李香蘭 私の半生

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  • 新潮社 (1987年7月発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (398ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784103667018

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李香蘭 私の半生の感想・レビュー・書評

  • かなり前に出版され、版を重ねて、テレビドラマや舞台化もされている有名な本ですが、やはり名著と言っていいと思います。満映女優・歌手としての「李香蘭」という存在を通じて、昭和戦前期の日本と中国の社会が鮮烈に浮かび上がってきます。映画ファンにとどまらず、この時代に関心を持つ方には強くお勧めします。また、一人の女性の生き方という観点からだけでも、多くの方の興味を引きつけるでしょう。
    著者山口淑子を巡り、有名無名の多くの人々が登場しますが、川喜多長政氏の立派さには改めて敬意を表したいと思います。

  • 【白蘭の歌】
    1939年 106分 
    監督:渡邊邦男
    出演 長谷川一夫 李香蘭 霧立のぼる 清川虹子

    満州を舞台に、満州鉄道の技師と富豪令嬢のラブロマンスを情感豊かに 描く。長谷川一夫と李香蘭主演コンビによる「大陸三部作」の第1作目。
    恋人の松村(長谷川一夫)に 捨てられたと思い込んだ雪香(李香蘭)は抗日革命軍の将校となった。かつて恋人だった 二人は敵同士となり、運命の再会をする。


    【東遊記】
    1940年 71分 
    監督:大谷俊夫
    出演 李香蘭 劉思甲 帳書達 原節子 岸井明

    日中戦争がはげしくなる中、満州映画協会と東宝が提携して製作された1本。日本人・山口淑子である素性を隠し、満映の専属女優として売り出し中だった李香蘭が、原節子、藤原釜足ら日本の有名キャストと共演した、貴重な作品。満州の田舎で暮らす純朴な二人の青年は、手紙をくれた東京に住む友人を頼り訪日し、友人を探す傍ら、サンドイッチマン、化粧会社の宣伝マンを経て、昭和キネマの俳優となるが、彼らの通訳を、タイピストの麗琴(李)が担当する。


    【上海の女】
    1952年 105分 
    監督:稲垣浩
    出演 山口淑子 三國連太郎 二本柳寛 加東大介

    終戦間近の上海を舞台に、政治闘争に巻き込まれた男女が織り成すメロドラマ。戦前の李香蘭時代に出演を希望するも、叶わなかった稲垣浩監督念願の企画で、実人生と重なる歌姫役の山口淑子が美声を披露。親日派と抗日派との抗争が激化する1945年の7月の上海、日本人だが南京政府の悪人の養女となった莉莉(山口)は、養父が重慶との和平工作に奔走する中、重慶のテロ行為への対抗任務にあたる真鍋(三國)と惹かれあい、戦況に運命を翻弄されていく。


    【東京の休日】
    1958年 90分 
    監督:山本嘉次郎
    出演 山口淑子 八千草薫 久慈あさみ 司葉子

    山口淑子の映画生活20年記念にして引退記念作品。アメリカで成功した女流デザイナーのお忍び帰国から始まる大騒動を歌と踊り満載で見せる。東方のオールスターキャストが総出演。ニューヨークで活躍するデザイナー、メリー川口(山口)が両親の墓参りで20年ぶりに帰ってきた。彼女の帰国を知った同業者の蝶子(久慈)は、合同ファッションショーを提案する。他にもメリーの名声を利用して一旗あげようとたくらむ人々が次々に現れる。




    終戦間近の上海を舞台に、政治闘争に巻き込まれた男女が織り成すメロドラマ。戦前の李香蘭時代に出演

  • 李香蘭=山口淑子の自叙伝・回想録というよりは、二人の著者が「李香蘭」というキャラクターの生い立ちから終焉までを丹念に調べ上げた評伝という趣の一冊。多くの文献資料に加え、かつての彼女とその周辺を知る人々の証言・回想をふくめ、事実関係をできるかぎりていねいにあとづけようとする姿勢がうかがえる。彼女の幼い頃の親友で、上海脱出時にも重要な役割を果たしたロシア人・リューバは、奉天で安部公房・三重野康の一級上だったというからビックリ。

     こうしたエピソードからも分かる通り、彼女の周囲には驚くべき人脈が広がっている。この世代の芸術家や文化人で、これだけの規模のネットワークを持って活躍した人間は他にない。たぶん、そのこと自体が、彼女の現在の評価をどこか腰が引けたものになってしまっている理由である。彼女は、映画史にも、文化史にも、日中関係史・日米関係史にも収まらない存在だといえる。つねに移動し続ける彼女の姿は、彼女を位置付けようとする言葉や文脈自体を問い返してしまうのだ。

  •  
    http://booklog.jp/users/awalibrary/archives/1/410366701X
    ── 山口 淑子/藤原 作弥《李香蘭 私の半生 198707‥ 新潮社 199012‥ 新潮文庫》
     
    ♀李 香蘭 女優 19200212 佐賀 東京 20140907 94 /旧姓=山口 淑子/満州生
    http://twilog.org/awalibrary/search?word=%E5%B1%B1%E5%8F%A3%20%E6%B7%91%E5%AD%90&ao=a
     
     藤原 作弥 作家 1937‥‥ /エッセイスト、ノンフィクション作家。
    …… 中国人のふり、悩み続けていた(自叙伝の共著者)。
    /文人(小説家・詩人・歌人・俳人・著作家・作詞家・脚本家・劇作家・
    放送作家・随筆家/コラムニスト・文芸評論家
    元日銀副総裁、元時事通信 解説委員長
     
    (20140915)
     

  • 李香蘭こと山口淑子さんの自伝。
    歴史の中におもいっきり浸かってる貴重な証言。
    教科書の中の人がわんさか出てくる。
    自分がどんな立場に居たのかを理解してから振り返るきらびやかな時代は、語るのもしんどいことだろう。
    まっとうな人だと思う。

    けどちょっとお嬢様ぶりが鼻につくというかなんと言うかでもスターだしな。。。

  • 国会図書館に参議院議員大鷹淑子寄贈の本があった。さすが国会図書館、使い方が良くきれいな本だ。

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李香蘭 私の半生の作品紹介

中国と日本の暗い狭間・旧満州に生れ育ち、愛する二つの国に翻弄された少女の数奇な半生と昭和史の断面!

李香蘭 私の半生の文庫

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