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この作品からのみんなの引用
みんなの感想・レビュー・書評
うまい。
一気に読んでしまった。ページを次へとめくりたくなる。登場人物がどこでどのように、どんなきっかけで過去からいまにつながっていくのか、隠されている謎を解くような気持ちで読み進めた。ヒントがちらちら現れているのに、人がそれに追いついてけない歯がゆさや、ある瞬間に時間や距離や夢現を越えてばちっと合わさるときの身震いするような体の反応。ヒントのピースがつながってこたえのような(合ってる・間違ってるとかの答えとは違うもの)ものが現れたときは、ちょっとうるっときました。そういうのってあるんだろうなと。
この作品は著者的に物語が「降って」きてそれをそのまま書いた。という。読んでいてそういう気がした。書かされているんじゃないかな~と思った。
久しぶりによしもとばななの好きな本に出会えた。初期の頃を感じさせる作品。ふわっと優しく癒される。私はこうゆう彼女が書く、落ち込んでどん底だったりどうにもつらい精神状態にいる時の文章がすごく好きみたい。共感を覚える。負の気持ちを優しく的確に描写してると思う。そして治癒力。少しずつ、無理なく、また前へ進む力をつけていく感じ。さりげなく元気になれそう。何度でも読みたい文章だった。実際、二度読みしたし。図書館で借りた本だったけど、久々に所有したいと思った本だった。手元に置いて読み返したくなる作品。
わたしたちが日々感じることの多くが、主人公のほたるを通してそっと優しい言葉で表現されている。よしもとばななさんの作品を読むのは初めてだけれど、彼女の書く文章に、まるで故郷に戻ってきたほたるのように、わたしも癒されていくのを感じた。
長い愛人生活を終えて、父や祖母が暮らす大きな川のある町に帰ってきたほたる。
おばあちゃんのちょっと風変わりな喫茶店を手伝いながら、不思議な友達に会ったり、不思議な思い出を思い出したり。
大きな川に浄化されていくように、元気になる。
著者の作品は結構「川」というのがよく出てくる。
大きなモノも小さなモノもどんどん流していってしまう川。
そうやって立ち向かってばかりじゃなく、流されて身をゆだねてみるのもアリなんじゃないか?
力を抜いて、今自分がどんなところを流されていて
どっちの方向へ流されているのか?
そのスピードは気持ちいいのか?
水の感触は?
そんな風に流されてみるのもいいのかもしれない、と思う。
ふっと力を抜いて読んで、すがすがしくなる本でした。
幼いころは、川べりや川原でよく遊んでいたはずなのに、いつの間に、川が怖いところになってしまったのだろう・・・ふと、旅先でその地の川のそばを歩いていて、思ったのです。
そんなときに、ふと思い出したのがこの本。
川が近くにあり、ただただ流れている川とともに、傷ついたこころを癒していく。さまざまな人の人生、毎日の背景にそっとある川の存在。あぁ、いいなぁと素直に思うのです。
ここまででギリギリだった。
たぶん彼女の”初期”は、ここあたりまでだったのではなかろうか。
うすうすと次のテーマが現れたり引っ込んだりしてはいたけれど、どうもこのあたりから、はっきり方向が変わったように思う。
初期と異なるテーマとは、「スピリチュアル」であり「オカルト」であり、そしてもっとゆくゆくは「母」である。
と、勝手に分析?している。
そしてそれは、好みの問題であって、彼女のパワーが落ちたわけでも、作品の質が低下したわけでも、全然ない。
透明でまっすぐで、でも壊れ易いのとは違う、少女期のしたたかな繊細。それは初期だけのものだったように思う。2002〜3年くらいまでのことだった。
選択肢がある、ということはとても幸せなこと。
主人公がだんだんと癒されていく姿に読んでいるこちら側も癒される。何か大きな力は持たないけれど、小さいことの連続が心の片隅の誇りをかぶった部分もきれいに掃除してくれて、ゆっくりと全部で動き出すことを勧めてくれる。期間を置いて読み直したい本。
友人によしもとばななの本を薦められて読んだ、最初の2冊のうちの1冊。そのときの気分、状況、感情などにあまりにもフィットしていて驚いたのを覚えている。この本を初めに読んだからこそ、よしもとばななの世界に心地よさを覚え、好きになったともいえる。自然と共にあり、寄りそう心がとてもきれいで心地よかった。
2011.2.2 再読 個人蔵書
やはり癒される。
めちゃめちゃイライラして、落ち込んでたのに、
読み終わったら浄化されたようなスッキリした気持ちになった。
ばなな本の中では、マイベスト3に入る。
ベスト1かも。大好き。
こういうつましくて温かい生活をしてみたい。
登場する人々がみんな朴訥で、とてもいい人たちばかりでなんだか嬉しい気持ちになった。
なんでもない毎日の連続を繰り返していくうちに絡み合う運命の糸、もしくは縁と呼ぶようなものが生まれるのかもしれない。
悲しいことがたくさんあるけれども、ゆっくりゆっくり傷を治していく人々に胸を打たれた。
また物語のなかでは、寒く、空気の澄んだ描写が多いが、どこかほっとするような温かさを持った不思議な話だった。
素敵。
なんとなく読み出したのですが、本をいちども置くことなく読みきってしまいました。本の中でゆったり流れる不思議な時間がとても心地よいです。
文章がすごく柔らかくて、無理のない修飾や感情表現に、素直に感動できた!漠然としてるけど、読んでて胸に刺さる言葉だったり、あったかくなる場面があり、ふるさとや恋人について考えさせられた。私もほたるみたいに、流れるままに生きて大丈夫なんだなぁと思った(^0^)
失恋したあなたへ。
日々の生活に疲れてしまったあなたへ。
この本の主人公が大きな川のほとりで少しずついろんなものを取り戻していきます。心が空っぽな時でも、頭がぐるぐるごちゃごちゃになってる時でも、読んでみればちょっとは楽になるかもしれません。
秋からだんだんと冬になっていくこの時期にぴったりの一冊です。
(福岡教育大学 院生)
2度目。
短編じゃなくて1つのお話。
ほたるちゃんが自分のことすごくよく知ってる。
みつるくんもナチュラルで素敵な青年。
みつるくんの作るラーメンも美味しそう。
終わり方も内容も、あったかくなれるお話。
初期の作品にあった再生・出発を描かれていたから、久しぶりに出会った気持ちになった。
初期よりも、じっと奥を見ている力が強かった気がする。
冬の澄んだ冷たい空気の中で、人の「ハゴロモ」のようなふんわりとした優しさが心をゆっくりと回復させてくれた。
人と人との縁を感じさせてくれる、そっとあたたかいお話でした。
大好きな本。
手元に置いておきたい本。
10年を費やした不倫の恋が終わった主人公の、再生のお話。
のんびり、ゆったり。
ばななさんの本は、どうして、こう、ゆったりとした時間をリアルに表現できるのだろう?と感動する日々。
2年前に初めて読んだときから
人のさりげない優しさを「ハゴロモ」と形容していたことが忘れられなくて
文庫本になったので思わず買ってしまいました。
私も羽衣にふわりと包まれています。
なるべく逃げずに、正面から、時間をかけて、自分の身に起こった受け入れ難い現実を、自分なりに乗り越えてきた今だからこそ、じんわりとこの小説の良さが広がるな、と思いました。

正直最初は退屈で
なんの話しか見えなくて
でも、みつるくんに再会したあたりから
先が気になって気になって
1日で読み終わってしまったパターン
自分はすぴりちゅあるな力
持っていな...





