に立ち向かっていたのです。勇気ある賢い女の子であるために。過酷な旅を経験し、元の世界に帰ってきた主人公に持たらされたのは恩寵でした。信じる力があり守るべきものがいる自分。最後に東日本大震災にも触れた内容になっています。理不尽な暴力的な世界。世界中で常に絶えない争い。避け難い自然災害等…人間は弱い存在ですが、それでも一人一人侵されない魂を持って生きています。
    エルサレム賞受賞のときの講演の「壁と卵」。村上さんの言うところそのものの物語でした。

  • 今回は、すんなり終わった印象でした。

  • 第1部は読むのに時間がかかったが、第2部は一気読みでした。
    山場が幾度もおとずれます。
    いくつか章の前後で同じセリフが繰り返されているのですが、これは新しい試み?まるでTVドラマが良い所にさしかかった時のCMの前後のよう。
    結構ハラハラしながら読みました。
    終わってしまえば、ああ面白かったですが、エピローグはどう決着したのか謎のまま。読み手にお任せ?

  • わたしには信じる力が備わっているからだ

    胸を突かれる言葉だなぁ。
    村上春樹の話はいつも去っていった女性にまつわる何かだと思ったけど、戻ってくることもある。
    この人の小説こそイデアとメタファーのカタマリだよ。

  • とてもよく書けていると思うし、面白かったのだけど、異界との接点が強引過ぎて付いていけません。意味も解りません。村上氏の小説には良く出てきますが、私はこういうシュチュエーションになった途端理解不能に陥ります。誰かに解説してほしい。

  • とてつもなく不思議な物語だった。
    雨田具彦の「騎士団長殺し」の絵があってこその内容なんだろうけど、
    んんん、ファンタジーなのか?

    クエスチョンマークがいっぱいになりながらも、ページをめくる手は止まらなかった。
    不可思議な先が知りたいから。

  • 村上さんはこの作品を書く必要があったのだろうが、
    やはり深く遠いところへは連れて行ってもらえなかった。
    人工知能が描写する”村上春樹風小説”みたいで残念だった。
    「風の音に耳を澄ませて」には”歌が聴けるのか?おぉーーーっ!!”と自分の中では一番盛り上がった。

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騎士団長殺し :第2部 遷ろうメタファー編の作品紹介

その年の五月から翌年の初めにかけて、私は狭い谷間の入り口近くの、山の上に住んでいた。夏には谷の奥の方でひっきりなしに雨が降ったが、谷の外側はだいたい晴れていた……それは孤独で静謐な日々であるはずだった。騎士団長が顕(あらわ)れるまでは。

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