風は山河より〈第5巻〉

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著者 : 宮城谷昌光
  • 新潮社 (2007年3月発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (285ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784104004195

風は山河より〈第5巻〉の感想・レビュー・書評

  • 徳川家康に仕えた菅沼定盈の鮮やかな生きざま。ただこの鮮やかさは定盈一代だけでは分からず定則、定村、定盈の三代をみることによってようやくその全貌が明らかになる。単行本で全五巻の長編であったが、
    一気に読ませた。清康、広忠、家康の3代もその背景に物語られている。

  • 1巻に感想を記載

  • 1700.初、並、帯・絵地図付。

  • ついに最終巻です。
    武田信玄の野田城攻めと長篠の戦いが大きな山場と言えるでしょう。

    菅沼新八郎定盈(さだみつ)の戦上手は、信長にも、敵の信玄にも、
    勿論家康にも賞賛されるようになります。
    大きな危難に立ち向かうときも、ちょっとしたことを処理するときも、
    新八郎の挙措には涼やかなものが感じられました。

    ラストで新八郎や四郎は関東に移封となります。
    野田を愛した彼らには辛いことだったのではないかと推察されました。
    布佐や彦といった不春(定盈の祖父・定則)時代のメンバーとも
    今生の別れです。
    最後の最後に四郎の出自に触れるところがあり、そう言えばこの物語は
    不春が四郎を拾ったところから始まったのだと思い返されました。
    四郎ももう66歳になっていました。

    宮城谷作品の主人公は、皆、見事に生きます。
    こういう風に生きられたらどんなに素敵だろうと憧れを抱かせる程です。
    少しでも彼らに近づけるように、日々精進したいと思いつつ、今日も
    ぐだぐだと生きています。

  • 「この男なくして、徳川360年の太平はなかった。 信長が激賞し、家康に恃まれ、信玄が欲した防守の名将・菅沼定盈」

    中国歴史小説第一人者がはじめて挑んだ日本の歴史小説です。
    歴史的にまったく無名の菅沼定盈を主人公に選ぶところが宮城谷氏らしいと思います。

    ひさしぶりの宮城谷氏の新刊♪でした。
    でも図書館の予約をミスってまとめて読めなかったのです。
    あいだあいだに「天を衝く」やら「火炎」やら読んでいたのでかなり混乱しました。

    文庫がでたら(何年先だ!)もう一度まとめ読みします(汗)

  • 著者の終章は概して前半に比してあっさりしている。信玄の野田城攻めもその感深し。事の起こりの関係説明を多く割く文体は、往々にして前半ゆっくり、後半あっさりの小説となりがちかも。五巻楽しませていただきました。

  • ついにクライマックス。
    信玄率いる三万の武田軍を相手に数百で野田城に籠る菅沼定盈。
    この攻防は読み応えがあります。
    三河武士の生き様は愚直だからこそ、惹かれるのだろうな。
    ああいう生き方も悪くないと思った。

    宮城谷先生、武田信玄嫌いなのね(笑)
    読んでいて実はよく解っていなかった酒井忠次が本田忠勝らを差し置いて徳川四天王筆頭というのに納得できました。

    付録の地図の出来が殊の外良いです。

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