731

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著者 : 青木冨貴子
  • 新潮社 (2005年8月4日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (391ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784103732051

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731の感想・レビュー・書評

  • 2008/11/19、購入、読了。
    直筆ノートが発見され、終戦直後の石井四郎の動きが明らかになったのはスゴい!と思ったが、登場人物の一部がイニシャルでしかないままの出版に疑問。なので、★一つマイナス。

  • 2005年刊行。謎に包まれた日本陸軍731部隊。この細菌戦部隊を創設し、率いた石井四郎の足跡を、彼の残した新規発見の文書をもとに解説。戦前の道行きよりも、終戦直後の米軍への情報提供、ソ連との確執、米国の各機関内での暗闘、東京裁判で裁かれなかった経緯などの方が興味深い。もっとも、防衛省が保管していると目される米軍からの返還資料が未公開のままである点、石井四郎自筆のノート以外の資料は主として米軍が保管し公開した資料に依拠しているところが、日本(特に政権担当者)のどうしようもなさを雄弁に語る。
    備忘録。服部卓四郎:ノモンハンの指揮(負け戦。大敗という説が多)。さらに太平洋戦争開戦超積極論者として名を馳せる。しかるに、ガダルカナル→インパール→フィリピン、レイテなどを指揮する連戦連敗の戦術の企画立案の参謀。にもかかわらず、責任をとらされることは殆どなかった。信賞必罰とはこれ如何。銘記すべし。

  • (2017.08.16読了)(2006.08.27購入)

    【目次】
    プロローグ 深い闇
    第一部 加茂から満州へ
    第1章 加茂
    第2章 東郷部隊
    第3章 平房の少年隊
    第4章 ハルピンへの旅
    第二部 終戦そしてGHQ
    第5章 「1945終戦当時メモ」
    第6章 占領軍の進駐とサンダース中佐
    第7章 トンプソン中佐の石井尋問
    第8章 「ハットリ・ハウス」の検察官たち
    第三部 石井四郎ノートの解読
    第9章 「終戦メモ1946」
    第10章 鎌倉会議
    第11章 若松町
    エピローグ 軍医たちのその後
    あとがき
    著者ノート
    主要参考文献一覧

    ☆関連図書(既読)
    「新版 悪魔の飽食」森村誠一著、角川文庫、1983.06.10
    「新版 続・悪魔の飽食」森村誠一著、角川文庫、1983.08.10
    「悪魔の飽食 第三部」森村誠一著、角川文庫、1985.08.10
    「731部隊」常石敬一著、講談社現代新書、1995.07.20
    (「BOOK」データベースより)amazon
    731部隊の闇は戦後も続いていた。太平洋戦争中に生体解剖やペスト菌による非人道的な実験を行った細菌戦部隊。残虐な行為に手を染めながら、なぜ彼らは戦犯とならずに済んだのか。そこには隊長・石井四郎とGHQの驚くべき駆け引きがあった。戦後50余年を経て発見された石井の直筆ノート2冊から隠された真実を読み解く。国内外の圧倒的な取材から浮上した新しい戦後史。

  • テーマは面白いんだが、いかんせん読みにくい ほんとに読みにくい

  • 文章が読みにくいのが難点だが、石井四郎のノートを基にしたインタビューや考察は興味深い。戦時中というより、戦後の石井四郎を知りたい人にオススメ。

  • もう一度「屋根裏部屋の秘密」を読んでみたくなった

    http://nizaco.blog91.fc2.com/blog-entry-381.html

  • 著者は文章のまとめ方が非常に下手で、本書は石井四郎のノートを発見したという重要なテーマがあるのに読みにくいのが欠点。途中で、満州やマッカーサーの執務室を訪問した記述を挿入するから、時系列で話が進みません。テーマは重要だけど、文章があまりにひどいので、マイナス評価です。

  • 『悪魔の飽食』を知らない世代に。

    私がはじめて731部隊の存在を知ったのは、テレビ番組でした。その内容に「これはフィクションじゃないのか」と、にわかには信じられませんでした。
    毎年戦争特番で、原爆投下や、市井のひとびとの悲劇を目にしてきましたが、戦時中に、日本の部隊が中国に専用の施設をつくり、人体実験を行っていたという事実が、あまりにも自分の人生とかけはなれていて、しばらくは、やっぱり洋画劇場でも見たんじゃないかと、真剣に悩んだほどです。
    そして、洋画劇場定番の、巨大な組織の陰謀は、「アメリカが人体実験のデータ欲しさに、731部隊を裁かないという取引をした」という話でした。

