負けんとき〈下巻〉―ヴォーリズ満喜子の種まく日々

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著者 : 玉岡かおる
  • 新潮社 (2011年11月発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (314ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784103737148

負けんとき〈下巻〉―ヴォーリズ満喜子の種まく日々の感想・レビュー・書評

  • 概略は上巻の感想に書いたのでそちらを。

    関係ないことだが…。
    近江という土地は、止揚学園の福井達雨氏などの
    活動拠点でもあったのだけれど、それは
    もしかしたら、近江兄弟社のミッション活動が
    あった土地だったから根付いたり…など
    縁があったのだろうか。

    キリスト者の愛をもって、ゆっくりと歩む
    ひとと共にある止揚学園の活動を、久しぶりに
    思い出した。

  • ヴォーリズとの結婚、その後は近江八幡にて幼児教育に心血を注ぐ満喜子。第2次世界大戦によって、ヴォーリズは日本に帰化。「ヴォーリズ・レポート」の存在も、興味深い。祐之進の陰からのサポートも。

  •  
    ── 玉岡 かおる《負けんとき〈下〉ヴォーリズ満喜子の種まく日々 201111‥ 新潮社》
    http://booklog.jp/users/awalibrary/archives/1/410373714X
     
     ヴォーリズ・ライブラリー
    http://booklog.jp/search?keyword=%E3%83%B4%E3%82%A9%E3%83%BC%E3%83%AA%E3%82%BA&service_id=1&index=All
     
    1909‥‥ Vories, William Merrell・詞《同志社カレッジソング》制定。
     一柳 米来留 建築家   18801028 米国 滋賀 19640507 83 /近江兄弟社 創立
    ♀一柳 満喜子 Voriesの妻 18840318 兵庫 滋賀 19690907 85 /近江兄弟社 学園長/神戸女学院卆
     
    1918‥‥ 結核療養所「近江療養院」(近江サナトリアム、現ヴォーリズ記念病院)開設。
    1919‥‥ 子爵令嬢一柳満喜子と結婚。自ら設計した明治学院の礼拝堂で挙式。
    1941‥‥ 日本国籍を取得(ひとつやなぎ めれる)と改名。
         ヴォーリズ建築事務所を一柳建築事務所と改称。
    1945‥‥ マッカーサーと近衛文麿との仲介工作。
    1951‥‥ 藍綬褒章(社会公共事業への功績)。
    ── 《失敗者の自叙伝 1951-1957‥‥ 湖畔の声》連載。
    1957‥‥ 軽井沢で(くも膜下出血)療養生活に入る。
    1958‥‥ 近江八幡市名誉市民第1号。
    ── 《同志社高校管弦楽団ポピュラーコンサート 19590818 教育会館》
     
     ヴォーリズは生きていた(軽井沢で療養中)。
    http://d.hatena.ne.jp/adlib/20030527 History of“DHS”
     同志社高校シンフォニエッタ関連年表
     
    ── ヴォーリズ・メモリアル in 近江八幡 20141004-1103 没後50年記念
    https://www.facebook.com/voriesmemorial?ref=profile
     佐伯 和男くんのフェースブック(20141205)
     
    (20141205)
     

  • すっかり忘れてしまっている何かを思い出させてくれる.
    無か有を生み出す原動力に元気をもらえる.
    関西学院,神戸女学院,大同生命,近江兄弟社,少しずつ私も関わっているものがたくさん関連している.
    ちょっと不思議な感じ.

  • 表紙が神戸女学院。
    玉岡さんの話は生き生きしてる。
    近江八幡に行きたくなった。

  • ヴォーリズとの結婚、そして近江兄弟社。ヴォーリズが素晴らしく魅力的な男性に描かれていますが、恐らく日本社会にとっては男女同権の感覚が定着している米国の宣教師の考え方は実際にそのように捉えられたのでしょう。宣教師、建築家、音楽家、作詞者、そして軟膏(メンソレータム)の企業家として広範囲に活躍している姿がまざまざと眼に浮かびます。滋賀の地では受け入れられるのに苦労したのが、高松宮が、そして貞明皇太后の訪問により、地元に受け入れられていったという記載は皇室の良い面を教えられたように思います。友人絹代と最愛の祐之進との結婚、そして再開など、ドラマティックな展開は事実なのかどうか?

  • キリスト教伝道のため来日し、近江兄弟社を設立したW.メレル・ヴォーリズは建築家でもあり、関西学院、同志社大学、軽井沢ユニオン教会など全国で数々の西洋建築を手掛けた。メレルと満喜子は周囲の猛反対のなか結婚するが、近江八幡に入った彼女は再び封建社会と闘いながら幼児教育に邁進する。次々と難関を乗り越えるが、戦争中は辛い日々を送る。しかしメレルが後に「天皇を守ったアメリカ人」と称される出来事が起きるのだった―。アメリカ人伝道師と、日本の華族令嬢の結婚。数々の逆境に立ち向かい、共に負けずに闘った日々

