ソロモンの偽証 第I部 事件

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著者 : 宮部みゆき
  • 新潮社 (2012年8月23日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (741ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784103750109

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ソロモンの偽証 第I部 事件の感想・レビュー・書評

  • 【あらすじ】
    クリスマスの朝、中学校の敷地内で同校生徒の柏木卓也の遺体が発見された。現場に不審な点はなく、屋上からの投身自殺として処理される。
    三学期初日、告発状が校長と同級生・涼子に届く。卓也の死は大出を核とする不良生徒3名によるものとの密告だった。内容を虚偽と判断した警察の助言の元、学校側は差出人の女生徒を特定するものの、生徒たちへの悪影響を憂い、部外者の悪戯として沈静化を図る。しかしその計画は、ある恣意的な報道により一変する。

    【感想】
    三部構成かつ各部の分量は700頁を超す大長篇。本書は第Ⅲ部の学内裁判で取り扱う事件の経過を、様々な視点で綴っている。
    第一印象は読むのが大変そう、分量に見合う内容なのかと考えて躊躇した。第I部という事もあり、豊富な人物描写や背景説明、そして伏線が織り交ぜられている。本筋との関係が不明なまま回り道をさせられた気になった。しかし、涼子が学内裁判を計画する辺りから物語の色が変わって俄然面白くなる。お楽しみは第Ⅱ部を読んでね、という事らしい。
    告発状の経緯や付随事件の真相は読者に開示されるため、涼子から見ると少々フェアじゃない気もするが、予想を超える展開があるとの前踏れと期待したい。

  • 3.5 長い。2週間かかってしまった。でも早く続きを読みたい。

  • さすが、宮部みゆき。
    登場人物の人数が半端ない。
    でもきちんと把握できてしまうほど
    それぞれに物語がついてくる。
    すごいなぁ。
    きちんとその先に営みがみえてくるもんな。

    なんていうのかなぁ、歪んだ悪意?
    そうゆうのを描くのがうまいなぁ。
    ただの悪意じゃないのよね、さらに歪んでる。

    この先どんな結末に向かっていくのか
    読むのが楽しみ。
    読んでてしんどくもあるけどね。
    悪意に当てられるっていうかさ。
    ついでに本が分厚過ぎて腕が痛い。

  • 健一はいい友だちを持ったな。行夫がいてくれて本当に良かった。なかなか物語が展開しないと思っていたら、突然立て続けに事件が起こって驚いた。松子の優しさが悲しい。こんなに優しい子じゃなければ、死なずに済んだのかな。森内先生もかわいそう。

  • クラスメイトの死から始まったそれぞれの関係者の様々な想いや思惑.丁寧に書かれて圧倒的な長さだが、ぐいぐい引き込まれる.

  • 隠蔽大好き教育機関問題を面白く取り上げて、大作だけど一気に読める

  • うーん、長い!丁寧に書き込まれていて、人物像は手に取るように伝わってきますが、その分長いです。嫌な奴が後から後から出てきます。 この後どうなっていくのか・・・最後まで読み通せるのか・・

  • 宮部作品は、長くても続きが気になって後ちょっと後ちょっと思いながら、読み切ってしまいます。中学生が主体ですが、なかなか読み応えがありおもしろかったです。映画版も見ましたが、やっぱり原作の方がおもしろかったです。

  • 本当に素晴らしいの一言。歪んだ考えをもつ様々な登場人物の行動によって、少しずつ事態が悪化していくこの物語の進み方に無理がなくて良かった。これまで本をほとんど読んでこなかった私が1日で400ページ読んでしまった。ミステリー好きにはぜひ読んでもらいたい。

  • 映画はまだ。
    やっと長編も腰を据えて読める気分になったので図書館ですが借りてきた。

    同級生の死を発端に物語が動いていく。
    この真相、というかここにいたるまでの状況を明かすことがこの話の軸なのかな?

    登場人物がほんの少しの性格の悪さをちまちま見せてくれているので、どの人物にもいまいち感情移入しづらい。
    松子ちゃんのくだりとかは、真相が同級生にばれたら相当ひどいことになりそうだけど(確信に近い疑いがあっても、あの真相を知るのはそうとうショックだと思う)そこは決着つけないのかな。

    どちらかといえばもやもや感がある第一部ですが次巻以降に期待して星3つ。

  • 映画を先に見てからの原作。ケータイのない1990年の中学生達。家に電話をかける描写を久しぶりに見た。

  • 各登場人物の視点から話が進んでいくのがおもしろい。子供たちが動き出すところで終わったので、二部に期待!

