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著者 : 辻仁成
  • 新潮社 (2004年4月発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (301ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784103977049

刀の感想・レビュー・書評

  •  氏家透の自伝小説の形式を取った小説。「ピアニシモ」のようにヒカルという妖精のようなものが登場するが、こちらは透の家にあった刀の精だという。雰囲気はピアニシモのヒカルと同じようである。

     透は2度離婚して3度結婚する。3度目の結婚で、中学のころに作成した、野心的な人生の設計図を捨てて幸福に生活が送れる。3度目の相手は売れっ子女優の岸ナナ。透とナナの子供が生まれるシーンが最後だけど、ここに長いページ数をかけ、作者がこのイベントを重要なものとして位置づけているのであろう。

     2度目の妻、千恵子との間にできた子、一心を心に残しながら、ナナとの結婚生活を送る透の心の動きも面白いものがある。

  • 自伝風小説。自分が生まれ育ったところから、3回目の結婚(中山美穂)までを偽名を使って物語っている。決して、すべてが正しいことではなく、空想も確かに入っていると思う。が、考えること、想像することは小説家らしい不思議な人だと感じた。生まれたときから人生を大事に生きる努力をする人だった。そこに、中山美穂さんは自分の希望をたくしたのであろう・・・。幸福の有り方を知る人だ。

  • 抽象的すぎて理解しかねる難しい作品。
    同じ抽象的でもピアニシモピアニシモのほうが、より伝わってきた。

  • 他人の私生活ののぞき見根性のみで引っ張られた。

  • 作家の自伝的小説だとの知識があったので
    それを頭に読んでしまい、えぇ~美化しすぎぢゃなぁーい?!
    自伝だとしたら「サム~~~イ」と思ってしまいました。
    辻仁成と中山美穂と南果歩ですか・・・・
    どのキャラも好きになれませんでした。
    もっと、生生しくて いいのになぁ~ 

    あとですねー、あたしの苦手分野の
    なんとかの精とか、霊とか、ファンタジー色を出されると
    なえますねぇ。

    ( ・_ゝ・)<ずいぶんナルシーなお人なのね

  • 辻仁成の作品では一番ドキドキしない作品だけれど、一番面白かった。
    というか、カッコ良かった。
    私小説だから、他の作品とは全く雰囲気が違う。
    たぶん、好き嫌いがハッキリ別れるんじゃないかな。
    オレは好きですけど。

  • 「超かっこいい男」辻仁成の自伝的小説。だから主人公の男の生き方はとてもかっこいい。その潔さと野心は凡人の私にはとてもまねできない。
    辻さんには「安定」とか「安らぎ」とか似合わないな。

  • バンドやったり小説書いたり、芸能人と結婚してパリに住んだり、自伝的小説みたいな感じ。でも、盛り上がりがなくて面白くなかった。

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刀の作品紹介

幼い頃から魂に棲み着いた一本の刀が、私を脅かす。すべてを書け、お前のすべてを、と。東京の郊外に生まれた少年が、ロックへ、映画へ、文学へと飛翔するまで。二度の離婚と三度の結婚を経て、女優ナナとパリに漂着するまで。そして真実の愛、運命と出逢うまで。

刀はこんな本です

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