    さらには、その戦犯を逃れた731部隊の関係者が、ミドリ十字の設立に関わり、そのミドリ十字が薬害エイズ事件を引き起こし…。そしてこれは、映画じゃなくて、ほんの数十年前に起こった「事実」で…。
    いったい、あの時代に何が起きていたのか、知りたい、と思いました。

    本書は、731部隊について、読みやすい文章でまとめられている一冊です。
    帯では「新資料発見!!」などとあおっていますが、ノートの内容に関しては、あまり衝撃的な事実などは感じられず、結局不明な部分も多いので、帯の文句は忘れたほうがいいです。笑。

    目新しい内容として読むのではなく、著者といっしょに、"731部隊と石井四郎氏の行動を探る旅"に出てみる感覚で手に取ったほうが、しっくりくる気がします。ルポの取材に出かける著者に密着した、ドキュメント番組を見ているような感覚で読めます。

    テレビ番組で「アメリカとの取引で戦争責任を逃れた」という731部隊の存在を知り、一体どういう組織だったのか、どんないきさつがあったのか知りたいと思った程度の読者には、ざっと概要をつかむのに大変便利な一冊でした。

    アメリカで資料や文献を探す過程、関係者に会いに行って取材した様子、中国まで施設を見学にいく著者の姿を通して、そこかしこに、まだあれが、ただ教科書で習うだけの「歴史」ではなく、語る人が存在する近い時代の現実だと、見せ付けられます。

    薬害エイズの問題は、今も多くの人を苦しめていて…戦後アメリカが日本を利用するために作らせた「自衛隊」の存在が今もあって…。戦争なんて過去のこと、などといっていられないと、痛感させられます。

    【今月のおすすめ/2010年8月】

  • 戦後731部隊に関わった人達が、何故戦犯として裁かれなかったのかを追ったドキュメント。新発見の石井四郎の直筆ノートを元に、GHQとのやり取りや、彼が戦後どう暮らしたのかなどを解明していきます。
    戦時中731が何をしたか、ではなく、戦後の戦犯免責が主になるので、731関連の最初の本として読むには不向きだと思います。(2010年3月2日読了)

  • 出版社 / 著者からの内容紹介
    細菌戦部隊731が遺した黒い系譜は、今も生きている。直筆のノートを発見、解読した著者が、これまで誰も書き得なかった石井四郎の戦後を甦らせる。

  • 731部隊の本読みました。これきてる。石井四郎のマッドサイエンティストっぷりは異常。731部隊は裁かれるべきでしたね。アメリカはアレ過ぎ。

  • この3桁の数字だけであの話かと日本人なら思うだろう。ジャーナリスト青木冨貴子のそういうタイトルの本。731部隊の中心人物石井四郎の終戦時の大学ノートへのメモ2冊が著者に渡されたところからこの本が始まり、まさにそれが核心となる。
    今まで731部隊についての本と言えばたいていがその残虐な行動についての話かその後の言い逃れについての話だった。ここではこのノートに書かれた話を元にいかに石井がアメリカと交渉したのか、アメリカはなぜそれほどに石井と話したかったのかに焦点が置かれる。
    極めて限られた視点から戦後を見る。この本を通して可能なのはそういうことだ。著者の持った資料はそれを可能にする多分唯一の鍵だったに違いない。これに照らし合わせることができるはずのアメリカに渡された資料が発見されれば本当のことが判るかもしれない。
    でもそんなことはないんだろうなと読んでいて感じる。冷戦が終わろうと優位に立つためには自分しか知らないことが必要なのだ。

  • 中国ハルピンで生体実験をやった石井部隊が、その情報と交換に戦犯容疑を逃れたということは今日よく知られた事実だ。東京裁判が裁けなかったのはこの731部隊と原子爆弾である。本書はその石井が戦後つけていたノートをもとに戦後の石井の行動をさぐったものであるが、ノートそのものより、アメリカ側が公表した文書の分析が中心で、それはそれで迫力があるのだが、新資料であるノートの位置づけがよく伝わってこなかった。アメリカにとって細菌戦のデータは戦犯訴追よりも重要なことであったのだ。

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初めて明らかになる細菌戦部隊731・石井四郎戦犯免責の真相。

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