お家さん 上巻

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著者 : 玉岡かおる
  • 新潮社 (2007年11月発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (318ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784103737094

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お家さん 上巻の感想・レビュー・書評

  • 『天涯の舟』の時は、ハーレークイン色の濃いお話だったけれど、

    今作は本当に面白いと思った。

    よね、金子、珠喜が主な主人公でときどき語り口が変わる玉岡かおる調

    がちょっと邪魔だけれど、読み進んでいくうちに気にならなくはなった。

  • 感想は下巻で

  • 玉岡かおるさんのこの本はとても好きです
    以前に読んで大変感銘を受けたんですよね

    詳しく知りたいと思って鈴木商店についての講演会を聞きに行ってきました
    神戸開港150年記念のイベントです
    「神戸・台湾と鈴木商店」講師は芦屋高校の斎藤尚文先生
    企画展「鈴木商店記念館」も併せて行ってきました

  • 惣七との結婚に失敗したが、砂糖の商いをする神戸の商店に嫁いだよね。

    子供や夫・岩治郎を亡くすも、店主となり、二人の番頭たちと共に店を大きくしていく。

    番頭の柳田や金子。
    岩治郎の隠し子・お千。
    惣七に似ている田川。
    惣七と後添えとの間にできた子・珠喜。

    明治の時代の中で、鈴木商店は砂糖や樟脳を商品に、神戸一の商店となり、台湾の開拓も行っていく。

  • ドラマは未視聴。
    ドラマのほうは、金子直吉とよねとの主従愛に思えたが。

    『天涯の船』に続いて、この著者の二作目。
    関西弁の口語語りと概説的な常文との入れ子構造、地の文との緊張感がないので、この人の文章自体は好きではないが、題材がいい。

    鈴木よね、実在した明治大正の豪商の妻を主人公とした話。
    経済小説ではなく、明治の烈女伝といった感じなのだが、けっして女性の小説にありがちな、キャリアウーマン像ではない。なぜならば、お家さんは、会社を回す番頭たちを見守る立場であり、その自覚と悲哀につねづね悩まされているから。あくまで経営者でもリーダーでもなく、相撲部屋のおかみさんのような、縁の下の力持ち存在である。

    架空の設定かどうかわからないが、亡き夫の忘れ形見の娘たちの存在が、物語に波を与えている。お家大事のためと追い出したお千が商才を磨き、自分の息子が道楽して、娘のように可愛がった付き人が出奔する。主人としての威厳を砕かれたときに、よねがお千と対峙した瞬間がなんともいえなかった。

  • 商社の始まりのようなある店の話。それが当時は到底表に出ない女性が主人公となるのだから、面白い。決して出しゃばることのない主人公の経営方針は感動してしまう。大和撫子の強さ。

  • コメントは下巻にまとめて

  • 下巻早く読みたい。

  • ドラマの印象が残っているのでちと混乱。
    ドラマに出てこなかった人物やら展開やらがごっちゃ。
    下巻に期待。

    【図書館・初読・7/28読了】

  • 河瀬GLから推薦された本。単に読みやすいから読んだら・・・と言った何気ない会話から。日商岩井の事について書いてある。小説としは面白いが、女性作家なんで女性の観点からの文章は自分には馴染まないような、読みやすいようで、読みにくいような・・・

  • 「子供は母に夢を与え、大義を与えてくれました。それが生きる歓びそのものやった、あの子らの幼い時代が懐かしゅうございます。わが子をその懐に囲い込、飢えんように、寒うないよう濡れへんように、彼らをはぐくむ母には、どんな苦労も苦労ならへんでした。いや、それどころか、どれも確かに生きとるという実感を与えてくれたように思えます。」というところに共感。
    三井・三菱より大きな会社のトップとなったお家さんにも、感情的にはとても人並。自分がトップとして尊敬され大事にされるがゆえに、日々単純な自分の仕事がなくなり、昔のように会社にとって自分が貢献しているという気持ちの張りさえ失いかけるのは大変興味深い。
    金銀財宝より、自分が確かに人のために役立ち、それを立証する仕事がもっと大事(幸福感に関連している)ということがわかる。

