海峡の光

著者 :
  • 新潮社
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本棚登録 : 412
感想 : 51
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  • Amazon.co.jp ・本 (159ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784103977032

感想・レビュー・書評

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  • さらさら読めるんだけど文学的な色がまだ濃いせいかあまり一つ一つの文が伝わってこなくって・・・ダメでした。舞台は函館。小学校の頃、偽善者ぶった同級生花岡に醜いいじめに遭っていた主人公は少年院の刑務官として働いている。そこへ花岡が囚人として入ってくる。花岡に気づかれていないと確信し、彼の変わらぬ、陰で支配する性格などなどを観察し優越感に浸りながらもつつも息苦しさを感じていて仕舞いにはかつて浴びさせらた言葉をかけ返すが、花岡はとっくに主人公の存在に気がついていた。うーん。心理までは読み取れなかったなー。もう少したって読めばまた違うのかも知れない。

著者プロフィール

東京生まれ。1989年「ピアニシモ」で第13回すばる文学賞を受賞。以後、作家、ミュージシャン、映画監督など幅広いジャンルで活躍している。97年「海峡の光」で第116回芥川賞、99年『白仏』の仏語版「Le Bouddha blanc」でフランスの代表的な文学賞であるフェミナ賞の外国小説賞を日本人として初めて受賞。『十年後の恋』『真夜中の子供』『なぜ、生きているのかと考えてみるのが今かもしれない』『父 Mon Pere』他、著書多数。近刊に『父ちゃんの料理教室』『ちょっと方向を変えてみる 七転び八起きのぼくから154のエール』『パリの"食べる"スープ 一皿で幸せになれる!』がある。パリ在住。


「2022年 『パリの空の下で、息子とぼくの3000日』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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