最後の昼餐

著者 :
  • 新潮社
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本棚登録 : 107
感想 : 16
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  • Amazon.co.jp ・本 (207ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784103612049

感想・レビュー・書評

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  • 第27回アワヒニビブリオバトル「心に残る絵本」で発表された本です。
    チャンプ本
    2017.07.04

  • 娘の結婚、還暦、癌の宣告。それでも人生を楽しみたいとパートナーと過ごす料理三昧の週末。作るのは主にイタリア料理。それを妻が絵日記にし、夫がエッセイをつけた。積極的に日常を楽しむ夫婦の随筆集。
    (1997年)
    — 目次 —
    1995春-朝飯前
    1995夏-晴耕雨買
    1995秋-ナイアガラ・フォール
    1995~96冬-祭りだ祭りだ
    1996春-冬の終わり
    1996夏-食べたものを描く
    1996秋-贅沢な昼食
    1996冬-ハレとケ

  • おしゃれな暮らし…という以上の感想がない。エネルギッシュに生きている人だな、と感心するけど、出版するんだ、これ、とも思う。
    日々の絵日記でも、売れるほどの知名度があるといことかな。

  • 本を読み始めると一時は没頭するものの、しばらくすると他の本も気になり出し、読み終わらないままに次の本にも手を出してしまう悪い癖のある私が、久々に一気に読み終わりました
    イラストも多かったせいか?
    不味いものを食べて脂肪にするくらいなら食べない方がマシと思っている私には、うんうん、そうそう、と思う記述がいっぱい
    この本が出版された一年後に亡くなられていて…

    食の大切さが心に沁みます

  • 最初に読んだ頃は、このライフスタイルに憧れて、記憶するほど読み込んだ。
    今読み返してみると、がんの闘病記として見てしまう自分がいる。癌が見つかる日からさかのぼって、この時期から喉の調子がおかしかったのか、とか、きちんとした大学病院で何度も検査してるのにそこまで症状が進まないと見つからないものなのか、とか。本人は「この日記は癌闘病記ではないのだから、その部分にはあまり触れない。」と書いているが、自分ががん患者になったときにはこういうものも読みたいと思う。

  • 数々の素晴らしい住宅を設計された宮脇さんは
    多くのエッセーを出版されている中で、
    この本が多分、最後に書かれた本ではないかな
    長く男やもめだった宮脇さんが
    恋人と一緒に暮らすマンションを快適に改装して
    得意の料理を作って、恋人がその料理の絵を描いて
    色々なことをつらつらと書き連ねているエッセー
    絵も素敵だし、文章もおもしろいし、大好きな本

  • 料理をし、男手一つで娘さんたちを育てあげ、生活者として家を設計し。。。
    最期に「ワインをもう一杯」と言って亡くなった、と聞いていますが。

  • 人生をとことん味わうべく、何事にも努力を惜しまない人。
    仕事はもちろん、料理に人付き合いに旅行に庭仕事まで!
    それだけに、癌の宣告からは読み進めるうちに目に涙が滲む…

    それにしても、これだけ趣向の凝らしたレパートリーをカラフルなスケッチとともに見せつけられ続けたら、無性に料理がしたくなる!へたくそでも!
    あと庭作り。影響受けまくり。

  • かっこよくて、切ないです

  • 本にちりばめられたイラストが大好きなのでデザインのカテゴリーに入れましたが、エッセイとして素晴らしかったです。電車の中で読んでいたのに泣いてしまいました。

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著者プロフィール

1936-1998。建築家・エッセイスト。モダニズムのデザインに風土性・生活感を重視した住宅設計を追求した。第31回日本建築学会賞作品賞受賞。

「2013年 『日曜日の住居学』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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