枕草子REMIX

  • 187人登録
  • 3.60評価
    • (20)
    • (25)
    • (56)
    • (3)
    • (0)
  • 41レビュー
著者 : 酒井順子
  • 新潮社 (2004年3月24日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (228ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784103985044

枕草子REMIXの感想・レビュー・書評

  • 冲方丁氏の『はなとゆめ』を読んだ後での読了。
    あちらでの清少納言は奥ゆかしい感じだったが
    こちらではなんつーかいけ図々しいというのか
    オバサン予備軍の今どきのギャル的な描かれ方だった。
    通ったフィルター(という書き方も難だが)の性別による差なのだろうか。
    個人的には『はなとゆめ』の方が好みだったなー
    などと思う自分の思考は男寄りなのかも。

    どちらにも共通なのは
    如何に清少納言が藤原定子を慕い敬っていたか、ということ。
    こちらではそれに加えて定子亡き後の栄華やら力関係やらに関する諸々も垣間見えて
    面白かったり物悲しかったり。
    ただ、訳がいまいち解り難いのと訳文の量が物足りない感じ。
    取り敢えず30年前くらいに流行った『桃尻語訳枕草子』を読んでみたいと思った。
    原文に挑戦する勇気と気概は私にはないぞ(爆)。

  • 以前読んだ著者の「紫式部の欲望」が面白かったので、偶然返却されたこの本を思わず借りてみた。(表紙のデザインが綺麗で魅かれたというのもある。)
    教科書に載っている「春はあけぼの~」の部分だけでは味わえない、清少納言の毒舌っぷりが現代に置き換えた訳でわかりやすく紹介されている。
    今でいう「女子トーク」みたいで面白い。
    人間の心理って千年経っても全く変わらないんだなあ…と感じずにはいられなかった。(ゆ)

  • 面白かった。清少納言が、というか、あの時代の女性が今の自分のように人のことを観察して、好きだ嫌いだ言ってるところが、人間って基本何年前も変わらぬものなのかな?と思ってしまった。

  • 古典への入り口としては良かった

  • 軽くさらっと。原文読んでみるかねえ。

  • 『徒然草REMIX』が面白かったのでこちらも。
    結果として、徒然草ほどの面白みはなかった。

    その昔、『桃尻語訳枕草子』に挫折した時は、その言葉遣いにどうしても馴染めないためだと思っていたが、どうやら私は清少納言の思想・嗜好があまり好きではないらしい。
    兼好さんの方が共感できる。

    とはいえ、古典の常識という感じで読むにはちょうどいいので、受験生とかいいかもね。

  • 酒井順子さんの「枕草子REMIX」(2004.3)を読みました。とてもわかりやすく楽しく現代風に説明されています。清少納言のことも枕草子の内容も理解しやすく、以前より親しみを感じました。10月は、古典文学講座「枕草子」を受講するので、いい予習ができました(^-^)

  • 清少納言は下種嫌い。そんなところが嫌いだったが、それがなぜかということを説明してくれて納得した。色に興味があるせいか、「紙」や「襲の色目」などおもしろく読めた。

  • 教科書以上のことは全く知らなかったけれど、
    これは面白い!!
    しかしこの面白い部分は、きっと教科書には絶対に載せられないねwww

    「でしゃばってくんなブス」 とか
    「高貴なイケメンかと思って見てみたら下種(一般人)だった。うぜえ」 とか

    差別偏見すげえ。でも分かるッ!!
    この人すごく面白いけど、わたし下種な一般人だから寄らば斬られるわーw
    小気味よくばっさり切ってくれるから気持ちいいけど。

    あるあるネタ満載。 機会があればすべて通して読みたい。

  • 1966年生まれのエッセイストが966年頃に生まれた大先輩エッセイスト清少納言と“対談”したりして、1000年の時を経て、人間の本性が変わらないことを主張しています。確かに「春はあけぼの・・・」という身近な季節感のある自然の美しさを語った内容だけでなく、一人の醒めた眼を持ったバツイチ・ハイミスのキャリア・ウーマンが書いた枕草子という観点でこの作品を見直すと現代に通じることが極めて多いことに、楽しさを感じます。清少納言とはきっと著者の想像するようなタイプの女性だったのだろうということも読みながら楽しく思い描くことが出来ました。下種、ブス、覗き、おしゃれ、女性のキャリア形成など・・・。枕草子の世界を現代に読み替えて解釈する小文は実に楽しいですね。そして女が強く。男がだらしない時代だということでも共通点があるという著者の指摘には全くその通りと反論できそうにないですね。それだけ、平和ぼけで男の強さが必要ない時代なのでしょう。

  • 川上弘美さんの書評を読んで、なるほどーと思ったので
    読んでみました。
    が、書評以上のものは得られなかった。。。

    薄い、というか軽い、というか。
    評判のいい「負け犬の遠吠え」も肌にあわなかったので
    合わないというだけなのでしょうか。

    はじめに。を読めば十分というか。
    清少納言ってそういう人なのねということに関しては
    勉強になったんですけど。
    いつか原文を読んでみようかな。

  • 2013年4月7日

    装画・挿画/坂崎千春
    装幀/佐藤可士和

  • この方のエッセイ、前評判が良かったのですが、どれどれと実際手にとって読んでみたところ、とっても面白い!

