朝日のようにさわやかに

著者 :
  • 新潮社
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本棚登録 : 1383
感想 : 261
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  • Amazon.co.jp ・本 (281ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784103971085

作品紹介・あらすじ

ビールについての冒頭から、天才トランペッターや心太へ話題は移り、最後は子供の頃に抱いていた謎の解明へと至る-。虚実の狭間を、流れる意識のごとく縦横に語る表題作他、ホラー、ミステリ、SF、ショートショート等々、恩田陸のあらゆる魅力がたっぷり詰まった、物語の万華鏡。

感想・レビュー・書評

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  • ロッキーさんに教えてもらった短編集。恩田陸さん久しぶりだったが面白さ再認識。かつて読んだ理瀬シリーズ番外編や『ABC殺人事件』オマージュの話やお城シリーズ?前日譚などもっと読みたくなる。中井英夫にもふれたあとがきも好き。

    • ロッキーさん
      こんないろんなジャンルの作品を書けるの、恩田さんすごいですよね…!

      『邂逅について』わたしも恩田さんの自伝だと思ってました!オマージュ作品...
      こんないろんなジャンルの作品を書けるの、恩田さんすごいですよね…!

      『邂逅について』わたしも恩田さんの自伝だと思ってました!オマージュ作品だったのですね。
      ちなみに『虚無への供物』、わたしは気になりつつも未読で…。111108さんは読まれてますか??

      『あなたと夜と音楽と』、ラジオパーソナリティの声だけの構成、不気味な事件、面白いですよね!好きな作品です。
      最近『ABC殺人事件』も読んだのですが、確かにあまりオマージュじゃない笑
      別物としてどちらも良いですね\( ˆoˆ )/
      2023/03/26
    • 111108さん
      ロッキーさん

      『虚無への供物』読みましたよ!重厚ながら意外とポップでおしゃれ、推理合戦も読み応えありで私は大好きです♪機会があればぜひ。
      ...
      ロッキーさん

      『虚無への供物』読みましたよ!重厚ながら意外とポップでおしゃれ、推理合戦も読み応えありで私は大好きです♪機会があればぜひ。

      『ABC』ロッキーさん読んでましたね!意外と思ったけどこの流れだったんですね。人々を驚かせたいというクリスティーの意欲が溢れてますよね。

      恩田作品の面白さにまた目覚めましたが、作品数多くて『灰の劇場』まではまだまだ遠い道のりです。とりあえずまた教えていただいた作品探してきます♪
      2023/03/26
    • ロッキーさん
      『虚無への供物』、ポップでおしゃれなところがあるとは、意外です!
      より読みたくなりました〜〜ありがとうございます!!

      クリスティーのサービ...
      『虚無への供物』、ポップでおしゃれなところがあるとは、意外です!
      より読みたくなりました〜〜ありがとうございます!!

      クリスティーのサービス精神、すごいです!
      まんまと驚かされました笑

      また恩田陸さんトークしましょうー!
      2023/03/26
  • 恩田陸さんの14編からなる作品。一冊の本に14編も詰め込むのはどうか…そう思いながらも読み進めて、隙間時間の活用に短編集もいいもんだなぁ~と感じました!サクサク読めました。

    この作品のお目当てはもちろん、「水晶の夜、翡翠の朝」で「麦の海に沈む果実」の番外編…ヨハンがなんかかっこよく思えたなぁ…クールで冴えてる!なかなかいい感じでした。

    他の作品を挙げるなら、「あなたと夜と音楽と」「冷凍みかん」「おはなしのつづき」「楽園を追われて」が好きな感じでした。どれも雰囲気が全く違って、別の作家さんの作品みたい…そんな風に思いました。

  • 短編集。

    既に出ている本の後日談みたいな話もあれば、やっぱり作家さんの独特の世界観もあり。

  • 恩田陸作品を初めて拝見しました。一瞬で、恩田さんワールドに連れていかれました。無気味で違和感のある話が多くて、夜読みながら、ドキドキしてしまいました笑

  • 恩田陸の様々なジャンルの物語に触れられる一冊。
    1つ1つが、短くてサクサク読み進めることが出来た。個人的には、「水晶の夜、翡翠の朝」「あなたと夜と音楽と」、「楽園を追われて」、「朝日のようにさわやかに」が好きかな。

  • 短編集。
    恩田陸ワールドをあちこち味見出来ます。

  • ホラー、ミステリー、SF、ショートショート等々、恩田陸のあらゆる魅力が詰まった、物語の万華鏡。
    恩田陸の作品世界が一周できる、入門書としても最適の作品集。

    どの話もとても良いが、ホラーやミステリーは特に印象深く面白かった。
    いろいろなジャンルの話が入っていて、今まであまり読んだことのなかったミステリーやホラーの面白さに気付いた。
    『水晶の夜、翡翠の朝』、『あなたと夜と音楽と』、『卒業』が特に面白かった。

  • 理解できない話もあるがやはり恩田陸氏の本は読まないといけない気にさせられる。

  • いろいろな角度から恩田陸の世界観が楽しめる、ショートストーリー。
    ちょっぴりホラー、みたいな…

  • とりとめのない日常だったり、唐突に物語の佳境に入ったりする短編集。
    話に繋がりはなく、人がいっぱい死んだくらい。

    個人的にはラジオ探偵(あなたと夜と音楽と)が好きでした。

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著者プロフィール

1964年宮城県生まれ。92年『六番目の小夜子』で、「日本ファンタジーノベル大賞」の最終候補作となり、デビュー。2005年『夜のピクニック』で「吉川英治文学新人賞」および「本屋大賞」、06年『ユージニア』で「日本推理作家協会賞」、07年『中庭の出来事』で「山本周五郎賞」、17年『蜜蜂と遠雷』で「直木賞」「本屋大賞」を受賞する。その他著書に、『ブラック・ベルベット』『なんとかしなくちゃ。青雲編』『鈍色幻視行』等がある。

恩田陸の作品

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