放課後の音符(キイノート)

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著者 : 山田詠美
  • 新潮社 (1989年10月1日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (182ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784103668039

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放課後の音符(キイノート)の感想・レビュー・書評

  • 大人になってから読んだから何とも思わなかったけれど、ムスメにはまだ早すぎたようだ。カバーをとって、つっ返された。でも絶対Key noteは記憶に残っているはず。
    そんなムスメへ。
    高校生になったら、放課後は恋や友情にうつつを抜かして、いっぱい無駄な時間を過ごして欲しいなと思います。はい。
    いいなー!青春。くーーー!

  • 「いたいけな少女が読んではいけない」本。
    影響を受けすぎてしまい詠美アディクトが量産されてしまうよ!
    というくらいうら若き乙女が洗脳されること必至。

    同時に
    やっぱり詠美さんの文体は美しく少女の心に突き刺さってしまい、こんなちょっぴり大人な経験をしたいものだわ、なんて思いながら夜の六本木を歩いてみたのでした。
    特に何もありませんでしたが。

  • もしかしたらはじめて自分で買ったハードカバーはこれだったかもしれない。
    表紙についている薄紙と、淡い桃色を基調とした表紙。

    内容も含めて、当時の印象ではすごく好きだったと記憶している。
    時々それを確かめたくなるんだけど、
    たぶん中村治美に貸したきり戻ってこなかったので、
    それ以来手元に戻らず、読み返すこともなく、現在に至る。

    中学3年生。
    あのとき学んだ教訓。
    大切な本は、自分が納得して、貸してもいいと思える人にだけ貸すこと。
    たとえそれが、どんなに信頼のおける人に貸したとしても、
    戻ってこないかもしれないことも、覚悟して。

    実家の蔵書の記憶を整理する傍らで、思い出したのでおぼえがき。

  • 恋に憧れる女子高校生。最初は恋とは何だろうなどと友達と話しているだけだったのが、自分も経験を重ねていくことで大人になっていく姿を描く。

  • とある人が好きだと言っていた本。女の子たちが隠し持つ、自身のためのひっそりとした小道具は、ソックスの下の見えないアンクレットだったり、宝石箱にしまった一本の赤い口紅だったり、ふわりと纏う大人びた香水だったり。それらが似合う大人の女になるまでの、放課後の内緒話。甘く、どこか口惜しい。80年代の少女漫画みたいだ。心許す同性の友人にだけ、こっそりと打ち明けたくなる。

  • 中学生、高校生のときのバイブル的な本。
    自己形成に影響あり。

  • 甘い甘い恋。昔とは種類が違っていく。きっとそれは知らずに想像で恋愛をしていたからだろう。

  • 大人だな。自分より2.3歳年下の主人公の女の子たちのことを、素直にそう思った。
    母が自分の青春時代のアイドルをいまのアイドルと比較して、色っぽかった、大人びてたと言っていたのがなんとなくわかる気がした。昔といったら失礼だけど、一昔前の女の子には色っぽさと大人っぽさが高校生の頃にはすっかり備わっていたと、この作品を読んで思う。
    大人っぽさとは、どんな環境でも自分を持ち続けること。色っぽさとは、むやみに自分をさらけださないこと。まだ女子高生の彼女たちに教えてもらった気がした。

  • 1980年代に書かれたものなのに、一切古い感じがしませんでした。

    17歳とは思えないような表現もあったりしたけど、どこか青いような感じもしてました。もうあの頃がどうだったのかは覚えてないけど 笑

    《男の人に負ける気持ち良さ》
    この表現にゾクっとしました。

  • 高校生の女の子目線の、恋愛にまつわる短編小説。
    内容はティーン向け。発行が1989年ということもあり、古い少女漫画を読んだときのような気恥ずかしさを感じる。今となっては主人公に同調することもできない。
    『Solt and Pepa』のカヨコ先輩が美しく思えて、好き。

    <収録作品>
    Body Cocktail/Sweet Basil/Brush Up/Crystal Silence/Red Zone/Jay-Walk/Solt and Pepa/Keynote/放課後が大好きな女の子たちへ

  • 女子の恋愛、青春小説として名高い本作。
    予想よりも淡々とした印象です。
    自分が一生懸命な恋愛をしてこなかったからか、
    ぐさっとくることもじんわり染みるものもあまり体験できなかったのが残念。

  • 高校生の女の子たちの恋愛。
    子どものフリして、しっかり女だったり。高校生の自分が読んだら、性的な部分でちょっと引いてただろうな。
    女性的な語り口調に難しさを感じていたけど、最後の話とあとがきに救われた。

