凶悪 ある死刑囚の告発

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  • 新潮社 (2007年1月17日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (239ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784103540212

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凶悪 ある死刑囚の告発の感想・レビュー・書評

  • 事件モノって結構気になる。
    映画の広告を見て、原作もあるとしって早速借りてみた。

    ノンフィクション、記者が書いた事実の話。

    読んでみて、実はフィクションの方が好きなんだと改めて知る。
    事実は事実で、恐ろしい話なんだけど、
    感情移入がまったく出来ないというか、
    事件になる過程だの、その時の感情だの、
    そういうものが詳しく書かれてるフィクションの方が好き。

    それを知る事が出来て良かった。

  • 映画で知った。
    極悪でした。実際にあった事件だから感想というかなんというか。ミステリーよりもはらはらする。

  • 映画の原作で、なんと実在する死刑囚による殺人事件の告発。
    しかも首謀者は塀の外。
    サスペンス小説だったら十分に面白い内容ですが、事実だと考えると恐ろしい。
    こんな高度な文明社会においても、人間を消すことがこんなに簡単にできるだなんて・・・。
    そして有罪と無罪のボーダーについて考えさせられました。
    糖尿病やアル中にお酒を与えることは罪に問われるのか。
    身寄りのない人間の世話をして、遺産を受け取ることは罪なのか。
    そこに悪意や計画性があったことを誰が証明できるのか。
    読んでいて気分のいい作品ではありませんでしたが、気になって1~2日で読んでしまいました。
    レンタル始まったら映画も借りて観てみます。
    リリーフランキーの大量殺人犯ははまり役だと思う。
    表裏があってのらりくらりとしたサディスティックな不動産ブローカー。

  • 映画の原作として読んだ。
    実際に起きた内容なのだが、本当にじわじわとくる怖さ。
    まさに事実は小説より奇なり。
    始まりは拘置所に勾留中の死刑判決を最高裁に上告中の1人の男の手紙だった。
    新潮社のジャーナリストである著者はその男の話から、全ての黒幕として、その男が復讐し罪を償わせたい1人の先生と呼ばれる男の調査を始める。
    その先生と呼ばれる男の周りでは次々と人が失踪、自殺、変死をとげる。
    先生は、自らは手を下さず、資産になりそうな土地を持ち、孤独で近所や親戚との付き合いも薄い、しかもアル中や持病もちや老衰でいつ死んでも怪しまれない人ばかりを狙って関わりを持ち、巧みに恩を売って本人も少ない身近な人間にも怪しまれないようにする。
    告発した男も先生と呼ばれる男もどちらも少年の頃から普通でない人生を送っている。
    どこか闇の世界でしか生きていけない、生きようとしない人間の哀しさというか、情けなさを感じた。
    必要悪なんだろうか?
    大金を持ちながらも、いつも何かを脅しながら、そして怯えながら生きているそんな人が実は自分の身近にもいるんだと思うととても怖い気がする。

  • 殺しの場面を映像としてあまり観たくなかったので、あえて原作を読む。平成18年でこの本は終わってるけど、その後先生がどうなったかが一番気になるところ。世の中知らない間に沢山の人が闇に葬られてるんじゃないかと、ほんと怖くなった。

  • 映画を観る前に。
    気分悪くなるので、ちょぼちょぼ読んだ。
    映画はどうだろうか…。

  •  尼崎の事件の前では、この事件も霞んで見えます。

  • 事実は小説より奇なり。隣県でこんな凄い事件が起こっていたなんて、驚きでした。この世には怖いことがいっぱい潜んでるのね。その後が気になります。文庫本版を読んで確認しよう。

  • 本当の悪は捕まらないのかな?

  • ほんとうにいとも簡単に人は消える。そして警察の怠慢で事件性がないと判断されるとまったくのゼロとなってしまう現実。
    実はバレていないだけで、こうして埋もれている事件がいくつあるんだろう。本書では死刑囚が余罪を告白するというところから始まる稀有なケースだ。しかも実話である。
    このようにして告発しないと角田美代子(個人的におそらくあれは別人だと思う)や愛犬家殺人の関根元のように、今日も粛々と人を消す作業を行う連中が減らないということか。なんという世の中。

  • 『ぼくらの頭脳の鍛え方』
    書斎の本棚から百冊(佐藤優選)62
    社会・経済についての知識で、われわれが置かれた制約を知る
    編集者が書いた画期的なノンフィクション作品。

  • 犯罪もののノンフィクションですぅ~。
    どうも、こういう類の読み物が多い気がする。。。

    読んで字のごとく、ある死刑囚が「自分も悪いが実はもっと凶悪な人物(センセイ)がいて、自分はそいつに頼まれて殺人をやったんだ」と告発するんですね~。

    んー。
    不動産がらみの殺人なんだけど、金になるからって爺ちゃん婆ちゃん殺しちゃいけないわよね~。
    でも、センセイって言う影の大物がまだ世の中にはびこってるって言うのはもっと許せないわ。
    そんなに金欲しいか?!

