- Amazon.co.jp ・本 (134ページ)
- / ISBN・EAN: 9784103834038
感想・レビュー・書評
-
四作続く作品の一冊め。幼い頃とても大好きだったせいか、よしもとばななの本を読むと未読でもなんとなく懐かしい感じがする。それはきっと文章のリズムだったり、言い回しだったりが彼女特有だからなんだろうな、と思う。
今回の主人公の名は「雫石」。
そういえば、幼い頃大好きだったあの本の主人公は「みかげ」だったとふと思い出した。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
2012.7.15読了。
謙虚に、丁寧に。むつかしいんだなぁこれは。誰かに何かに、振り出しへ戻してもらわないと、見失いそうでこわい。 -
『「あんたは山を降りなさい」。薬草のお茶で身体の悪い人を癒してきた祖母の言葉が、十八歳になった雫石の人生を動かす。自給自足の山の生活を離れ、慣れぬ都会で待っていたのは、目の不自由な占い師の男・楓との運命的な出会い。そしてサボテンが縁を結んだ野林真一郎との、不倫の恋だった。大きな愛情の輪に包まれた、特別な力を受け継ぐ女の子の物語。ライフワーク長編の幕が開く。』
-
10年前に一度前半だけ読んだことを記憶している。また読み始めてみると。雫石がなんだか今の自分の状況と似ている気がして不思議。
-
ずっと読みたくて探していて、やっと読めたのだけど、
なんだかわたしには合わなかったかも。
ファンタジーっぽい物語はにがて。
ばななさんはすきなんだけどなあ。
つづきは読まないかもしれません。 -
スピリチュアルで、良くも悪くもばなな節。
-
なんだかサボテンが欲しくなりました。おばあさんが言った「最高のものを探し続けなさい。流れに身をまかせて、謙虚でいなさい。」いいコトバです(o-´ω`-)
-
その4を読んで、あらためてその1を読んだら
なんてふわっとした軽い物語だったんだろうと思った。
はじめて読んだときよりも ずいぶんと軽くなって
あとに続く物語の壮大さの序章だったことに気づく。
それでも きちんと 言葉のひとつひとつが澄んでいて
なんども読みかえして、おぼえておきたい文章がたくさんあった。
これからやっていく仕事の志があるから
仕事に対して、迷ったとき、雑になったとき、この本を何度も読もうと思う。