放課後の音符(キイノ-ト)

著者 :
  • 新潮社
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感想 : 107
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  • Amazon.co.jp ・本 (182ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784103668039

感想・レビュー・書評

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  • 高校生のうちに読めてよかった

  • 十代、思春期真っ只中に初めて読みました。友達に勧められて。あの頃に読んで良かったと思う一冊でした。今でも何回も繰り返し読んでるが、その度に違う感覚が蘇ってくる。登場人物の行動をよく真似しました(笑)
    思春期に読んで欲しい一冊です。

  • わたしもこんな素敵な高校生になりたかったな。
    ジントニックを飲みながら、恋を楽しめる女の子に。

  • とある人が好きだと言っていた本。女の子たちが隠し持つ、自身のためのひっそりとした小道具は、ソックスの下の見えないアンクレットだったり、宝石箱にしまった一本の赤い口紅だったり、ふわりと纏う大人びた香水だったり。それらが似合う大人の女になるまでの、放課後の内緒話。甘く、どこか口惜しい。80年代の少女漫画みたいだ。心許す同性の友人にだけ、こっそりと打ち明けたくなる。

  • 恋に憧れる女子高校生。最初は恋とは何だろうなどと友達と話しているだけだったのが、自分も経験を重ねていくことで大人になっていく姿を描く。

  • 中学生のときに読んで、すごく感動しました。人生を変えた一冊には迷わずこれを挙げるでしょう。
    今まで小説は、「私とは違う世界の、知らない人の物語」だったのが、「私と似た、私と同じ気持ちの物語」になった瞬間でした。描写や世界が、とにかく私をゆさぶってしょうがなかった。
    その時の私が出会うべき本だったと思います。こんな風に感情を言葉にできるのかと新しい世界が開けた気がしたし、違ってしまうことを怖がることはないのだと気付かされました。若いときの「自意識」と「ぐるぐるする恋」をとてもうまくわかりやすく書いた小説だと思います。
    今の中高生はどんな風にこれを読むのでしょうか。気になります。あと、この装丁がたまらなく好きでした。画像が表示されてうれしい。

  • 表現が素晴らしいから読んでみろと
    私には無かったジャンル

    素晴らしくそして美しい

  • 中学生、高校生のときのバイブル的な本。
    自己形成に影響あり。

  • 甘い甘い恋。昔とは種類が違っていく。きっとそれは知らずに想像で恋愛をしていたからだろう。

  • 装丁もいいね

著者プロフィール

1959年東京生まれ。85年『ベッドタイムアイズ』で文藝賞受賞。87年『ソウル・ミュージック・ラバーズ・オンリー』で直木賞、89年『風葬の教室』で平林たい子文学賞、91年『トラッシュ』で女流文学賞、96年『アニマル・ロジック』で泉鏡花文学賞、2000年『A2Z』で読売文学賞、05年『風味絶佳』で谷崎潤一郎賞、12年『ジェントルマン』で野間文芸賞、16年「生鮮てるてる坊主」で川端康成文学賞を受賞。他の著書『ぼくは勉強ができない』『姫君』『学問』『つみびと』『ファースト クラッシュ』『血も涙もある』他多数。



「2022年 『私のことだま漂流記』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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