あなた

著者 :
  • 新潮社
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感想 : 48
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  • Amazon.co.jp ・本 (443ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784103710042

感想・レビュー・書評

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  • 前読「鎖」に魅了され読み始たが、「フクロウ」に託された情念・恐怖・悲壮などを推し量るけれど、いかんせん内容の盛り上がりに寂しさを感じ、冗長の感は免れない。途中下車を考えながら最後まで辿り着いた、別作品に期待。

  • 2013.4.3
    余りに軽い内容

  • 乃南さんの作品好きだけど、これはあまり。。。
    取りつかれたとこでもう誰に取りつかれたか分かったし、読んでいて気持ち悪い。
    すみませんが途中下車させてもらいます。

  • 国立大学を目指して現在二浪中の『秀明』は、周囲のプレッシャーもあり、今年こそはとあせっていた。が、面倒くさがり屋で見えばかり気にするたちで、合格後の楽しい生活を夢想してばかりいる。飽きっぽさは女性に関してもで、彼女がいながらもすぐ違う女の子に目が移ってしまうような不誠実な男なのに、何故かもてた。
    年末を迎え本気で焦れ始めたころから、妙な気配を感じるようになった。毎夜誰かがそばにいて自分を見つめている。やがて夢に現れたそれは、大きな白いふくろうの姿をしていた。


    超常現象だとか、霊的なものがダメなわけではないのですが、なんだかこの話はしっくりしませんでした。第一、主人公の男がやな奴。なんでこいつがもてるのかがまったくわからない。だれにも感情を移入できなかったのが悪いのかな?
    まあ、ダメな男だとわかっていながら全身全霊で愛してしまう存在、そのねっとりとした想いはそれなりに怖いものでしたが。ラストもふ~んって感じでした。

  • 初めてよんだ乃南アサ作品。微妙!!携帯社会、人間関係の希薄さなどを描いてるが、やっぱり男は最低、女の思い込みはおそるべし、ってかな。

  • わけわからん。最初は良かったんだけど中盤からどんどん「おや?」って方向に行ってしまって・・・

著者プロフィール

1960年東京生まれ。88年『幸福な朝食』が第1回日本推理サスペンス大賞優秀作となる。96年『凍える牙』で第115回直木賞、2011年『地のはてから』で第6回中央公論文芸賞、2016年『水曜日の凱歌』で第66回芸術選奨文部科学大臣賞をそれぞれ受賞。主な著書に、『ライン』『鍵』『鎖』『不発弾』『火のみち』『風の墓碑銘(エピタフ)』『ウツボカズラの夢』『ミャンマー 失われるアジアのふるさと』『犯意』『ニサッタ、ニサッタ』『自白 刑事・土門功太朗』『すれ違う背中を』『禁猟区』『旅の闇にとける』『美麗島紀行』『ビジュアル年表 台湾統治五十年』『いちばん長い夜に』『新釈 にっぽん昔話』『それは秘密の』『六月の雪』など多数。

「2022年 『チーム・オベリベリ (下)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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