  • 導入部が長い。
    登場人物の名前が似ていて、関係性を把握するのに少し苦労する。
    でもそれは壮大な物語を前にして、こちらも気合いを入れて取りかからねばならない通過点だと思う。

  • ある中学2年生が飛び降り自殺をしたことに対して、殺人じゃないかと学校内裁判をする話

  • 2015年12月24日に開催された第1回ビブリオバトル市内中学生大会C会場で発表された本です。

  • 物語に入っていくまでに時間がかかったけど、野田君のエピソードから引き込まれ、最後まですーっと読んでしまいました。涼子、ホントに中学生か?という感じです。

  • テレビ放映につき話題になっていたので、読んでおこうと。
    松子がナニした場面ではもう歯がギリギリと。樹理とモリリンの隣人のようなコスイ輩が一番タチ悪い。
    涼子どうすんの!?ってところで第2部へ。

  • クリスマスの朝、雪の校庭に急降下した14歳。彼の死を悼む声は小さかった。けど、噂は強力で、気がつけばあたしたちみんな、それに加担していた。そして、その悪意ある風評は、目撃者を名乗る、匿名の告発状を産み落とした―。新たな殺人計画。マスコミの過剰な報道。狂おしい嫉妬による異常行動。そして犠牲者が一人、また一人。学校は汚された。ことごとく無力な大人たちにはもう、任せておけない。

  • 中学生一人の死亡というネタから、話が展開していく。
    う~ん、長いなあ、と思いながらも、だんだんと面白くなってきた。

    以下は、2017年6月10日追記。
    NHKテレビを見ていたら、朝ドラの「ひよっこ」に出ている藤野涼子という17歳の女優は、映画「ソロモンの偽証」の作成に際して、オーディションで主役を勝ち取った人物のようである。

  • G.W.という事もあり一気に読んだ
    久しぶりに読書の楽しさを感じた
    ページをめくる楽しみしか無かった

    700ページ超の大作だが、一日・二日程度で読了してしまった
    終わりに近づくにつれて「もう終わってしまうのか」という、ページをめくる楽しみとは相反する気持ちが出てくる訳ですが、これは2部、3部と続く雰囲気が出てました
    2部も3部も700ページ並と見受けられたのでこれは大作ですね
    同じく宮部みゆき先生の作品「模倣犯」並のドキドキ・ワクワクです

    基本となる舞台は学校
    一人の学生の死からストーリーが展開していく
    その死はいったんは自殺という事になる
    一方、その学生の遺体を発見した生徒は家庭に問題を抱えており事件(殺人未遂)を起こしてしまう

    そんな折「実は殺人で、犯人は同じ学校の生徒である」といった怪文書が流れる
    この怪文書を流したのも同じ学校の生徒なのだが、その証拠を押さえる前にマスコミに情報が流れるなどして話が大きくなってしまう
    この「怪文書」がタイトルの「偽証」にあたると思われる

    話が大きくなってしまった事から怪文書主の身辺も心穏やかではなくなり、怪文書を手伝った生徒が事故で亡くなってしまう
    この死は怪文書の主の殺人である事が作品中で示唆されている

    本作の最後では、怪文書で犯人扱いされた生徒の家が全焼し、祖母が亡くなるという形

    何やら事件が事件を呼ぶといった展開が続く
    どう着地するのか
    2部以降も一気に読んでしまいそうだ

  • これって、二部で学校内裁判を起こす前触れですが、
    しかし長い。うちの息子が中2になったけど、ここまで賢い中2生いないでしょう。

  • 2016.4.30 読了

    疑惑だらけで、どうなるんよーーー!

    こんな次から次へと
    いろいろ起こる学校、大変やな。。。

    早く次を読みたいけど。。。

  • いままで読んだ本のなかで、最も長かったので、読了までにかなりの時間がかかった。
    直前に湊かなえの「高校受験」を読んでいたため、対応に追われて頼りにならない教員たち、という意味ではテーマが似ていたが、まあそれは個人的な問題なので。
    最初の方は、柏木卓也の自殺(?)の対応が中心で、おい自殺じゃないのかよ、いやじゃあこの告発状は何なんだよ、教師頼りねーな、みたいにストーリーも同じ感じで展開していったが、後半から一気に展開が早くなり、意外性という意味でも読んでいて楽しかった。
    これがあと2冊あるので長丁場だなあとは思いつつ、続きが楽しみになった。

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ソロモンの偽証 第I部 事件の作品紹介

クリスマスの朝、雪の校庭に急降下した14歳。彼の死を悼む声は小さかった。けど、噂は強力で、気がつけばあたしたちみんな、それに加担していた。そして、その悪意ある風評は、目撃者を名乗る、匿名の告発状を産み落とした-。新たな殺人計画。マスコミの過剰な報道。狂おしい嫉妬による異常行動。そして犠牲者が一人、また一人。学校は汚された。ことごとく無力な大人たちにはもう、任せておけない。学校に仕掛けられた史上最強のミステリー。

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