微熱少年

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著者 : 松本隆
  • 新潮社 (1985年11月発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (205ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784103605010

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微熱少年の感想・レビュー・書評

  • 私の場合、小・中学生のときに聴いていた歌謡曲で心地いいなあと感じたものは、大抵「作詞家:松本隆」だったりします。例えば、松田聖子の「赤いスイートピー」とか。さて、この本ではどんなことを書かれているのか興味津々です!読んでとても楽しかったです。特に言葉の使い方が。ああ、こんな表現の仕方があったかあと思わず何度も読み返しました♪ ただ、1966年頃なので当時がどんな時代だったのかあまりよくわかってないので、当時流行っていた歌手や歌や映画の名前がでてきてもいまひとつ感情移入できなかった部分があることも確かです。同世代の人だったらより感情移入して内容を楽しむことができたでしょうね。ふと思ったのはこういう本は単に活字だけでなく、挿絵や歌や地図情報、当時の風景を差し込んだマルチメディア的な本にすると時代を超えて楽しめるのではないかと思いました。

  • 文章がきどっててあまりすきじゃなかった

  • 永遠の青春小説。松本隆の言葉を存分に楽しめる作品。

  • 作詞家の小説。
    羨ましい高校生活である。
    満足度6

  • 言わずと知れたはっぴいえんどのドラマーで、現在は作詞家として活動する著者による初の小説。

    舞台は1965年の夏から1966年の夏。
    主人公は16歳で、私立大学の付属校に通う男子高校生である。

    設定からも著者の自伝的小説であることは明白だが、文中には著者の言葉選びのセンスが遺憾なく発揮されており、まるで完全なフィクションを読んでいるかのような、ある種の浮遊感を感じることができる。
    ビートルズの来日と共に訪れる主人公の微熱の終焉は甘酸っぱさと孤独と希望に満ちていて、遥か彼方を前に佇んでいる少年の姿に、過去の自分を重ねる読者も多いのだろうと思う。

    この作品が発表された1985年、著者は36歳であり、作詞家として斉藤由貴らを手掛けていた頃である。
    20年後の微熱少年はやはり微熱を抱いたまま、独自の世界観を詞の上で表現しており、それは本書の出版から15年が経った現在も変わりない。

    ・主人公の暮らしぶりから、昭和30年代を東京で暮らしたホワイトカラーの子女たちの学生生活や遊びを見ることができたこと
    ・“風街”の由来に触れられた記述
    ・帯にある吉本隆明による書評
    なども、個人的には興味深かった。

  • 青春小説。音楽と言葉を感じる。
    行ったことのない60年代の空気を呼吸した気がする。

  • ショートケーキが並んで歩いてるみたいな情景は多分だれもが持っていて、きゅんとした

  • -この小説がタイム・マシンになって、あのブルー・グレイに彩られた時代の風の中に読者を誘えたら、作者としては本望です-

    東京・青山に住む16歳の少年の目からみた、夏休み、ビートルズ、女の子のこと。アラフォー世代は、作者の意図にまんまとはまるはず!余談ですが、この本発売から少し遅れ、青山のTwin Towerに、ヴーヴ・クリコ・ジャンパン・カフェができた頃、ゴミ捨て場に、「微熱少年」のテープ(音声ブック)が大量に破棄されていた、といって、友人が一つもってきてくれたことがあったっけ。売れなかったのかな???それはさておき、「ベティーブルー37℃」=「微熱」、が作られたのもまさにこの頃だし、なんか時代は微熱だったなあ・・・と感慨深い。

  • この人の言葉のチョイスが、大好きで。
    でもやっぱり、小説というかたちより、音楽と一緒の方が似合ってるというか、私は好きです。

  • 日本を代表する作詞家・松本隆(元はっぴいえんど)初の長編小説です。
    本を手に取ってその重みを感じ、この中に松本隆の言葉が200ページにわたって詰まってるって考えるだけで、ドキドキする。

    物語の舞台は1960年代で、海で知り合った年上の女性、偶然出会ったミステリアスな美少女との、まさに微熱のような淡い恋が描かれています。
    主人公の『ぼく』がバンドでドラムをやっていたり、ビートルズの来日公演が物語終盤の大きなポイントになっていたりと、松本隆本人が過ごした青春時代との共通点がたくさん出てくるので、多少の脚色はあれど、限りなく私小説に近い内容になっているのではないでしょうか。
    独特の素敵な比喩表現も沢山散りばめられていて、本の帯に書かれている通り”詩小説”とも呼べる作品です。

    残念ながら現在絶版なのですが、たまに古本屋で見かけますので、そのときは是非。

  • 音楽家の感性で進むストーリーは面白い。

  • 簡単なことさ、まず考える前に触れてみる、そこから何かが始まるのさ。

  • 高校生の時に何度も読んだ小説。主人公と自分がリンクして嵌まり込んだ。著者の実体験からなる小説だとは思うが、こんな高校生に当時は憧れた。音楽熱もここからスタート。

  • 幼少期、大瀧詠一を死ぬほど聴いて育ちました。不朽の名作「LONG VACATION」での"松本美学"に魅せられた者としては、「雨のウェンズデイ」の元ネタとおぼしきエピソードなどが散りばめられた本作は鳥肌もの、でした。大学時代に読んでて良かったと思える青春の一冊。

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