  • 鈴木商店の歴史。双日の源流。やはり、三井三菱にはかなわないのか。。。

  • 大切な友人でもある、綺麗で賢い女性からの紹介で読んだ本。
    彼女のお母さんからの紹介だった。
    こうやって、価値観を共有できた瞬間に、その家族の人とも何かを共有できたと思えるのは面白い。
    自分が誰かに貸した本を、「家族にも読ませたいのでもうちょっといいですか?」と言ってもらえる時に嬉しかったりするもんな。

    この本は、戦前の鈴木商店が舞台。
    日本史受験者の人、受験者だった人にとっては、歴史を感じることができ、のめり込めるはず。
    だから、今まで紹介した人は日本史受験者が中心、でも、台湾への進出や、李鴻章がなぜ台湾を交渉材料としたのかは、世界史の人にもつながりそう。
    他にも、神戸に転勤になった人にも紹介させてもらったよ。

    自分の仲間から紹介された本を、違う仲間に紹介することで、関係が広がっていくのは幸せ。

  • 双日のルーツである鈴木商店のお話。すんごく面白い!

  • 《2014年9月12日》
    録画してたドラマを見てモヤモヤしたから再読。
    よねのパワーに圧倒されて、珠喜に切なくなって、、、。
    さぁ、下巻読もう♪

    《2010年12月11日★★★★★》
    お家さん・下巻でまとめて(^O^)

  • 玉岡 かおる
    新潮社 (2007/11)


    神戸を舞台にしてるから余計に面白かったのかもしれません
    「鈴木商店」はその名はなくなっても今も日本のトップ企業(神戸製鋼所・ 帝人・J-オイルミルズ・IHI など数々)の礎を築いた商社です

    フィクションも取り入れてあるもののやはり歴史の事実 とても迫力がありました
    (大河ドラマにするといいなあ)
    女性らしい細やかな美しい描写がちりばめられているのもうれしく気持ちよく読めました

    明治からの港・貿易・労働者の街神戸の歴史
    何よりもその時代をしっかり踏みしめて歩いた女性の生きざまに胸打たれました

    ≪ 土壇場も 明治のおなごは たおやかに ≫

    この著者の「銀のみち一条」もよかったです

  • 「お家さん」と呼ばれた大企業へのぼりつめた女性の半生を綴った作品。
    実際の人物を小説風にアレンジしているせいか、事実に添いながらも心理描写がしっかりと描かれている。
    現代にも残る大企業の礎的なストーリーであるため、非常に興味深い。また、一つの作品に様々な人の激動の人生が描かれているため、満足感もひとしおである。

  • すばらしい・・・の一言。博愛精神、妻として、母として、女として、そして統括するものとして心して生きれば、こういう大会社ができてしまうんですね。商売って儲けるためではなく、人としての生き様を見せてくれるものなんですね。

  • 女性が管理職になる、ましてや社長になるなんて例外も例外だった大正時代。亡き夫にかわり鈴木商店を経営した女性の話。
    成功と挫折、幸運と不幸に彩られたストーリーとても読み応えがあるのだが、なぜか話に乗れない。
    ストーリーには起伏があるのだが、語り口が淡々としているので、文章にスピード感がないせいかもしれない。
    一気に読んでしまうというより、毎晩少しずつ読みたい作品。

    これから下巻を読みます。

    2010/3/26
    amazonで購入。

    2010/2/16
    会社の取締役推奨の一冊。
    山崎豊子さん風なイメージがありいつか読んでみたい。

  • 歴史の表舞台には現れない、鈴木よねという人の一生。
    今は亡き、鈴木商店を支えた女性です。
    明治の神戸が舞台なので、知った地名が出るたびにわくわくする!

  • 大正・昭和初期の巨大商社・鈴木商店の女主人、鈴木よねの評伝
    苫米地英人氏推薦

  • 女性起業家、ワーキングマザー、仕事と子育ての両立

  • やっと読んだ。
    戦前の財閥鈴木商店。
    樟脳、砂糖貿易商として世界的な拠点網を確立するとともに、製糖・製粉・製鋼・タバコ・ビールなどの事業を展開。
    神戸の一商店から店を支えたトップは1人の女性だった。

    事実だってんだからすごいデス。

    よみごたえ有。

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