  • 下巻はとにかくバテレンくさい!クリスチャンやキリスト教に理解のある方が読むと何の問題も無いと思うけど、アンチな私には共感できない部分が多くてなかなか辛かった。そんなわけで、下巻は宗教を軸に話が進む感じでした。上巻が面白かったので残念…。

  • 業績が素晴らしすぎて、
    ドラマが多すぎて
    ひとつの小説にするにはもったいない感じ。

    作者も資料をまとめるのが
    大変だったんだろうな。

    小説の舞台を追って
    神戸女学院に見学に行きたいな。

  • 登場人物の口を借りて、日本の伝統建築へのリスペクトも表現されているのが好感。

  • ヴォーリズと満喜子のカップルはとても才能豊かで運命の出会いを果たした事は読みとれるけれども、その二人の情感の部分の描き方があっさりで物足りない。近江兄弟社ってメンタームの会社とだけ覚えていたけれど、こんな背景と歴史があったのね。メンソレータムといつからか名乗らなくなっていた謎もこの本で解けたww

  • 滋賀県近江八幡にやってきたアメリカ人宣教師と元華族の妻の伝記
    作者によってかなり思い入れ深く描かれているが 上下じゃなく もっとサッパリと1冊完結の方が読みやすかったかも

    近江八幡には何度も行っているが そういえばペパーミントグリーンの横板貼りの洋館が残っている 由来を知らずに通り過ぎていたが次回は是非見学してみよう
    メンソレータムの権利が宣教活動の資金として譲られたこと初めて知る
    途中で社名が変わり容器の絵柄が変わったとき おさな心に贋物か?と容器を二つ並べて見比べた日を思い出す

    このようなお二人を今まで知らずにいたことが不思議

  • アメリカから帰ってヴォーリズと結婚し、亡くなるまで。いろんな事業特に教育に力を入れて孤軍奮闘する様子が描かれている。佑之進の一途な気持ちが美しかった。

  • 上下巻読み終えて

    人はどこに生まれ誰と出会いそこで何を考えるか

    それによって人生は変わる。

    ヴォーリズ満喜子については存在さえ知らなかった。

    私は初めて彼女を知り何を考えるだろう・・・


    文章としては時々少々引っかかり

    うるさく思う時もある。

    でも最後まで読んだのは

    やはり一柳満喜子の魅力でしょうか?

  • 正直言って、小説として、下巻は上巻以上に期待外れ。
    期待しすぎていたのか。

    一柳満喜子が傷心の渡米から帰国し、メレル・ヴォリーズと出会い、華族の身分を捨て結婚。
    その後移り住む近江八幡での苦闘が描かれる。
    時代は大正から戦後まで続く大河ドラマだ。

    作者の思い入れは、あとがきを読まずとも、わかる。
    その思いが強すぎてヒロイン満喜子に、私は、全然共感できない。
    ヒロインとしての魅力よりも、その人生に魅せられた作者の声が、ちらついてしょうがない。
    ヒロインに入り込もうとすればするほど、作者の影がしゃしゃり出てきて、集中できない。
    同じことはヴォリーズにも言える。
    夫婦の場面など、読まなきゃよかったとまで思わせてくれた。
    英語での会話は「( )」で表示されているのだが、日本語に直すと、何やら気恥ずかしくなってしまう。

    自分の好きな対象を小説仕立てにされると、イメージがあるだけに共感するのは難しい。
    これが資料を丹念に収集整理したノンフィクションなら違ったのかもしれないが……

    玉岡氏の力量に期待しすぎてしまったと、後悔しきり。
    女性を主人公とした過去の作品を面白く読んだだけに、今回はがっかりしている。
    書下ろし小説とのことだが、そのあたりもマイナスに響いたのではなかろうか……

    これだけ、不平不満を述べいるが、終盤、女学校時代の友人絹代についての種明かしは胸が熱くなる。
    冷静に考えれば、その状況下でありえないだろうと突っ込みたくなるお話ではあるけれど。

    最後に、唯一、読んでよかったと思わせられたのは、ヴォリーズファイルの存在を知ったこと。
    小説では「象徴天皇制」はヴォリーズの一言がヒントとなったように描かれている。
    その真偽のほどはわからないが、ヴォリーズがマッカーサーと近衛文麿との仲介役を務めたことは、案外知られてはいないのではないだろうか。

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負けんとき〈下巻〉―ヴォーリズ満喜子の種まく日々の作品紹介

キリスト教伝道のため来日し、近江兄弟社を設立したW.メレル・ヴォーリズは建築家でもあり、関西学院、同志社大学、軽井沢ユニオン教会など全国で数々の西洋建築を手掛けた。メレルと満喜子は周囲の猛反対のなか結婚するが、近江八幡に入った彼女は再び封建社会と闘いながら幼児教育に邁進する。次々と難関を乗り越えるが、戦争中は辛い日々を送る。しかしメレルが後に「天皇を守ったアメリカ人」と称される出来事が起きるのだった-。アメリカ人伝道師と、日本の華族令嬢の結婚。数々の逆境に立ち向かい、共に負けずに闘った日々。

負けんとき〈下巻〉―ヴォーリズ満喜子の種まく日々はこんな本です

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