春雷

  • 28人登録
  • 3.80評価
    • (2)
    • (4)
    • (4)
    • (0)
    • (0)
  • 2レビュー
著者 : 伊集院静
  • 新潮社 (1999年10月発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (437ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784103824022

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

春雷の感想・レビュー・書評

  • 著者の自伝的長編小説です。
    「人間とはつまり、よくわからん、と言うことだ。・・・。しかし、わかっていることはひとつだけある。・・・。それは、死だ。人間は必ず死んでしまう、と言うことだよ。そのことだけがたしかにわかっているんだ。わからんことだらけで、わかっていることが死というのが人間なんだ」(P167)、「のんびりした仕事に見えるだろう。杉の木もひどくのんびりしているように思うだろう。けどそうじゃない。杉の木も必死で伸びようとしとる。それが春になってこの手でさわってみるとよくわかる。木が伸びた分だけ連中も必死で生きとるのがわかる。生きるものは皆そういうものだ」(P418)が示唆に富んでいると思う。

  • ストーリー性が薄いので話が冗長。時代背景、特にノスタルジックな町並み、人間関係、地域との関係は懐かしさを覚える。
    また、主人公高山英雄が、大人の世界との矛盾を感じながら友人、異性との関係を築き成長していく姿が良く表現されている。後半のマドンナ北条美智子を囲む、主人公含めた4人が卒業を記念して旅行をし、思いを打ち明けキスをねだるシーンは、何かホクホクした感じを受けた。

全2件中 1 - 2件を表示

春雷はこんな本です

ツイートする