屍鬼 下巻

著者 :
  • 新潮社
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本棚登録 : 2157
感想 : 271
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  • Amazon.co.jp ・本 (726ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784103970033

感想・レビュー・書評

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  • 人間が屍鬼への反撃に転じるところまでは人間を応援していたものの、その後いつの間にか屍鬼を応援していた自分に気付いた。
    単純なホラーではなく、人間の罪について考えさせられる作品。

  • 完全に尾崎先生派

  • 日本では一般的には、幽霊やお化け関係は、
    夏の季節もの、となっていますが、
    私としては、ホラーは、真冬。

    特に、ゴシック系の怖~いものは
    凍えるような寒さの中、
    あったかいお部屋で「ひ~っ」とか
    怯えつつ…
    堪能したい!

    長くなるので・・・
    良かったら続きは・・・
    http://tschuss12.jugem.jp/?eid=227

  • 結構な長編ですが、楽しく読めました。続きが気になって一気読みという感じではなく、ラストにいたるまでの過程を楽しめるというか、読書してるって感じを満喫できる作品ではないでしょうか。
    ファンタジーというよりホラーかな。静かなお話です。

  • 長い。

  • とにかく長いの一言・・・
    すごい話だけど、だけれども、長すぎる笑

  • ストーリーにぐいぐい引き込まれます。割と分厚い本なのに一気に読んでしまいました。もしもこうだったら…といろいろ可能性を考えても決して幸せな結末にはなり得ないところが寂しいです。

  • 怒涛の展開に首をつかまれたように目が離せず、夢中でページを捲りました。
    ハンター怖い。

  • 上巻は物語の土台作りって感じで退屈だったけど、この下巻はもう!怒涛の勢いで読んでしまいましたよ。読んだ後は何というか、中てられて?ぼんやりしちゃう。
    あまりに夢中になりすぎてきたメールを一日放置した挙句、内容の大変薄いメールしか返せなかったほどに。(当然メールは帰ってこない)

    静信と敏夫、一緒に戦って欲しかったな。
    私は圧倒的に敏夫側の人間なので、静信は理解出来ないんだけど、でも何というか、分からないから理解したくて恋焦がれると言うか、憧れると言うか。

    あと夏野ね、頑張りましたね。「徹ちゃんみたいな顔してんじゃねえよ。あんたもう、別物だろうが」あたりのところが印象的。

  • 長かった…でも納得できたラストではない。
    うーん、皆考えてばっかり。

    私は人間なので、屍鬼になったらどうするか分かりません。
    ただただどちらになっても本性って恐ろしいものだ…という感想になりました。
    人間側の私から見ると、屍鬼の方が絶対有利だと思っておりましたが、最後の辺りの人間の行動がね…恥ずかしいぐらい残酷でした。
    やらなきゃやられる。そう言い聞かせながら反撃していく人たちが、責められない…上巻を読んでいるので。
    私は反撃を望んでここまで読み進めていたのです。
    そのシーンを読みながら、屍鬼の立場の気持ちも書かれていて…望んだ反撃が申し訳無いような気にさせられました。
    その書き方が上手いなぁ…と。

    ついでにいうと、静信…好きかと聞かれたら、嫌いです(おい)。
    沙子も…なんだかなぁ。
    辰巳の方がスッキリと好きと言えます。
    一番好きな人は…国広律子さんでした。

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著者プロフィール

大分県出身。講談社X文庫ティーンズハートでデビュー。代表作に『悪霊シリーズ』 『十二国記シリーズ』『東亰異問』『屍鬼』など。重厚な世界観、繊細な人物描写、 怒濤の展開のホラー・ミステリー作品で、幅広いファンを持つ。

「2013年 『悪夢の棲む家 ゴーストハント(1)特装版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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