友情

  • 38人登録
  • 3.75評価
    • (3)
    • (3)
    • (6)
    • (0)
    • (0)
  • 8レビュー
著者 : 西部邁
  • 新潮社 (2005年4月27日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (253ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784103675044

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
三島 由紀夫
西部 邁
村上 春樹
西部 邁
三浦 しをん
有効な右矢印 無効な右矢印

友情の感想・レビュー・書評

  • こういう友情のありかたもあるのだなあと。作者の独りよがりの部分もあるのだろうけれど、昔の日本の風景を切り取った一冊ではあると思う。

  • 西部は自らを知識人でありながらインテリヤクザと呼び、中学・札幌南高校のクラスメートであった海野治夫という自死を選ばざるをえなくなったヤクザとの心の交流を通して、2人の大きな人生の違いが紙一重の選択によったことを淡々と書いています。特に札幌南という名門高校で1,2番を争い、しかし「お前にはどうしても勝てなかったので馬鹿馬鹿しくなった」という海野の後年の言葉は辛い内容だと思います。中学の修学旅行に2人だけが参加せずに、ぶらぶらと過ごしていた仲で、友情と呼べるのかどうかは分かりませんが、海野が西部に心を許していたことは表現で理解でき、海野の悲しさが伝わってきました。そして海野の父が朝鮮人であり、そのことを秘して生きていくという海野の兄たちの生き方も悲しさを感じます。まるで海野へのレクイエムとでも言うべき作品ですが、西部自身の思想の変遷の背後にある複雑性を吐露している作品でもあるようです。

  • (「BOOK」データベースより)
    北辺の地に生い立ち、行動面での八九三の世界に入った友と、思想面での八九三の端くれとなった私。二人の交友が四十五年にも及んだ秋、友は憤怒と絶望の余り、自ら命を裁つ。誇りと共に、厖大な手記を私に託して…。BC級戦争犯罪の廉で処刑された朝鮮人の父と、家族のため苦界に身を沈めた母との間に生れ、半日本人奴と呼ばれた男。私が出会った数多くの人物の中でも最も感動に値する男。その友と私が、愁い顔の騎士よろしく刃むかい通して生きた「時代」―敗戦期からバブルの破裂以後に至るまで―を思い出し感じとり、深々と考えぬく自伝的長篇評論。

  • 何となく敬遠して今まで読んでいなかった。「事実は小説より奇なり」の一言。

  • 韓国、釜山などを舞台とした作品です。

  • 特に制約なくおすすめの本を数冊挙げるとしたら、必ずこれを入れるような気がします。

  • 最近買いました。 西部氏の友人との関わりを書いた本。 他の著述にも出てくるかただと思いますが、氏の生き方にかなり影響を与えた方のようです。 とりあえず西部氏フォロアーとしては買いです。

全8件中 1 - 8件を表示

友情を本棚に「いま読んでる」で登録しているひと

友情を本棚に「積読」で登録しているひと

友情の作品紹介

北辺の地に生い立ち、行動面での八九三の世界に入った友と、思想面での八九三の端くれとなった私。二人の交友が四十五年にも及んだ秋、友は憤怒と絶望の余り、自ら命を裁つ。誇りと共に、厖大な手記を私に託して…。BC級戦争犯罪の廉で処刑された朝鮮人の父と、家族のため苦界に身を沈めた母との間に生れ、半日本人奴と呼ばれた男。私が出会った数多くの人物の中でも最も感動に値する男。その友と私が、愁い顔の騎士よろしく刃むかい通して生きた「時代」-敗戦期からバブルの破裂以後に至るまで-を思い出し感じとり、深々と考えぬく自伝的長篇評論。

友情はこんな本です

ツイートする