菊亭八百善の人びと

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著者 : 宮尾登美子
  • 新潮社 (1991年10月発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (526ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784103685029

菊亭八百善の人びとの感想・レビュー・書評

  • きれいなコトバの本を読みたくて、それなら宮尾登美子と勧められて、東福門院和子モノを読み始めたけど折りしも夏休みのめちゃめちゃ忙殺時期と重なってしまい、延滞した挙句に途中で返却。。それはまたいずれ。。あらためて、盆を過ぎてすこし騒ぎがおちついた頃から読み始めて…みたものの。女の生き様ーとかきれいな文章ーみたいのを期待して読んだからか、肩透かし。昼ドラじゃないですか、なんかこれじゃあ。。誰の生き方にも共感できず、登場人物誰に対しても苛立ちが残る読後感。汀子と小鈴の想いもなんか、身勝手だとおもうし。福二郎なんてもう最悪だし。みどりは死ぬしドロドロしてるし。老舗料亭の歴史は伝わってきたけど、そういうのっていつか時代に押されてだめになるんだなっていう終わり方だし。あとがきによると、9代目はこじゃれた店で再建したようなことが書いてあるけど。
    そこまで小説に組み込んでくれたらすっきりしたのに。夫婦関係も主従関係も親子関係も、反面教師的な気付きのほうががぜん多かったし。ひと昔前なら、こういう汀子みたいな半生って女性にはあこがれに映ったのかなぁ。夫に諾々と従うわけでなく、ひそかに外に相思相愛の男がいて、みたいな。私はやだな。席を確保しつつ甘い汁もいただきますみたいなのって嫌。小鈴が心の支えとかみどりに対して責任を感じる同士みたいになるのっておかしいよ絶対。ああなんかこういうねじれた人間関係イヤ。ちゃんとした八百善の料理についてもっと知りたかったな。いろんな意味で消化不良。

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菊亭八百善の人びとの作品紹介

詩は詩仏、書は鵬斎に、狂歌俺、芸者小勝に、料理八百善と讃えた蜀山人をはじめ、酒井抱一、永井荷風など文人に愛された八百善は、昭和二十年三月、空襲によって消え去った。-七年後、伝統の味の再現をめざし、命運を賭けて、永田町に再開した八百善。しかし、京料理の進出は老舗に生きる人人に、新たな選択を迫りつつあった…。時代の変革の中で傾いていく老舗を懸命に支える一人の女-。

菊亭八百善の人びとはこんな本です

菊亭八百善の人びとの文庫

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