中庭の出来事

著者 :
  • 新潮社
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感想 : 208
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  • Amazon.co.jp ・本 (382ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784103971078

感想・レビュー・書評

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  • 何が現実で何が劇中なのか、さっぱりわからなかった。
    読むのも途中で挫折してしまった。

  • う~ん。。。少し読みにくかったです。
    集中して読まないと、何がどうだったか忘れてしまうと
    おもしろさが半減するような気がします。
    ストーリーの進め方は面白かったんですが、ちょっと場面がかわりすぎかな?!

  • 恩田陸ってかんじ。ちょっと難しかった。

  • 殺された劇作家と3人の容疑者の女優達。
    犯人は誰?どうやって?

    劇中劇の内側と外側。
    どれが演技で、どれが真実?
    入れこ入れこの内容に、頭がついていけません^_^;

  • 4月21日読了。「このミステリーがすごい!」2008年度版の第19位の作品。脚本家の毒殺の容疑者となる3人の女優たちの告白は演技なのか真実なのか?という芝居の脚本家の毒殺の・・・と、現実と芝居、「内側と外側」の境界を曖昧にしたミステリ作品。賛否両論あるらしいが、私には面白かった。世に語られない物語はなく、読まれない物語はない。「真実/事実」が何であろうと、結局は語る人の意識的・無意識的な情報操作(しゃべらないことは嘘ではない)や読む人の誤読によっていかようにも形を変えること、ということか。古今の名作劇や映画・文学への言及、リアルなようでいて類型的のようでもある人物造形は気になるといえば気になるが「芝居の脚本なのだから」と言ってしまえば逆に「リアル」とも言える・・・私も少々頭が混乱してきたようだ。

  • 作中作ならぬ「劇中劇」。
    一度読んだだけでは理解しきれないかも。何度も読んで味が出てくる感じかな~。
    でも終わり方は恩田陸のなかでは好きかも。

  • 外側と内側、この2重構造が難しかった
    どこからどこまでが演技で何が真実なのか
    読了後も真相を求めてしまい、消化不良


    恩田さんらしいな、と思う
    同じ演技ものならチョコレートコスモスのほうがわかりやすい
    あれはもはや恩田版ガラスの仮面だもんね

  • なかとそとがよくわからなくなる作品.
    読後もちょっと首をひねる感じ.

  • 劇作家が殺された事件と容疑者の3人の女優。
    女優が女優を演じる劇とオーディション。
    場面と場面がつながって、くるくると回り巡る。
    どこからが芝居?どこまでが本当?
    事件は自殺?それとも他殺・・・?

    不思議な作品でした。でもすごく好き。いろいろな場面が切り貼りされて、まるで鏡の中にいるみたいだな、って思いました。遊園地にある鏡の部屋みたいなあれです。あんな感じ。現実と芝居が絡み合って、まさに「迷宮」という言葉がぴったり。奇妙な怖さが恩田さんらしいです。恩田ワールドに引き込まれました。

  • 熟した作品ってかんじ

    舞台っぽい

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著者プロフィール

1964年宮城県生まれ。92年『六番目の小夜子』で、「日本ファンタジーノベル大賞」の最終候補作となり、デビュー。2005年『夜のピクニック』で「吉川英治文学新人賞」および「本屋大賞」、06年『ユージニア』で「日本推理作家協会賞」、07年『中庭の出来事』で「山本周五郎賞」、17年『蜜蜂と遠雷』で「直木賞」「本屋大賞」を受賞する。その他著書に、『ブラック・ベルベット』『なんとかしなくちゃ。青雲編』『鈍色幻視行』等がある。

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