楽毅〈第1巻〉

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著者 : 宮城谷昌光
  • 新潮社 (1997年9月発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (323ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784104004065

楽毅〈第1巻〉の感想・レビュー・書評

  •  再読の上での感想である。

     孟嘗君と対になるような同時代の名将楽毅の物語であり、宮城谷先生の作品群ではちょっと珍しいくらいがっちりした戦記物である。
     写実的な描写が多く、綿密に描かれた古代の戦争はすこぶる臨場感がある。また物語がスマートで、章ごとの引きも上手くて、するすると読み進められる。
     多数の登場人物も一歩踏み込んで描写されていて、人がよく描かれている。晏子や青雲に比べると濃くはないが、この深さが最も読みやすいところだろう。

     自身、初めて読んだ宮城谷先生の作品であるが、初心者に最もお勧めできる作品である。

  • <図書館で借りた>

    かの有名な「まず隗より始めよ」に縁があり,諸葛孔明も憧れた人物.

    墨子や孫子の戦法に精通しているのもすごいけど,
    希望がもてる太子に出会ったときに,人に期待しすぎると描く未来像にズレがでてきたときに希望が恨みに変わるから気をつけようなんてことを,どうやったら20代で悟れたのだろうかと感心してしまう.

    最初の1巻・2巻は北方謙三著「揚家将」の揚業にも似て,愚かな君主の恨みをかいながらも健気に国を守ろうとする立場におかれていたので,とにかく気の毒.

    どの時代でも,人への妬みは百害あって一利なしということを,つくづく感じる.

  • 楽毅には静けさがある。
    静けさから始まる、といってよいかもしれない。

    二つ、とくに印象的な場面があって、それらは周囲の音にかかわらず、ふかい静けさがある。おそらく楽毅にしか聞こえない声と向き合う瞬間である。それはきっと楽毅の孤独な部分であるのだけれど、しかし楽毅という人物はそこから立ち上がってゆく。そういう静から動へのうごき、ある種のむなしさを秘めつつ懸命に生きようとする姿こそ、ぼくにとっての楽毅の魅力である。

  • 楽毅(新潮社)全4巻
    紀元前280年位 中山国という小さな国で孫子の兵法を使って大国の趙国を相手に戦った人物。その後、燕の王を助けていく。感動の作品である

  • 諸葛孔明にこの人ありと言われた中国屈指の名将の生涯。
    中山国宰相の嫡子として生まれた楽毅は、栄華を誇る斉の都で様々なことを学ぶ。祖国に帰国後、楽毅を待っていたものは愚昧な君主と隣国趙の侵略だった・・・。
    この時代の歴史はあまり知らないし、興味ないしなあ、そんな方でも十分に楽しめます!

  • 最初から最後まで、さわやか将軍な楽毅。
    逆にそのさわやかさに安心して読み進められた。

  • 亡国への忠誠心そして主人公の英雄然とした所作にしびれます。ほとんどのことは乗り越えられるという勇気をもらいました。また読み返したい一冊です。

  • 人が見事に生きるとは、どういうことなのか―若き武将は己に問うた。波乱万丈の人生なのに読んでいて非常に清々しい!宮城谷さんは書き方が上手いので、量が多くてもサクッと読み進んでしまいますよ♪

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