アナログ

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  • 新潮社 (2017年9月22日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (174ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784103812227

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アナログの感想・レビュー・書評

  • デジタル化が進む中で、デジタル化が何を助け、何を忘れさせていくのかを考えさせられる本でした。
    ビートたけしの才能や価値観が見えた気がしました。

  • ビートたけしさんの映画を見ていても思っていたこと
    残酷でリアルで赤裸々な人生を書きながらも
    ロマンチックだなぁと。。。小説もやはりそうだった
    すんなりと、しっくりと、頭の中に文章が入ってくる
    目新しいストーリーでないから尚更、
    素直に、優しい気持ちになれた

  • デジタルが横行しているこの時代に「ちょっと急ぎすぎだろ。すこしのんびりいこうぜ」と語りかけつつ、喜びや嬉しさ、また幸運を願う昂揚感を思い出させてくれるステキな1冊。男友達の会話に下ネタが散りばめられているのは、その友達がきっとたけしさんで真っ向から励ましたり、慰めたりが恥ずかしいから照れ隠しでこんなこと言ってしまうんだなってことが伝わる。みどりと悟の出会いからの関係性に私自身常々考えていたことがみごと顕れていて、悩みながらも進んでいる道に誤りがないことを確信。そういうことだよね。ありがとう、たけしさん。

  • 初めてフィクション作品で泣きました。

  • シナリオや話の展開はすごく良かった。
    さすがは、ビートたけし だと思う。

    しかし、ビートたけし特有の品のないジョークが多すぎる。
    それが、もう少しセーブされていれば、☆5つだったのだけれど。

    こういう小説が書けるって、ビートたけしって本当は、すごく純心な人なんだろうな。

    文学賞候補は当てはまらないかも知れないけれど、映画化すると良いかも知れない。

  • 別に、昔の人でもないしどちらかといえば告白も携帯で済ましておきたいと思ってしまうたちだけど、なにか懐かしさを感じてしまう。
    こーゆー恋愛をして見たい。楽しみな木曜日がとてもいい。それがあるから頑張れる、みたいなのがとてもいい。

    連絡先を交換したから安心して連絡を取らないというのはとてもわかる。

  • 北野武監督の『キッズ・リターン』が好きです。ボクシングを軸とした青年たちの瑞々しい青春の映画です。

    その作品は置いといて、この本の主人公・水島悟は、工業デザインを手掛ける会社に勤め、現在では良く使われているパソコンのデザインソフトを使わず、200分の1スケールの建築模型を手作りするアナログな部分があるデザイナーです。

    一方、上司の岩本は自分では何もやらず、いつもカタカナを並べ、悟の手柄を自分のものにする典型的な嫌な人間。

    一冊のインテリア雑誌をきっかけに、悟はピアノという喫茶店でみゆきという名の女性に出会い、つい上司の愚痴話をしてしまいます。

    しかし、二人はそれをきっかけに電話もラインも教え合わず、木曜日の夕方にピアノで会うという約束だけします。

    悟の友人の山下や高木の漫才のような掛け合いにくすっと笑い(特に高木の下ネタオンパレードは最高に笑えます)、手術を受けないという選択をし、亡くなってゆく母の悟への愛情と悟から母への愛情にホロリと泣けます。

    クラシックのコンサートや落語の話などデートを重ね、悟がみゆきに惹かれてゆく様子がとても繊細に描かれています。

    転勤を機にプロポーズをしようとする悟。しかし、ピアノにみゆきは現れなくなり…。

    とても、映像が目に浮かぶ作品でした。

    最後にひとつだけ。
    いくら、久石譲の『Kids Return』が頭で鳴っても、自転車の二人乗りは現在では禁止されてますw

  • たけしさんによる純愛小説。題名どおりスマホなど使わなくて毎週木曜日にあう二人。最後のシーンが泣ける。

  • なんとも、感涙を禁じ得ない。

    ラストは、なんというか、シャレが効いた美しいオチであったな。

  • 全てがデジタル化する世界で悟とみゆきが交わした、
    たったひとつの不器用な約束。素性も連絡先も
    知らないまま、なぜか強烈に惹かれあう2人の
    「アナログ」な関係が始まり…。誰かを大切に
    するとは何かを問いかける恋愛小説。

