とかげ

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著者 : 吉本ばなな
  • 新潮社 (1993年4月1日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (197ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784103834021

とかげの感想・レビュー・書評

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  • 傷を負った人たちが愛しいと思える相手と出逢い、新しい扉を開ける直前の、希望に満ちた短編集。
    ファンタジックな物語もあり、痛々しく切ない物語もあり。
    ものすごく下世話な内容であってもなぜか透明感が漂う、っていうのはよしもとばななさん特有の世界観だと思う。

    表題作の「とかげ」そして「新婚さん」「血と水」が特に好き。
    オカルトやスピリチュアル要素が満載でも、なぜか納得できてしまう不思議。

  • 「とかげ」は良かった。あとはなんか気持ち悪かった。2015.09.10

  • (1993.06.20読了)(1993.06.18拝借)
    (「BOOK」データベースより)
    やさしく心をいやしてくれる6つの変奏曲、待望の最新短編集。

    ☆吉本ばななさんの本(既読)
    「TUGUMI」吉本ばなな著、中央公論社、1989.03.20
    「哀しい予感」吉本ばなな著、角川文庫、1991.09.25
    「キッチン」吉本ばなな著、福武文庫、1991.10.17
    「うたかた/サンクチュアリ」吉本ばなな著、福武文庫、1991.11.15
    「パイナップリン」吉本ばなな著、角川文庫、1992.01.25
    「白河夜船」吉本ばなな著、福武文庫、1992.02.15
    「N・P」吉本ばなな著、角川文庫、1992.11.10

  • 6篇の短編集。ふしぎでばなならしい、くるしくてやさしい。人はどうにかしたら生きていけるんだということがはっきり書いてあるわけではないけれど伝わってくる、そんな物語。
    (挿画は田中英樹さん、カバーを外した表紙が包み紙のように折りたたまれていて面白い装丁。)

  • 暗くて重い内容が多いのに、不思議と嫌な感じがしなくて、小さくても明るい光がさしているような短編集。
    彼女の書くものはどこかリアリティがないのだけれど、なんとなくぬくもりを感じるんよね。
    この短編集は結構好きです。

  • 中学時代に読んだせいか、ほわんとして読んだ気が。
    だいぶ大人になった今再読したら、本の意味がわかるのかも。
    でも再読する気にはあまりならん

  • 久しぶりの再読。
    年齢のせいか今まで以上に、ぐっときた。
    親についてや、血のつながらない他人と家族になることの面白さ。
    発売当初は自分が子どもだったから、面白さが半分くらいしか
    わかっていなかったんだな。

  • 昨日が怖かった 今日が不安 明日が恐ろしい そんな人たちへ
    読んで心の中がとてもほぐれました

    「みんなが一度くらい親から決定的に拒まれたことをどこかでおぼえている」

  • 環境や自分の身に起きつつある変化に戸惑いつつも、
    徐々に受け入れ、新たなる時の流れや人との関係の中で
    人生を歩んでいこうとしている、現在「再生」や
    「治癒」の段階にある人達が主人公となる6つの短編小説。

    この本を読んでいると、ほわぁっと夢を見ているような錯覚に陥る。
    作者の小説を読んだ時にいつも感じる、切なさとか哀しさ、
    温かさなども全編に散りばめられ、その感情の欠片を探しつつ
    夢の世界を彷徨っているような気持ち。

    一作読み終わるとふっと目が覚めて、現実の世界に戻り、
    次の作品を読み出すとまたうつらうつらとまどろみ始めて、
    夢の世界へ。
    そんな感じが気持ち良くて、つい何度も手に取ってしまう作品。

  • 何故か読み返し、その二。
    どの短編も記憶にあり、
    強烈に残っているフレーズもいくつかあった。
    15年前の自分は、何を思って読んでいたんだろう。
    「血と水」が特に好き。

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