宇宙のみなもとの滝

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著者 : 山口泉
  • 新潮社 (1989年12月発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (334ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784103752011

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宇宙のみなもとの滝の感想・レビュー・書評

  • 生物の居住に適した、地球系三連星、危(ウミヤメ)、参(カラスキ)、尾(アシタレ)
    その一つ、参の田舎の小学校に
    劇団<世界の思い出>座がやってきた

    演じられるは今回が初めての上演となる
    「宇宙のみなもとの滝」
    小さな学校の体育館で今、世界の最後をめぐるお話の幕が上がる——



    設定がしっかりついていて、この作品だけで終わるにはもったいなく感じた
    ストーリーは、上のようにして劇が始まり、
    実際に舞台を見ているような形で展開されていく
    のどかで綺麗な情景から始まり一転、迫害を受ける主人公達
    住む家を燃やされて絶望に暮れる中、出会って介抱された<夢交換クラブ>の少年少女
    そのうち、空から落ちて来た金色のビラに選ばれて
    彼らは「世界の終わり」を目覚めたまま迎えることになる
    そしてそのまま、滅びかかった世界を救う最後の機会のために
    生物の時間を遡って<世界のみなもとの国>へと向かうのだった

    それだけでもワクワクする設定
    けど物語は娯楽的ではなく、哲学的

    主人公達、そしてそれを鑑賞する観客に与えられた質問
    「世界が、まだ滅んではならないものであることを証明できるものはなにか」

    それがわからないと、世界は滅んでしまうという
    残された時間はわずか
    私たちは、その答えに、果たしてたどり着けるのだろうか

    設定がしっかりしてると書いたけれど
    あえてぼかすことで興味をそそる部分もある
    例えば物語の中で動く「人類」
    どうやら彼らは花粉を作ることが出来るらしく、それが出来ない少年が蔑まれている
    ここで言う人類とは、その生態系の頂点に位置する、
    支配する種ということであって、人間ではないのだろうか?


    また、21年間だけ地球系の軌道内に侵入した彗星、翼<たすき>が及ぼした影響によって誕生した<オーロラの児>
    これも、具体的にどんな特異なものなのか
    多くは語られていなくて気になる
    少しネタバレになるかも知れないけど、オーロラの児は
    「自分自身の《不幸》の力で、世界を美しく《変革》する」と
    中では語られている
    その異端の特徴、体質でもって
    凝り固まった世界に波紋を投げかけるのか
    なんなのか
    謎←

    なんにせよ、少なからずの痛みをもってそれは成されることらしい

    うーーん謎

    機会があったら探して買いたいかも

  • 日本ファンタジーノベル大賞優秀賞受賞作と云うことで、探しまくった。
    当時は見逃していたのだが、古本屋で発見。
    絶版の速さに納得。
    読者を選ぶ作品。

  • 第一回ファンタジーノベル賞の優秀賞受賞作。なぜ?この作品がこの賞の優秀賞にえらばれたのか?私にはわからない。
    タイトルはセンスのあるタイトルですね。危と書いて(ウミヤメ)と読む地球系(テラ)三連星第一星。参(カラスキ)第二星。尾(アシタレ)第三星。翼(タスキ)消滅した彗星。
    参星(カラスキ)北風(オレブンベ)共和国四角形県(イイネソンバ)枯木郡(チ・ニ)冬の森(マータ・ニタイ)
    もう設定が難しすぎます。あとこちへ飛ぶし覚えられません。途中の半分はミュージカル?戯曲?になっているのでしょうか?うーーん。世界に入りこめなかったです。

  • 友達の紹介…その人はすごく尊敬してる人なので自分の感性が追いつけなかったことがショック

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