バルタザールの遍歴

著者 :
  • 新潮社
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感想 : 17
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  • Amazon.co.jp ・本 (264ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784103831013

感想・レビュー・書評

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  • 4〜5

  • 面白かった。が、読みながら最初の方を忘れていったように、一週間経てばどんな内容だったか思い出せなくなりそう。

  • お酒を飲みまくっている主人公(たち)。
    後半のまさにファンタジーな展開がテンポ良くよめた。
    一人称の物語なので、かえって彼らの一族の歴史の不思議さ、能力の不思議さに興味のわく作品だった。

  • ~「BOOK」データベースより~


    『今朝起きたらひどく頭が痛んだ。
    バルタザールが飲みすぎたのだ』一つの肉体を共有する双子、
    バルタザールとメルヒオールは、ナチス台頭のウィーンを逃れ、
    めくるめく享楽と頽廃の道行きを辿る。

    『国際舞台にも通用する完璧な小説』と審査員を瞠目させ、
    第3回日本ファンタジーノベル大賞を受賞したデビュー作。


    ~感想~

    (´-ω-`)う~ん
    内容は面白いんやけど、この人の書き方自体は苦手かな。
    状況把握するのに時間掛ったしね。
    まぁ、俺が単にアホなだけなんやろうけど…(・m・ )プッ

    これ、映画化にしたらきっと面白いと思うわ。


    おしまい。

  • 弱冠28歳でこの筆致は凄すぎる…。流石の大賞。そして設定負けしない構成。すごい。

  • 2010/5/10購入

  • 双子の性格の違いがつかみきれなかった。
    設定は面白い 

  • この感覚は、アゴタ・クリストフを読んだときに似ている。もう少し挑戦を続けてみようと思う。

  • 気にはなっていたんだけれど、やっと読めた。もちろん、幻想文学なのだけれどしっかりした骨組みと背景のある作品を久々に読んだなあと。ひとつのカラダにふたつの人格。しかも、物理的身体を抜け出せるという設定がおもしろい。敵に追われたり、ナチスに絡まれたり、バカンスがあったり、飲んだり、暴れたり。没落貴族の厭世的な雰囲気が漂っているけれど、けして退屈ではない。どうやって生きるのか、なんのために生きるのか、考えなくても酒があれば何とか生きていけるのかもしれないとも思った。

  • 第3回大賞受賞作品

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著者プロフィール

1962年、新潟に生まれる。1991年『バルタザールの遍歴』で日本ファンタジーノベル大賞を受賞。2002年『天使』で芸術選奨新人賞を、2007年刊行『ミノタウロス』は吉川英治文学新人賞を受賞した。著書に『鏡の影』『モンティニーの狼男爵』『雲雀』『激しく、速やかな死』『醜聞の作法』『金の仔牛』『吸血鬼』などがある。

「2022年 『吸血鬼』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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