晏子 (下)

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著者 : 宮城谷昌光
  • 新潮社 (1994年12月発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (338ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784104004034

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晏子 (下)の感想・レビュー・書評

  • 図書館から借りてきた。
    晏嬰の活躍はまだか。暗躍しない。
    臨終のとき、晏嬰の妻は枕頭(ちんとう)で訊いた。「なにかおっしゃりたいことはございませんか」「家俗が変わらなければそれでよい。そなたは家をよく視て、家俗を変えないようにいたせ」家俗とは家法といいかえてもよい。
    家俗というのは、家のならい、ということである。晏嬰の下にいる者は、つねにこうでなうてはならないという、暗黙のさだめである。
    その家俗の一として、家事が多忙でないときは、落ち着いて談議するものであり、それができぬ者はしりぞければよい。二として、家の外では相手の美点を称揚し、家の中ではおのれを切磋琢磨(せつさたくま)する、それができぬ者といっしょにいてはならない。三として、国事に関して論ずることをせず、士に驕ってみせ、智者をあなどるようなことをする者には、会ってはならない。

  • 春秋時代の斉に生きた晏弱・晏嬰親子の活躍を描いた作品。

    物語前半部分は晏弱、そして後半から息子である晏嬰が物語の
    中心となります。

    晏弱の部分は合戦などを含めて、単純に読んでいて面白い
    のですが、話が晏嬰の方に移ってくるに連れて、物語に
    緊迫感が加わってきます。

    体軀に優れてたわけではなく、むしろ身長が「6尺(周代の1尺は
    22.5cm)に満たず」と伝わっているこの晏嬰が示した意志や思想
    ・勇気は、2500年経った現在でも、賞賛されるべきものではない
    かと思います。
    戦場での活躍といった話ではないので、比較的自分に置き換えて
    考えやすいので、その点でも晏嬰の偉大さが理解しやすいように
    思えます。

    かの司馬遷をして「(晏嬰の)御者になりたい」とまで言わしめた
    晏嬰。
    この作品はその晏嬰の魅力を余すところなく伝えてくれています。

  • 斉の国情が刻々と移りゆくなか、一人態度を変えず、まっすぐに生きる晏嬰の姿。彼と景公との関係には、感動せずにはいられない。

  • 上巻に感想を記載

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