ワールズ・エンド・ガーデン

  • 新潮社
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本棚登録 : 108
感想 : 9
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  • Amazon.co.jp ・本 (363ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784103701026

感想・レビュー・書評

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  • 再読日 20000907

    『ノーライフキング』の<うわさ>に引き続き、<預言>という新たな言葉がひとつのキーとなっているところに、いとうのテキストテロリストとしての姿勢がうかがえる。他人との関係による自己規定とその崩壊。他人によって心の闇に引き込まれるのはストーカーでも明らか。観察者の知りたい欲求→当事者へ。「呑み込まれる」物語の生成。

    『ブレードランナー』を発端とするアジアンデッドテックシティのイメージもそろそろすり切れてきた。「ムスリム・トーキョー」をマンガで描くとカッコイイだろう。20000907

著者プロフィール

1961年生まれ。編集者を経て、作家、クリエイターとして、活字・映像・音楽・テレビ・舞台など、様々な分野で活躍。1988年、小説『ノーライフキング』(河出文庫)で作家デビュー。『ボタニカル・ライフ―植物生活―』(新潮文庫)で第15回講談社エッセイ賞受賞。『想像ラジオ』(河出文庫)で第35回野間文芸新人賞を受賞。近著に『「国境なき医師団」になろう!』(講談社現代新書)など。

「2020年 『ど忘れ書道』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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