イスタンブールから船にのって主に黒海沿いにトルコ北東部をめぐる旅。ナターシャ(娼婦)たちへの厳しい視線、ふにゃふにゃした貧乏旅行の大学生やカップルに態度的にも知的にも飽き足らない様子なども騙られるが、概ねトルコ人に対しては親切親切親切を重ねて受けてる感。カメラと財布を泥棒にとられたりしたけど、警察とカフェ店員のおかげで、二時間でつかまり、ものもかえってきたり。また、プロフィールに生年を記してないのに、解説の牟田口義郎氏の話からわかってしまう一幕も。イランを出て、トルコではたらき、ノルウェイ国籍が取れたのでノルウェイにもうすぐ立つ青年との出会い。「そうだよ、旅は辛抱(ペイシヤンス)だ」と言った旅行者との出会い。なども印象に残る。