- Amazon.co.jp ・本 (399ページ)
- / ISBN・EAN: 9784103841043
感想・レビュー・書評
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長年の内戦を終らせ、国に平和をもたらす。信念を胸に、野賊との闘いに生涯を賭けた軍人テミズ。祖国を愛し、人を深く愛した孤高の男の波乱に富んだ人生を描く。
非常に重い、骨太ファンタジー。ファンタジーですが児童書ではなく、一般文芸として出されるのが正しいです。
テミズは狡猾で、人間臭いところもある男ですが、その中には一本の太い芯があるやっぱり崇高な人物でした。
終盤で殿下が即位して、物語が一気に動きたすところは実に快感。ただ、惜しむらくはどんな国で、どんな文化があって、どんな気候で、どんな風土で、どれくらい産業が進んでいるのかなどが書かれていなかったことが残念。
ですが、タイトルにふさわしい大河小説でした。 -
アマヨク、頑張った。
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これだ!タイトルがわからなくてずっと探してた本。
文句なしにおもしろく、ページを繰る手が止まらなかった。 -
正統派骨太歴史ファンタジー。こりゃ面白かった。貧しい村に生まれた少年が、理想に燃え、一軍人から英雄と謳われるまでに出世して行くのです。しかしメイデン殿下、しょっぱなから出て来るから、もっと活躍するのかと思ったよ。
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野には叛乱軍を名乗る野賊がはびこり、中央では貴族たちが権力争いを続ける。そんな架空の王国で信念から野賊征伐を志し、英雄となる男の一生を描いた架空の歴史ドラマ。
目次が凝ってて良い。中身を読む前からもう面白いような気になる。
もちろん中身も負けずにいい。