博士の愛した数式

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著者 : 小川洋子
  • 新潮社 (2003年8月28日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (253ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784104013036

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博士の愛した数式の感想・レビュー・書評

  • 作家自身がどこかで言っていた気がするが、最早小川洋子の作品ではなく、一人歩きしてしまっていて、本作の作家が小川洋子みたいな逆の感さえあり。
    それくらいその内容が「普通に」昇華していて、作家の代表作とは何ぞや?という問いにストレートに答えてくれている。故に斜に構えたがる小人の当方は★を一つ下げた訳です。
    それにしても数字もそうだけど、とにかく江夏の描写が美しい。全盛期を見たことないけれど、写真・映像を見るに、この投手、あらゆる面で圧倒的なんですよね。

  • 再読。宮下奈都さんの「静かな雨」を読んだら読みたくなったので。ふわりとした優しさに溢れていた。博士がいろんな数字に意味を見出すところが好き。特に友愛数の220と284。「見てご覧、この素晴らしい一続きの数字の連なりを。君の誕生日と、僕の手首に刻まれた数字が、これほど見事なチェーンでつながり合っているなんて」 参考文献の「数の悪魔」は大好きで何回も読んだ本だから小川さんも読んでいて嬉しい。

  • 数学好きな私としてはとても面白く、かといって数学数学してるかというとそうでもない。
    数学を通したコミュニケーションがすごく美しく洗練されているように感じる。
    博士はどのような世界に生きていて、どのような感覚かを想像することは難しくとても辛かった。
    気分が落ちてる時に読んだら、少しのまれてしまった。

  • とてもよい。文系でも読むべし。寧ろ文系のための本なのでは。

  • 2017.1.6:記憶が80分しか続かない数学博士と、家政婦とその10歳の子どもの物語。子どものことを大切にする博士の愛情とその愛情に応えようとするルートの関係に、癒される、穏やかな気持ちになる。

  • 80分しか記憶が保たない数学博士と家政婦、そして家政婦の10歳の息子ルート(√・博士のつけた愛称)。この3人による心温まるストーリー。
    2004年第一回本屋大賞作品の帯に惹かれて買いました。
    素数、自然数、友愛数、完全数、アルティン予想など、一見物語と結び付けづらい数学博士らしい話しがたくさん出てきますが、何故か自然とその数学が3人の結び付けをより強くしています。
    博士のルートに対する愛情は読んでいて切なくなりましたし、家政婦によるオイラーの公式への解釈は気持ちが温かくなるものでした。
    男と女ではない「人間愛」に溢れたラブストーリーって感じでした。ちなみに数学が苦手な人でも楽しめます!

  • 博士の子ども好きとネーミングセンスに和む

  • (2014.07.10読了)
    2004年第一回本屋大賞受賞作です!
    事故で記憶力を失ってしまった天才数学者とその家政婦、そして10歳の家政婦の息子。
    三人の、「恋愛」とはまた違った愛の物語。
    静かで心が落ち着くお話しでした(^_^)

  • 80分の記憶しか持たない元大学教授とその家政婦と、彼にルートとあだ名を貰った息子の話。
    切なく哀しいが優しくて穏やかな話。

    少しずつ成長していくルートにあらん限りの愛情を注ぐ彼も、彼を思いやることをごく自然に当然にやってのけてしまうルート。
    家政婦と言う枠を超えても手助けしてしまう彼女や、彼をギテイとして扱っていた雇用主との仄かな過去。

    数式は美しいと思わせてくれる稀有の話で、また思わず一揆読みしてしまうほど引き込まれた。

  • とても美しく、心が洗われる作品。数学を愛し、魔法のように数式を扱う博士が大好きになった。『実生活の役に立たないからこそ数学の秩序は美しい』『数式は無矛盾だが、それを証明することはできない』

  • 先に映画版を観てから、読みました。原作は、所々映画版と違う点があり、特に最後博士が病院に入院し、80分の記憶もできなることがショックでした。
    ルートの幼いながらも人を思いやれる気持ちを持った姿が私はなによりも好きでした。

  • 読了。今回の読書倶楽部の課題図書。

    数学の勉強したくなったよ。マジで。

    日本は文系・理系って分け方をするからだと思うけど数学をやってる人は理系で、理系の人は論理的で科学的で……という印象だったのだけど、数学的な思考って哲学なんだなと思った。

    考えてみれば昔の哲学者は数学者でもあったわけだし。

    『神様の手帳…』という直接的な表現からだけでなく、宗教的なものを感じたり。

    とても切なくて、悲しいエンディングだと感じた。ハッピーエンドじゃなかった。
    (170423)

  • 読書をあまりしない私がのめり込んで読んだ一冊です。

  • 優しい話。
    でも、何が言いたいのか分からない。
    小説に起承転結を求める人間には向かないと思う。
    空気に浸って幸福を感じることが出来る、そんな多感な人はどうぞ。

    あと、この本を読んで数学の美しさに魅せられたなら、次はサイモン・シンの「フェルマーの最終定理」に挑戦するのも良いと思います。

  • 悲しいお話かなと思っていたけど、静かでやさしいお話だった。
    博士の人柄に涙がでてきた。心が温かくなる。
    こんな風に子供に愛情をそそぎ、人にやさしく日常に感動できたらいいなと思った。

  • 泣いちゃったなぁ。泣くとこ無いのになぁ

  • 家政婦の私と、博士、私の息子のルート。
    博士は80分間しか記憶が保たない。
    切なくて、愉快で、暖かい物語。
    2016年1月24日

  • 賢くて、人を思いやることのできるルートくんがすごく好き。
    「ローテーションからいくと、もうすこし先だね」11歳の男の子がひとのためにさらりと嘘をつく、嘘をつき通せる、その優しさ。

    【ルートは私を見据え、泣いているとは思えない落ち着いた口調で言った。
    「ママが博士を信用しなかったからだよ。博士に僕の世話は任せられないんじゃないかって、少しでも疑ったことが許せないんだ」】(102p3-5)

  • 「告白」「OUT」とヘビーな物語ばかり立て続けに読んでたので、これを読んでいい「毒抜き」になった。笑
    ほんわかする。

  • ほのぼの系。
    問題文を声に出して読んでみるとか、数式を見た時の直感を大切にするとか、やってみたらよかった。

  • 友愛数、サイクロイド曲線、オイラーの公式、アルティン予想・・・数学はあたたかい。

  • 再読。80分しか記憶が持たない元数学者と、家政婦及び博士からルートと呼ばれる息子の優しいお話し。久々に数学が関係すしつつ読みやすい話が読めて楽しかった。ただ前回読んだ時も感じたかもしれないけど終わりが唐突にやってきたってのが少し残念だったかな

  • 80分しか記憶が持たない「博士」と家政婦、その息子の「ルート」の話。

    とにかく、文章が美しい。一つ一つのエピソードがきらきらしている。手元に置いておくべき本です。

  • 10年振りに要再読。忘れちゃいけないことって何だっけ。

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博士の愛した数式の作品紹介

世界は驚きと歓びに満ちていると、博士はたった一つの数式で示した-記憶力を失った天才数学者、と私、阪神タイガースファンの10歳の息子。せつなくて、知的な至高のラブ・ストーリー。著者最高傑作。

博士の愛した数式の単行本

博士の愛した数式のKindle版

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