| ブログで紹介する» |
|
Check |
|
|
この作品からのみんなの引用
-
今回の我々に課せられているのは、「一県につき最低四駅は、旧国名がついた駅で下車もしくは乗車する」という任務。下車と言っても、列車から一瞬ホームに下りればよいわけではありません。ちゃんと改札を出て、乗ってきた列車は見送るのが、ここで言う「下車」。え、なぜそのようなことをするのか、ですって?別に意味などありません。意味の無いことを、愚直にひたすらやり続けることこそ、このシリーズの意味といえば意味。四国巡礼にしたって、「なぜ八十八ヶ所も巡るのです?」と聞いてしまったら、野暮というものではありませんか。
― 187ページ -
自由という不自由さをいかにしてくぐり抜けるかという、一種の可能性を示す旅となっているのではないでしょうか。
― 9ページ
みんなの感想・レビュー・書評
企画は面白い。
が、淡々としているせいか、作者が楽しんでいる様には感じられない。寧ろちょっと辛そう…?
まあ、鉄道愛は人それぞれ。
私だったらテンションが上がり過ぎて、メモなど取る余裕などなくなり、後から文章に纏めるなんて出来ないだろうから、こういう冷静な視点でのレポートというのも、きっとアリなんだろう。
面白かった。 安心して読めるというか、なんだか読んだことのあるような。宮脇俊三へのリスペクトが多分に入っているのは良く分かる。 付け加える要素が何もなくて、新潮社の編集長の言葉そのものなのだけど、 ・百閒、宮脇俊三と続く由緒正しい阿房列車の系列であること。 ・マニアが書いた本ではないこと というのが、いいところなのだと思う。とくに後者が大きいと思う。マニアがマニアを想定... 続きを読む »
「負け犬の遠吠え」の酒井順子が「東京の地下鉄全線に、一日で乗ってみませんか」という編集者からの提案に、何となく「はあ」と答えた結果、「鉄道を使って、つらい体験をしてみる旅」を次から次へすることになる。編集者が提案してくる企画は、東京の地下鉄全線完乗16時間22分の他に東海道を53回乗り継ぎ日本橋から京都を旅する膝栗毛な女、東京から博多までこだま号で完乗するこだま号の女など。
「女子と鉄道」の筆者としても知られる鉄道好きの酒井さんが、内田百閒よろしく、鉄道に乗りつつ阿房になりきることの心地よさを伝える。
鉄道エッセイ。
『鉄子の旅』は読んだことあったので、タイアップ企画は面白かったです。様々な点で(例えば景色の描写ひとつとっても)視点が違っていてはっはんと思いながら読んでいました。でもやっぱりお弁当が楽しみなのは変わらないのねw
『鉄子の旅』よりはこっちの方が食にこだわりはないようでした。てか、感情の起伏があんまり…?
阿房列車読みたくなった。家のどっかにあったなあ。
『女子と鉄道』で鉄子ぶりを披露した酒井順子さん。今回は何と「阿房列車」を名乗ります。 内田百閒-阿川弘之-宮脇俊三と続いた系譜は、宮脇氏が亡くなつたことにより途絶えたかと思はれましたが、ここに後継者が現れたか、といふ阿房ぶりであります。 「女流阿房列車」の特質は、旅のプランはすべて新潮社のT氏(「出版界一の鉄人」ださうな)によるものであり、酒井さんはその過酷な旅程の遂行に全力を尽くす、とい... 続きを読む »
*列車に乗るのが大好きな著者が、地下鉄や鈍行列車を乗りつくす?*
栄えある最初の列車は地下鉄、しかも一日で全路線網羅です。食べる暇はもちろん、食料を調達することすら難しかったとか。いきなりハードルが高い(笑)。
他にも『鉄子の旅』という鉄道旅漫画に同乗してみたり、油物を食べる旅に出たりと、一味違った旅の面白さを、著者独特の文章が引き立ててくれます。
女子と鉄道に続く酒井順子の鉄道エッセイ。
普通のエッセイだと鼻持ちならないところのある酒井順子さんですが、鉄モノは違いますね。
テーマ(縛り)のある、でもゆるい感じの酒井女史による鉄道旅行記。「メトロな女」が最高だった。鉄道に対する酒井女史のスタンスが良い。
他人に計画を立ててもらうという珍しい紀行文。
絶対に起きていないといけないとか、普通列車でないといけないといったような厳しさとは対極の、ビューポイントでも平気で寝てしまう緩さが良い。
全体的にマゾっ気たっぷりな鉄道記、楽しく時に苦しく(笑)読みました。 「メトロな女」東京の地下鉄完乗記。途中で首都圏地下鉄路線図を引っ張り出してきて見比べながら読むが、よくぞやったなぁと! この他にも、根室本線寝ずの旅、東京〜博多こだま各駅停車、東海道五十三次乗り継ぎ…など、ユニークだけど気力体力を要する旅ばかり。特に、鉄と油の二泊三日…九州の名物揚げ物を食しながらの旅は、読んでる側も胃もたれ... 続きを読む »
たまに「プチ乗り鉄」を標榜することがあるが、酒井さんの本書を読んで、乗り鉄の正しい姿を示していただいた、と言っても過言ではない。 内田百閒やら宮脇俊三さんへのオマージュや電車への愛情などがはしばしから感じられるものの、鉄道好きの猛者がたてた、殺人的ともいえる過密プランをもマイペースに楽しんでいる様子がほんとに楽しい。 タイトルもさることながら、サブタイトルが秀逸だ。 メトロな女─東京... 続きを読む »
かなり面白かった。
鉄な人々を見ているのが好き、話を聞くのが好きな私。
酒井さんの気持ちがよく分かる。
スイッチバッカーが一番面白かったかも。
でも、どれも面白かった。
駅弁にも食いついた。
誰か私の旅のスケジューリングしてくれませんかねぇ。
(H22.2 図)
目的地に行くことが目的ではない。電車にのりつづけることが目的なのだ。
艱難辛苦を乗り越えて・・・マニア的M感覚の持ち主。
タイトルはもちろん内田百閒のソレからで、文中幾度か宮脇俊三への言及がある。私は内田百閒は実は最近まで読んだことがない一方で、宮脇俊三は子供の頃の愛読書。でも最近読んでないからなあ。
正直この本は期待していたほどは面白くなくて、実は期待していたほどの面白くなさは、最近になって初めて読んだときの内田百閒ぐらいかもしれない。
最早宮脇俊三は私の中で失われた故郷と化している可能性があるのだが、宮脇俊三の文からかつて思い描けたような景色が、残念だがこの本からはそれほど浮かんでこない感じがする。
この本はどちらかというと、鉄道に乗る自分について、が主なテーマで、それ自体は楽しいんだけどね。なんだろ。「鉄道文学」に何を期待してるんだろうかな私は。わからんけど。
内田百けん先生の、「第一阿房列車」のもじりなのだが、如何にして、阿房になるかを酒井は考えている様だ。
“鉄”にはいろんなタイプがいる。
同じ列車の旅をしているのに、感じ方はそれぞれ。
新潟県内を数カ所訪れていますが、なかでも「ほくほく線」のとある駅が気になりました。
シェルターのようなその駅。。。






