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この作品からのみんなの引用
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人間が生きのびてゆくために一番大切なのは怖れという感覚をもてるかどうかだと思う。グッチインディアンの世界で昔、それは飢饉のことだった。が、今は少し違うと思う。もっと大きな、自然に対する畏怖のようなものだよね……
― 183ページ -
人はいつも、それぞれの光を捜し求める、長い旅の途上なのだ。
― 218ページ -
混沌とした次代の中で、人間が抱えるさまざまな問題をつきつめてゆくと、私たちはある無力感におそわれる。それは正しいひとつの答が見つからないからである。が、こうも思うのだ。正しい答など初めから存在しないのだと……。そう考えると少しホッとする。正しい答を出さなくてもよいというのは、なぜかホッとするものだ。しかし、正しい答は見つからなくとも、その時代、時代で、より良い方向を模索してゆく責任はあるのだ。
― 161ページ
みんなの感想・レビュー・書評
星野道夫さんの著書を4~5冊程読んできましたが、特にこの本は感動しました。読みながら、感動で涙が出てきました。特に泣かせる話を書いているわけではないのですが、でも、そこに描かれている人物に思いを馳せると、感動して涙が出ました。
星野さんの文章に吸い込まれていきます。
アラスカの核実験場化計画を廃止させた話は、今の日本を思うと、場所は違えど、構図は似ているなと思わされました。
星野さんのお友達のブッシュパイロットのジニーさんとシリアさんのアラスカでの人生を通してアラスカの歴史をひも解きます。また移り変わる時の流れの中でそこの住む人々がどの様な問題をかかえながらそれぞれの人生を歩んでいるのかを紹介しています。インディアンの人々やエスキモーの人々の歴史、また今後それらの人々がどの様に暮らしていくのか、星野さんの旅と共に深く考えさせられる一冊です。
故星野氏の遺作。
ここには、沢山の奇跡が含まれているような気がする。
悠久の時の音。
耳を澄まして素直に聞こうとする彼の姿勢に
沢山の世界が共鳴する。
大きな流れの中の静かな点を知ることができます。
暖炉の前で読みたいな。
自分のキャリアを捨ててもアラスカを守った男ビル。自分が何をしたいか、どう自己実現するか、個人を重視する今、目先の利益を捨ててもアラスカを守った彼の姿勢には感動した。自然と共存するエスキモーたち、その共存の仕方を共存していない人間が決める無意味さ。彼らの生活が否定されていく一方で助長される大量消費の生活。一度知ってしまったらもう後には戻れないのか。
星野さんの本。
ジニーとシリアの話、幻の核実験の話などが書かれていて、星野さんのアラスカに対する愛を改めて実感する本。






