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- Amazon.co.jp ・本 (225ページ)
- / ISBN・EAN: 9784103721024
感想・レビュー・書評
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前作『怪人二十面伝』の続編にあたる作品。ミステリのアンソロジストとしても著名な作家の北村薫さんご推薦の一冊で、前作は随分前に読ませてもらったのだけれど、なかなか機会がなくて読み損ねていた一冊。
あの明智小五郎と幾多の名勝負を繰り広げた怪人二十面相の生い立ちと日常を描くという破天荒な構想の作品。並みの想像力ではこうはいかないのだけれど、続編まで仕上げる力量に脱帽。
戦後の闇市が広がる浅草や銀座を舞台に、かの太宰治まで登場させて一役を演じさせるという自由奔放ぶり。浅草のどぶろく長屋に、かの明智小五郎が二代目「怪人二十面相」を目指す平吉を訪れるところから話が始まる。
世代交代を契機とした痛快な活劇が改めてスタート、、、
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