膝小僧の神様

著者 : 群ようこ

• 新潮社 (1993年2月1日発売)

作品紹介・あらすじ

お調子者のマモル、いじめっこのケンタ、おしゃべりなケイコ、照れ屋のメグミ…。どのクラスにも必ずいた、愛すべき膝小僧たち。誕生日に夏休み、運動会に学芸会、修学旅行などなど、お楽しみがぎっしりつまった、人生で1番長い6年間。すべての元小学生に贈る、怖いもの知らずの小説集。

感想・レビュー・書評

[奏悟さんの感想 · 2021年2月18日]

昔の同級生に良く似た人物達が、多数登場し懐かしくなった。
｢憧れの鼓笛隊｣、私の通っていた小学校にも鼓笛隊があり、選ばれた5年、6年の生徒が運動会で披露するイベントがあった。
人気は小太鼓と、ベルリラで、私も憧れていた１人ではあったが運悪く風邪で学校を休んでいる間にメンバーが決まっていた。
余り者のその他大勢はリコーダーで、つまらない思い出のひとつになっている。
この主人公のキヨミは、見事オーディションに合格し、皆が憧れの鼓笛隊に入ることになった。
しかし、ぽっちゃりのキヨミは、衣装の白いミニスカートをはく事に、悩み始める･･･。
他にも、転校生や、夏休み、初恋など誰しも経験ある沢山の出来事が、私をひととき小学校時代に引き戻してくれた。

[mcosensさんの感想 · 2009年9月2日]

カバー無し。　読む分には問題ありませんが　古いです。５０P

著者プロフィール

1954年、東京都生まれ。日本大学芸術学部卒。数回の転職を経て、78年、本の雑誌社に入社。デビュー作『午前零時の玄米パン』が評判となって、作家専業に。「無印物語」で人気を博す。『かもめ食堂』『れんげ荘』『三人暮らし』など著書多数。

「2023年 『老いとお金』 で使われていた紹介文から引用しています。」