私と踊って

著者 :
  • 新潮社
3.30
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本棚登録 : 1282
感想 : 190
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  • Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784103971115

感想・レビュー・書評

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  • しょっぱなから、ドキドキ読み進めてたら突然「この先はあなたのご自由にして下さいよ」と言わんばかりに放り出されてエエエ〜!!!ってなるけど、確かに想像し始めると楽しくなっちゃう不思議…それに少女界曼荼羅のような独特の世界観がほんとに好き!引き込まれる!あとがきの文章すらも美しいし、知識が豊富じゃないとこんな小説書けないよな〜と思う

  • 短編集、ひとつめがすき。犬の話も面白いかな

  • 再読

  • 短編集だと読み始めてから気づき、最初の「心変わり」の続きが分からないまま疑問が宙に浮いたかたちで一編終わり、困惑した。SFっぽいものや、ある短編同士が少しリンクしているものなど、独特の作品が多かった。もやもやとした読後感が少し癖になる。図書館の本なので、カバーと本がテープで一体化されていて表紙に載ってる「交信」が読めなくて残念だった。お気に入りは「東京の日記」。和菓子が好きだからかな。

    本日、書店にて「交信」を読むことができました。読みづらかった(><)
    2016/10/16

  • 1番初めは推理を楽しく読んだけれど、恩田さんのこの手の短編集は散文的でちょっと苦手。

  • 初めて恩田陸の本を読んでみた
    短編集
    「忠告」犬
    「協力」猫

  •  恩田さんの文章を読んでいると、台北、台南、エジプトなど、行ったことのない場所が舞台なのにその土地の光景が浮かび、人物の姿形がくっきり感じられる気がして、読後はあちこちへ出掛けて沢山の人を見てきたような気分がする。
     一番始めの「心変わり」でぐっと心を掴まれ、最後まで一気読み。不穏な気持ちにさせられることが多くて楽しい中で、表題作の「私と踊って」に心温まった。一つ一つのお話同士が微かなつながりを持ちながら、飽きることなく最後まで読ませてくれる恩田さんの引き出しの多さがとっても良い短編集である。

  • 基本的に不思議な話の多い短編集。

    特にラストの「私と踊って」や、動物が手紙を書くシリーズなどは面白かったです。

    あと、台北ってそんなにデジャヴが多いんですかね?すごく気になる~。でもたぶん実際に足を運ぶ事はないのだろうけど。

    「私と踊って」では、天才的ダンサーの孤独(?)が胸に染みました。どんなに上手に踊っても「見てくれている」人がいなければ意味がない。「彼女」が見ている世界はどれほどのものだったのだろう。

    凡人には計り知れません。

  • ノンシリーズの短編集。

    とっても短いお話が何本も入っている。
    「心変わり」と「思い違い」、やっぱりミステリーっぽいのがすきです。

  • 一行目:この照明のデザインは、絶対にタマゴの殻からイメージしたに違いない。
    短編集。職場から忽然と姿を消した同僚。残された手掛かりから犯罪の匂いがー。
    日常が非日常に変わっていく様子に、引き込まれる。

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著者プロフィール

1964年宮城県生まれ。92年『六番目の小夜子』で、「日本ファンタジーノベル大賞」の最終候補作となり、デビュー。2005年『夜のピクニック』で「吉川英治文学新人賞」および「本屋大賞」、06年『ユージニア』で「日本推理作家協会賞」、07年『中庭の出来事』で「山本周五郎賞」、17年『蜜蜂と遠雷』で「直木賞」「本屋大賞」を受賞する。その他著書に、『ブラック・ベルベット』『なんとかしなくちゃ。青雲編』『鈍色幻視行』等がある。

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