    当時の女性の気持ちが、現代の女性に如何に近かったか、清少納言が繊細且つ、遣えていた定子をどれほど思っていたかが伝わりました。ちょっと切なくなりました。。紫式部よりも清少納言派の方にお奨めの一冊です。

    堅苦しい教科書の中でしか枕草子を知らなかった私の心に火がつきました。

  • 酒井さんの本は「負け犬の遠吠え」はじめ、毒にも薬にもならない本が多かったりして、それがまたいいところなんですけど、この本はかなりおもしろいです。
    枕草子や古典文学にまったく興味がない人(わたし含め)でも、かなり思いきった現代風訳によって当時の流行や作者、清少納言のひととなりが伝わってきます。
    枕草子、気になるけどちょっと躊躇しているという方は必読。

  • 学生時代に出会っていれば、もう少し古典が好きになれただろうな。

  • 色々興味深い。
    ただただ、誰かを「待つ」ってこと、してみたいよなー。

  • 枕草子は有名な冒頭部分のような、季節の雅をつづっただけではないのです!

    読み進めていくと、清少納言がなんだか身近に感じられます。
    見苦しい者のところは、納得していまいました。
    やっぱり彼女はすごいな!
    酒井さんと清少納言の架空対話はすっごくおもしろかった!!

  • 『負け犬の遠吠え』のブレイクがまだ記憶に残る酒井女史による枕草子共感エッセイ。
    きれいな物にうっとりし、自分の知性に誇りを持つ一方、「講師はイケメンに限る!」「三歳児ってナマイキ!」「ぶさいくとぶすがいちゃいちゃすんな!」とどっかで聞いたことあるあるな感性も標準装備。
    そんな清少納言が身近に感じる。
    男も女も、人間って本当に変わらない。

    装画・挿画 / 坂崎 千春
    装幀 / 佐藤 可士和
    地図 / パンアート
    初出 / 『波』2002年4月〜2003年9月号、加筆修正、書下ろし

  • ?
    平安ものにはまり、清少納言にはまったときから読みたいと思っています。
    本屋で見かけては
    <立ち読みしたい>
    と思いつつ、買ってからの楽しみのためを思い、我慢しています(笑)

  • 本当のお嬢様の定子に対し中途半端な立場だからこそ、色々言いたくなる心理。

  • 清少納言は匂いフェチだった(笑)
    この本を読むと、遠い昔のお話…と思っていた枕草子がとても身近な読み物に感じられると思います。
    枕草子について書かれた本の中でも、作者の感性の光る秀逸の作品だと思います。

  • 清少納言の枕草子を斬新に読みほどいてます。
    作者が清少納言と勝手に対談してて若干ひいたけど、まぁそれはいいとして。
    平安時代なりの価値観はあるものの、女子の考えることって千年たってもあまり変わってないのかも。その気持ちわかる!と膝を打ちたくなるようなことがたくさん出てきて、清少納言に親近感沸きます。
    むさくるしいもの、猫の耳の中。とか、視点もけっこうおもしろい。
    枕草子って、春はあけぼの以外にこんなにおもしろいことが書かれてたっていうのがとても意外でおもしろかった。

  • ●酒井順子による枕草子解釈。一見難解に思える古典も、今風に読んでみれば、ほーら難しくもなんともないでしょ? 清少納言もけっこうそのへんにいそうで自分と気が合いそうだわ〜、みたいな。これが新しい皮衣に古い酒を入れるってやつか。←逆だよ。

    ●今回も切り口は独身30代女、すなわち清少納言。
    酒井順子的に解説すると、彼女は男に不満を持ちながら都会で一人働く女だそうです。
    かなり思い入れたようで、各々の段の解説&所感に加え、勝手に清少納言と自分との対談を創作しております。出来は微妙。
    酒井さんは、歴史上の人物と脳内会話してしまう自分にちゃんとセルフツッコミを入れたのか、そこが気になる。

    ●このテの解釈モノの名作としては、NHKの『まんがで読む枕草子』がありますが、超えられなかったね。残念。
    あの番組は、清水ミチコがナビ役で出ており、好きでした。
    あの清少納言は、ここに描かれてる清少納言よりも、モノの考え方がだいぶ若々しかったなあ。それって時代の差? 昭和は遠くなりにけり。

  • 「枕草子」は例の教科書に載っているお上品で風流な「春はあけぼの」だけじゃなく、辛口の日常エッセイだったのだ。しかも驚くほど現在でも通じる部分が多くて、わかるわかると思ってしまう。そう思えるように解説してくれる酒井さんがすごい。自覚のないブスが嫌いという清少納言と酒井順子氏が重なって見えます。エッセイストたるもの意地悪で毒舌でなくてはおもしろくない!酒井さんのあとがきで、もし清少納言が今いたら、一緒に旅行して、帰ってきたら白いきれいな紙をたくさんあげて旅行記を書いてもらう、っていう一文でなんだかちょっと涙が出そうになりました。

全41件中 1 - 25件を表示

枕草子REMIXを本棚に「いま読んでる」で登録しているひと

枕草子REMIXを本棚に「読み終わった」で登録しているひと

枕草子REMIXを本棚に「積読」で登録しているひと

ツイートする