バカでもわかる思想入門

著者 :
  • 新潮社
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本棚登録 : 65
感想 : 4
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  • Amazon.co.jp ・本 (232ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784103909101

感想・レビュー・書評

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  • 会話形式で書かれているところは読みやすくて良かった。しかし、この本だけで記載されている思想を理解することは難しいので、本当に理解したかったら原典を読む必要があると思った。

  •  あ、面白かったです。
     純粋に面白かった。

     孫子、孟子、ハイデガー、ニーチェ、世阿弥、マルクスと、これらの思想の入り口の入り口をものすごく平易に、戯曲形式で教えてくれるいい本でした。
     酒飲みながら興奮して読むにはいい感じ。

     確かに宣伝文句の「知ったかぶりできる」決定版! というのんは、正しい。

     「手っ取り早く賢くなれた気になる」本というのは、あるもんですなぁ。それだけ平易にできるのが、作者の筆力だと云うことなのですが。
     いいものです。

  • マルクス、孫子、プラトン、親鸞、ルソー、孟子、ケインズ、新渡戸稲造、フロイト、世阿弥、ニーチェ、ハイデッガーと、12人の思想家とその代表的な著書を取り上げている。

    身近な人をデフォルメしたとおぼしき登場人物を暴れさせ、まきこまれた著者が各思想家の話を解説しなければいけないシチュエーションにどう持ち込むか、その力技っぷりが毎回おもしろい。

    この本一冊ではあまりお勉強にはならないけれど、次のよき読書につながっていきそうな一冊。

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著者プロフィール

1960年、東京都生まれ。批評家。慶應義塾大学名誉教授。『日本の家郷』で三島賞、『甘美な人生』で平林たい子賞、『地ひらく――石原莞爾と昭和の夢』で山本七平賞、『悪女の美食術』で講談社エッセイ賞を受賞。

「2023年 『保守とは横丁の蕎麦屋を守ることである』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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