  • 冷たい熱帯魚 の話とところどころでかぶっていた。
    しかしこんなにも殺人事件が見過ごされているんだなーと驚き。

  • 続きは?!と言いたくなる告発本。「先生」は逮捕されたのかな…。「ミニユンボ」のくだりに背筋が凍ります。暑さにかまわず窓を閉め、鍵をしっかりかけて読み切りました。耳をすませば、日の沈んだ山の方向から土を掘り返す音が聞こえそうで…。
    真実の行方、死刑囚の心理、警察の対応、どれも本当だと思いたくない。

    あらためて本屋さんで確認したら、文庫本には「先生」の裁判の様子が書かれた最終章が加筆されているようです。これから読む方は、単行本より文庫本が良さそうですね。

  • 想像を絶する連続殺人の告発。
    告発者は2件の殺人事件で起訴され、既に高裁で死刑判決を言い渡された極悪の元やくざである。
    重犯罪を繰り返してきた告発者の死刑囚は、今回の逮捕の裏側で、約束を反故にした“先生”に怒りを覚え、告発するに至った。
    “先生”は約束を破り、今もなお平然と善人を装い続ける。
    少なくとも、任侠道を生きてきた死刑囚にとって、彼の弟分を守ってくれなかった“先生”が許せなかったのである。
    ただただ、この本に記載されている余罪の数々が気づかれぬまま闇に葬れていたことに驚きと、憤りを感じる。

  • 先日 テレビで事件の報道をしていて
    この本も紹介されていた

    そこで、すぐに図書館で予約したのだが
    すでに長いウェイティングリスト
    やっと順番がめぐってきて読んだ

    事実は小説より奇なり
    驚いた

    最初に報道されたのは
    平成17年10月18日号の『新潮45』(平成17年11月号)
    これを受けて メジャーなテレビや新聞も報道したらしい

    隠れた主犯とされた「先生」も
    実名で反論記事を書いたらしい
    平成17年11月10日発行の『週刊文春』

    これらの雑誌の記事を読みたくて
    近所の図書館で検索したけれど
    古すぎて保管されておらず、取り寄せてもらった

    (後に追記)
    文春では、本当に三上静男という名前と顔写真入りで
    実名独占告白と銘打った記事が載っていた

    『新潮45で「3人を殺した主犯」と名指された私』(pp.35-37)

    反論だけれど、すごく強い主張も感じられず、
    名前と顔を出しながら、この対応に驚いた
    なぜ名誉毀損で訴えないのだろう?

  • 元ヤクザである後藤良次死刑囚が、未だ事件になっていない連続殺人を獄中から告発した、いわゆる『上申書殺人事件』。
    本書には、死刑囚から最初にそれを告白された新潮の記者が、裏付けを取っていくうちに告発が本物だと確信するに至り、その事件の全貌を捉えるまでが丁寧に描かれている。

    やり方をひとつ間違えれば事件はまた闇に葬られてしまうし、もしかすると記者本人の命だって危ないかもしれない。
    そんな状況下で、後藤の言い分を鵜呑みにせず、必要とあらば、後藤が隠そうとしていたことまで暴きながら真実に辿り着く様は、読んでるこちらもハラハラしっぱなしである。

    そして、その臨場感に加えて本書が良いのは、ともすれば、情報提供者である後藤寄りになりそうなのに、後藤を「事件を告発して懺悔した殊勝な死刑囚」などとは扱わない、フェアな視点にある。

    大した検証もせず、取材に協力的で自分に懐いた殺人犯の死刑反対を声高に叫ぶ某人は、これを100回読むといい。

  • ある死刑囚が、他にも殺人を犯していると告白し、それを検証するドキュメンタリー。

    共犯者はノウノウと娑婆にいるという。

    小説のような話だが、引き込まれてしまった。

  • 死刑が確定したのち仲間に裏切られたと今までの事件になっていない多数の殺人を告白した戦慄の内容です。

  • この告発が本当であればとても恐ろしい事だし、世の中にこのような事をしている人間がいるがまだまだいるなんて聞くとぞっとする。はやく解決してほしい。

  • 死刑の確定した男が、警察に把握されていない余罪を打ち明けた。
    全ては首謀者を裁きにかけ、復讐するために。

    未だ解決していない事件なだけに、今後が気になる。

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凶悪 ある死刑囚の告発の作品紹介

「他にも人を殺しています。警察は把握していません」。死刑判決を受けた男が、獄中で衝撃の自白を始めた。被害者は複数人、首謀者はまだ娑婆にいる-はたして、奴の話は本当なのか!?闇に葬られた殺人をよみがえらせ、警察も動かした衝撃の取材記。

凶悪 ある死刑囚の告発のKindle版

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