イヤシノウタ

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著者 : 吉本ばなな
  • 新潮社 (2016年4月27日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (210ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784103834113

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イヤシノウタの感想・レビュー・書評

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  • やはり、自分を取り戻すときにはばななさん。
    あっこちゃんおばさんからもらった「勇気の光」に泣く。こういうふうに、私もありたい。
    そして、ちゃんと受け止めてくれる人との繋がりを生きている間に丁寧に時間をかけて紡ぎたい。

    自分の身体、酷使してきた身体、
    労りたいというばななさんの気持ち、わかる。
    私もそうだから。

  • 「人間にとっていちばん大切なものは心の自由だと思っている。」

    こんなにもはっきりと言い切れる信念がある事に、なんだかとっても清々しい気持ちになったし、心強く感じた。

  • いつもモヤモヤしてきた時期に発売されて、読み終わったころには癒されています。ばななさんありがとう〜。

  • ばななさんの小説にはまったのはTSUGUMIからのN・Pで、
    エッセイなども含めてすべての本を読み漁りました。
    しかしながら一時期、なにか違和感を覚えて遠ざかっていました。
    大人になってからまた読むようになりました。

    多分、一時期離れたのは違和感に対処できなかったからかなと思います。
    はまっていただけに、本の中で正しいこととして語られている事柄が
    自分は正しいと思えないとき、うまく自分の中で消化できなかったのです。
    大人になってある程度自分の考えが確立されたせいなのか
    違和感はあってもそれに戸惑うことはなくなりました。

    今回のこの本にもところどころ違和感はありました。
    でも、ここは一緒だけれどここは私の考えとは違う。ただそれだけのことだ、と思えるようになりました。


    私は数年前に愛犬を亡くしましたが、数年経ったということが全く信じられない状態なので、『いつも去年』に大変共感を覚えました。

    プライベートのときに仕事の話は野暮だという感覚、確かに最近の人には無さそうです。
    プライベートでも顔を売ってなんとかして繋ごうというのがむしろやり手に思われています。
    お礼もせずに聞き逃げをするような人からアイディアを守るためにはお金を取るしかないというのも確かにそうです。
    でも、なんだか寂しいなと思います。
    対価を払うのは当たり前ですが、今の世の中「こんなことでお金を取るの?」と思うことにはちょくちょく出会います。
    反対に、これぽっちのお金でこんなに大切なことを教えてもらって良いのだろうか、と思うこともちょくちょくあります。
    自分は後者でいたいし、後者の人にお金を落としていきたいなと思っています。

    身体が表に出ない痛みを肩代わりしてきた、という言葉にも共感です。
    自分の身体のことが自分で一番わかっていなかったりして、身体に不具合が出て初めて
    「私、そんなに辛かったんだ」と気がついたことは何度かありますし、十代の頃のように体力にまかせて酷使せず
    大切に労ってメンテナンスしてあげようと思っています。
    肉体を器だと私は思っていて、よくある言い方だと思うのですが、馬という表現もまた面白いです。
    馬に乗って、馬の面倒を見ながら人馬一体でする旅という考え方は素敵だなと思いました。

    だめもと詐欺という言葉、面白いし確かに、と頷いてしまいました。だめでもともと、OKだったら儲けもの、というだめもとで無茶を言い、相手が考えなしだったり、いい人過ぎてことわれなかったりするのを狙っている
    誠実さのない人に、時々出会うようになってしまったなと思います。
    これも近代日本の良くないところです。
    残念ながら、できるだけそうしたことからは距離を置き、自分はけしてしないという対処しかできないのでしょう。

  • ”自分の孤独は自分のことで頭をいっぱいにしていたら決して埋めることはできない。他者を愛することでしか人は自分を満たせない”
    ーー吉本ばなな『イヤシノウタ』新潮社, 2016年 P.168-169『思春期』より引用。
    *
    いつかこんな風に思える日が来るんだろうか。
    作家・吉本ばななの最新エッセイ集である本作。
    変な力みのない、しかし、家族関係での苦労や恋愛、育児etc.、多くの荒波を乗り越えて執筆活動を続けてきた著者ならではの、力強さを感じさせる1冊でした。

  • 30代を目前に控えた私には、まだ早いなと思った。「自分のペースで無理なく、自分の大切なものだけを大切に思う」そんな生活はただしい。正しいけど、今の私にはまだ早い。45歳くらいになったら、また読んでみたいと思う。

  • 神様って、その人の覚悟だけを見ていて、神様をあてにしないで覚悟のままにがんばれば最後の最後のひとおしだけは手伝ってくれるんですって

  • ばななさんの言葉の表現力ってやっぱりいい。
    静かに優しく、感覚的なところが癒される気がする。

  • 少し弱ってるこころもちのときに、するするとしみこむように読めた

  • 図書館で時系列を無視して借りているから、読んでいてこの本が最近のだと途中で気づいた。
    私にとってはDVDのまとめ借りみたいに、一気に読み進む作者の何十年の日々だけど、
    当たり前だけど、1日1日が、作者さんにとっては1日1日、一歩一歩だったのだなぁと、しみじみと思った。
    コーヒー屋さんですっきり1冊読み終わり。

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イヤシノウタの作品紹介

みんなが、飾らずむりせず、自分そのものを生きることができたら、世界はどんなところになるだろう。なんていうことのない日々に宿る奇跡のよう瞬間、かけがえのない記憶。土地がもたらす力、自然とともに生きる意味。運命的な出会い。男女とは、愛とは? お金や欲望、不安に翻弄されず生きるには? そして命と死を見つめるなかで知った、この世界の神秘とは――。ほんとうの自分、を生きるための81篇からなる人生の処方箋。

イヤシノウタのKindle版

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