- Amazon.co.jp ・本 (545ページ)
- / ISBN・EAN: 9784103970026
作品紹介・あらすじ
死が村を蹂躙し幾重にも悲劇をもたらすだろう-人口千三百余、三方を山に囲まれ樅を育てて生きてきた外場村。猛暑に見舞われたある夏、村人たちが謎の死をとげていく。増え続ける死者は、未知の疫病によるものなのか、それとも、ある一家が越してきたからなのか。
感想・レビュー・書評
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田舎、夏、人の死、村で権力を持つ家…(ひぐらし!SIREN!)などと勝手に連想して読もうと最初のページをめくったら、ものすごく読み応えのありそうな…読むのに時間がかかりそうな…
読もうと思ったきっかけがフジリュー漫画版とアニメを見たかったから。やっぱり原作を先に読まねばと思ったので、量に圧倒されつつも覚悟を決めて読んだ。
最初の3人の死、というものに秀司や恵が含まれていると思っていたんだけど老人のことだということに上巻を読み終わってからやっと気がついた。(なんで?)
この時点で主人公は敏夫、静信、夏野の3人だと思ってたんだけど違うみたいですね…夏野も主人公で良くないか!?
田舎のとにかく悪いところが沢山描写されてて「わかる〜」って思いながら読んでた。嫌だと思いつつもここから抜け出せない、というのもわかる気がする。だからこそ夏野が特別に見えたのかもしれない。
恵や正雄はどこにでもいるよなぁこういうの。高校生らしいと言えばらしいけど…
上巻の時点で結城氏が一番苦手だった。自分が個人的に夏野に肩入れしているからというのもあるけど、彼の自分の父親に対する「自分は常に正しい側にいると信じ込んでいる」という冷静な評価が本当にその通りだなと思ったからかもしれない。多分自分もそう言う人間が苦手なんだろうな。
人が死ぬまでの登場人物が多すぎて(人が死んでからも)この人誰だっけ…というのがたまにあった。
土葬なんていいことひとつもないと思うんだよな。ゾンビものを観ても一目瞭然だし…
いつもより人が死ぬ数が多くても、まぁたまにこういうことあるよね、という呑気な住人の考え方がまさに田舎社会を表してるな。
おかしいと気づく人がちらほら出て、実際に行動したり敢えて言葉にしないで情報収集する人たちもいるけど、彼らの方が外場村では異端なんだろうな。
まさか医者である敏夫が人ではないものに気づき始めるのが少し意外だった。
ところで漫画版の表紙とかはちょいちょい見かけたことがあったので、1巻のあの謎ポーズしてるのは夏野だよな…?
正雄はあの性格と田舎というのが相まって絶対坊主頭だろうと思い込んでたんだけど(全国の正雄さん酷い偏見で申し訳ない)アニメ版のをちらっと見たら想像と全然違ってて爆笑してしまった。 -
中学2年の時に読んだと思いますが・・・
怖くて、悲しくて、それでも面白くて最後まで読破してしまいました。
親子で読んでいて、母と奪い合って読んだ記憶があります笑
最初文庫本で読んでいたのに、まだ文庫本は途中までしか出ていなくて、図書館でこの分厚い上下巻を借りて最後まで読みました。最後は本当に切なかった・・・。 -
死が村を蹂躙し幾重にも悲劇をもたらすだろう
―人口千三百余、三方を山に囲まれ樅を育てて生きてきた外場村。猛暑に見舞われたある夏、村人たちが謎の死をとげていく。増え続ける死者は、未知の疫病によるものなのか、それとも、ある一家が越してきたからなのか。
(「BOOK」データベースより)
だいすき小野さん。
屍鬼はもう何十回読み返したかわからないくらい読んでる。
尾崎先生がすきです。 -
小野不由美
残穢 黒祠の島 に続き3作品目くらい?
短編も読んだかな。
期待して読み始めるも
なかなかストーリーが進まず
前半はとくに、どうなる?どうするのか?
残穢みたいに始まらないなと感じながら終わるパターンなのか?
黒祠の島みたいな推理ものに期待して読み始めるが、そうではない様。
小説のジャンルがわからないままスタートすると大変でした。
だって表紙と題名で読みたくなるじゃないですか。
割り切って読むと徐々に読書スピードが上がってなんとか上巻読了。
後半どう締めるのか期待してまいります。
気になります。
ちらっと他の人のネタバレみてしまった。
やっぱり推理小説ではないみたい。
じゃ後半はガラガラと破急ってなるわけかな。
早く早く読みたい。
期待度はMAXです。
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感想は下巻に書く