- Amazon.co.jp ・本 (107ページ)
- / ISBN・EAN: 9784104018031
感想・レビュー・書評
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谷川さんが10年間の間に書き溜められた作品から、ぽつりぽつりと選ばれて1冊にまとめられた詩集。書き下ろし作品もありますが、なるほど、作品を読んで感じる印象が10年前と書き下ろしとでは随分と違います。たったと駆け足で谷川さんの10年間を、垣間見せてもらったような感じでした。
中でも「詩に吠えかかるプルートー」の「確かな二等辺三角形に憧れながら」という一行が、頭から離れません。確かな二等辺三角形に憧れる心。きちんとした言葉には出来ないのですが、何か、わかる気がします。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
やっぱりこの人の詩は好き。
「ああ」、「鍵を探す爺さん」、「忘れること」、「五行」が好き。
てか、全部好き(笑) -
星々は言葉をもつ 宇宙は文脈として 大地もまた 懐かしい無言のうちに-。この上ない言葉たちが誘う、この上ない世界とのかかわり方。『新潮』『文学の蔵』等に掲載された作品、書下ろしを収録した詩集。夜のミッキー・マウスは/
昼間より難解だ/
むしろおずおずとトーストをかじり/
地下の水路を散策する -
谷川俊太郎の世界に酔う。「ちじょう」「五行」「あのひとが来て」がお気に入り!
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「きみ おちんちんないんだって?」
「それって魂みたいなもの?」
アトムが哀しい。
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「あの人が来て」がお気に入り。
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詩を読みなれていないけれど、じーっと座り込んで読み終えてしまった。
好きな感じ -
星々は言葉をもつ 宇宙は文脈として 大地もまた 懐かしい無言のうちに-。この上ない
言葉たちが誘う、この上ない世界とのかかわり方。『新潮』『文学の蔵』等に掲載された
作品、書下ろしを収録した詩集 -
なんか本屋で突然この本が目に留まって、パラパラとめくって、なんとなく気になったので買ってみた。谷川俊太郎はここ数年、気にはなっていた。きっかけはテレビのCMで使われていた「朝のリレー」…というのがお恥ずかしいところではありますが。<br>
で、コレ。ものすごい「生々しい」詩集でした。実は「詩集」として、谷川俊太郎の作品に触れるのは初めてでした。教科書なんかに載っているやつとか、それこそCMに使われたりとか、折に触れ、断片的に目にはしてるんだけど。なんか、リアルタイムに生きている詩人なんだなと改めて実感した。ディズニーキャラクターやアトムなど、現代のアイコンをうまく使ったなぁ。キャッチーであるということも詩としては重要な要素だよね。実はまだ2回くらいしか目を通してないので、あと何度か味わってまた感想を書き直したい。(2006 Sep) -
詩は難しい・・・・
印象的だった言葉
“だが寂しさは分かりやすいだけに
消し去る方法が見つけにくい
(中略)
知識人はひとまず歩き出す
寂しさをそこに置き去りにしたまま”