  • アナログな恋の部分よりも、悟と山下、高木の友情の強さに感動した(下ネタの多さは除く)。落ち込んいる仲間を勇気づけようと、馬鹿なやり取りができる仲っていいな。3人のどんちゃん騒ぎの後ろには、いつもビートたけしがいるように感じた。

  • “幸せな気持ちになんて、
    大切なものが一つだけあれば
    なれるものなのかもしれない。”

  • ビートたけしの話題の純愛小説。
    無理にこねくり回すことないナチュラルな小説だが、さすがにちょっと物足りない。あまりにシンプルすぎて、しかし一方イマドキのアイテムを無理に入れようとしているところも散見され、そこはちょっと痛い。
    「火花」とは多分ベクトルが違っているのだと思う。

  • 紹介番組(コーナー)を見て、そそられた。
    なんだその「君の名は」としか言いようがないソレは。
    いや勿論、新海監督の近年のオシャレな若者の、句読点付きの方ではなく、戦後間もなくの女湯をカラにした、中井貴一の父親のやった、あの真知子巻きが大ブームになった、リメイクは鈴木京香と倉田てつをの、あっちだ。
    でもなんとなく、PCやスマホと言うガジェットの無い手探りの血肉の通った泥臭いつながり?も今時いいよね、と言うコンセプトは分からないではない。私もまだまだアナログなのかな。

    小説の技巧としては胃もたれ。
    主人公友人の下ネタはしつこくてそれで読むのを挫けそうになったし、〆の言い回しもプロの小説家ならもっと余韻のある良いものになったと思う。
    総じて、ビミョー。。。。。。

  • インタビューに、又吉直樹に対抗してと書かれてあって、購入。

    タイトル通り、アナログな価値観の主人公がたどっていく仕事と恋愛。
    データの中で構築するのではなく、人が住むものなのだから現実に模型を造って見ていきたいという思いに感じ入る。
    連絡が取れないことで相手を憎んだり、思いやることの生々しさもあるのだろう。

    ただ、三十を過ぎた、という主人公と仲間達のやり取りが、絶妙に古い。。。
    それはネタなのか?マジなのか?とちょっと考えさせられる部分。
    あとは、下ネタが多くてこれも古い。

    そんなわけで、主人公の三十代感はイメージ出来ず、「狂暴なまでにピュア」の謳い文句の狂暴さは、きっとボケの部分だなと確信しつつ。
    ビートたけしが書く恋愛小説、に興味があれば読むといいと思う。

  • 連絡手段を持たずに木曜日に、という男女。アナログな恋のお話。
    母親へみゆきへ、悟の熱い思いが伝わりました。それだけでなく友情や会社関係の人々より悟の人柄の良さも。友情は、カツラや下ネタ話題などお笑いが多く、そこはやはりたけしさんなのかなと(読み終わるまで頭にたけしさんが焼きついていて離れることはありませんでした)。
    全体的に温もりを感じる小説でした。アナログですね。
    たけしさんは無理して小説を書かなくても…映画や芸術の人かなと。

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アナログの作品紹介

たけしがたどりついた“究極の愛”。狂暴なまでに純粋な、書下ろし恋愛小説。「お互いに会いたいという気持ちがあれば、絶対に会えますよ」すべてがデジタル化する世界で悟とみゆきが交わした、たったひとつの不器用な約束。素性も連絡先も知らないまま、なぜか強烈に惹かれあう二人の、「アナログ」な関係が始まった。いまや成立しがたい男女のあり方を描き、“誰かを大切にする”とは何かを問いかける渾身の長編。

アナログはこんな本です

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