    この本、大学の友だちに借りっぱなしだ。

  • 1989年刊行なのに、色褪せない作品です。昔の女子高生も今と同じように、男や恋に悩み友達同士のいざこざに巻き込まれたりしていたんだなーと思いました。

  • 伝説のお洒落雑誌(この言い方超だせえ!)オリーブで連載してたしてたものをまとめたこの本。

    あー中・高時代に読みたかったなあと思いました。
    恋のあまいあまいものに憧れている目線で書いた本。

    今読むと、気恥ずかしい小説です。
    二十代になっちゃうと、この小説の中のお話に熱を上げることは絶対にない。
    でも最後の山田さんの言葉でいかに素敵な無駄遣いをするか、というのは、うんうんと二十代半ばになっても納得!
    無駄なことは大切だ。

  • 1989年刊行にちょっとびっくり。古臭さは感じないな。煙草やお酒やハイヒールが賞賛されるのは、古い感覚だと思うけど。
    「朝、わざわざ髪を洗ってシャンプーの香りをさせる方が、香水をつけるよりずっと嫌らしい」
    というような、自然さの演出や自然体を否定する感覚は、現代のナチュラルメイクや素朴さも批判しているようで新しいなと思います。

    この本に収録されている話は全て、「オリーブ」というティーン向け雑誌に連載されていたもののようで、主人公達は皆17歳。
    そして身の周りに女の子から女になった、大人でも子どもでもない(と山田詠美のいう)魅力的な女の子がいます。
    彼女達はみんな、肉体関係を伴う男女関係を知っていて、その他の少女と一線を画した魅力を持っている。そして主人公の女の子は彼女の魅力を知っていて、少し近付いてみたりする。

    山田詠美は「セックスを知らない人間はそれだけで最低」というようなことを言っていたと思うのですが、この本にもそういう感じ方が出ていると思います。
    私にはそこらへんはよくわからないのですが、「本当に人を好きになると、その人の全てが欲しくなるだけでなく、自分の内面にその人の面影を広げたくなる」「内側で、何か別のものがわくわくとして、震えていて、今にも皮膚をつき破って、現れそうな気がする」
    というのは、わかる気がするよ。

    多分、体まで求める恋というのは自然で幸せなことなんだね。
    罪悪感も不要で、善悪とは別のことなんだと思う。
    そんな風に、心も体も伴う恋愛をしたいなあ、と思わせてくれる素敵な本です。

  • 再読

    中学生の時に買った一冊、まだ持ってますw
    花柄にパラフィン紙のかかった表紙カバーはもう無くしてしまいましたが。

    大好きだったなぁー。これ。
    さすがに今はもうそんなに響かないし、こう、この本に影響を受けすぎると
    現実アイタタタ…って事になってしまう危険性がね…その
    我が身を省みてね…
    でも過去の思い出やオリーブ連載だった事や装丁も込みで絶妙な一冊。

    自由で素敵な人を引き立たせる普通の人々、という
    げっぷが出ちゃう山田詠美手法ですが、この作品ではギリギリ
    嫌にならないバランス。対比が個人じゃないからかも。

    素敵な女の子達の恋愛を見ていた名前を持たない「私」が
    最後、幼馴染の純一君との恋を知ってこの作品は終わりますが、
    作品として一番良いのはリエちゃんの純一への視線を防いでた
    『Sweet basil』かな。

    沖縄の恋のジントニックや細い金のブレスレット、
    印象深いなー。

  • この本自体が、というわけではないですが、思春期の頃、今の私の価値観や考え方に大きな影響を与えた人との出会いの一冊です。

    チカちゃん

  • 女子と女性と女の子と女
    全部が詰まってる感じ。
    今の自分の原点とも言えるし
    目標とも言える作品。
    オムニバス好きだしすごく読みやすいです。
    だいすきすぎて、上手く紹介できない。。

  • 私自身とリンクするのは、大学の時かな〜。

  • 女子高生の興味、関心がリアルに描かれている感じです。
    高校時代を懐かしく思える1冊。それぞれの話の主人公たちはきっと素敵な大人の女になるんだろうな。。。

  • 高校生の時に読んだ。
    甘くて、苦くて、切なくて…。
    すごく憧れた。
    この本に香水をふって、持ち歩いたのを思い出す。
    記憶はいつも香りから…。

  • 再読。山田詠美週間も終わりだ。もう表紙からして女の子。恋愛のお話。短編集。あー、やっぱ女たる者恋をしたいなーと思う。春だし。しかし、こんな純な気持ち、持ったことがあるかしら。高校の頃はそんなに恋愛って強くなかったよな。割と暗い時代だったし。やっぱ大学かなー。あの人のことは今も思う。今どこにいて、どうしているのか。早く結婚してしまえ、と思うけど、知ったらちょっとショック受けるんだろうな。

  • 中高生の必読図書化希望、その2。

    タイトルはこの本の内容をとてもよく表現している。

    ジン・トニックと海辺の岩場が印象的。

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放課後の音符(キイノート)の作品紹介

臆病な恋。揺れる気持。大人でも子供でもないもどかしい時間。心の中で発酵し始めた甘い勾いにおびえ、とまどう女の子たち。主人公は、あなたです。女の子たちに贈る優しくせつない物語。

放課後の音符(キイノート)の文庫

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