地球巡礼

著者 :
  • 新潮社
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本棚登録 : 34
感想 : 5
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  • Amazon.co.jp ・本 (502ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784104025022

作品紹介・あらすじ

大自然への畏れと感謝を通じて真摯に神に向き合う人々の「祈り」の姿を求めて、世界の"巡礼の回廊"を撮り続けたライフワーク30年間の集大成。

感想・レビュー・書評

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  • 手に持つとずっしりと重たい。3Kgの重さだから当然だ。その重さはこの本に描かれた重さでもある。500ページの高級紙に世界の巡礼者の姿が圧倒的なスケールの写真で埋められている。内容も実に重たい。世界では僕たちの知らない世界があるのだということを教えてくれる。それにしても宗教は凄い。人をここまで熱狂さえるのだから。

  • ■お腹いっぱい。すんごいわ。■

     これを眺めてページをめくりながらシングルモルトウイスキーをゆっくり楽しむ。ジャーナリズムの受け止め方として間違ってる気はしますが、これでいいのです。こういう時はやっぱりBAR WORLDのようなソファ席で、傍らに緑が茂ってたりするといいなあ。

     写真集なんてそもそも話題になりにくい上に地球の各地なんて地味なテーマだし、ある意味ありがちに思えたりもするから余計にいい作品に仕上げるのは難しいとお察しするのですが、そんな中、この写真集はなかなかのもんではないかと思います。サイズとか装丁とか含めて書籍としてもグッドです。

    ■思い入れと技術のバランス

     また改めて。風景写真は特に計画性が大事なのであります。想いだけではいい写真撮れないんよ。

    大型本 26.8 x 26.4 x 4.2 cm 503ページ
    新潮社 (2005/10/22)

    野町 和嘉
     1946年生まれ。写真家。1968年杵島隆氏に師事し、1971年よりフリーランスとなる。以来、アフリカ、中東、中央アジアなど精力的な徹底取材を続ける。それらの成果は、日本のみならず米・英・仏・独・伊、さらにはサウジアラビアなどでも出版され、国際的評価も高い。米国報道写真家協会年度賞、土門拳賞、芸術選奨文部大臣新人賞、日本写真家協会年度賞など、多数受賞。

  • ?実用性 ★★☆☆☆ 
    ?文章力 ★★★☆☆
    ?ユーモア性 ★★★★☆
    ?読むのにかかった時間 1時間(普通速度)
    ?この本をおすすめしたいタイプ 
     世界のすごい風景を見て感動したい人
    ?書評

    すごく大きくて、すごく重い写真集。
    ポピュラーな旅行地じゃなくて、砂漠に暮らす人々とか、山の上に住む民族とか、なかなか行けないような人やものの写真がいっぱいだった。

    最初、正直に思ったこと。

    FF(ファイナルファンタジー)の世界やん。
    こんな世界ほんとにあるの?信じられん。

    でも見ていくうちに感じたのは、人の力。自然の力。
    写されている人びとみんなに、力があった。

    心揺さぶられるかんじです。

    きっと、彼らの生活はいつも死と隣り合わせで、全力で生きているから、その姿が力強いんじゃないかなぁ。

    そんなことを感じました。

  • 30年間に渡って世界各地で撮り続けられた「祈りの姿」その質の高さと量に圧倒されました。特に、メッカの祈る人たちの映像はスゴいです。これで、5,500円は安いです。

  • 凄い!やっぱこの人の写真展いきたかったわ…。写真ぱらぱら見ただけなので今度は文章もゆっくり読もうっと。すごいだけあってナショジオとかにもでてます。

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著者プロフィール

野町 和嘉(のまち かずよし)
1946年生まれ。サハラ砂漠などアフリカの乾燥地帯、中国、チベット、サウジアラビア、アンデスなどの撮影に取り組み、国内外で高く評価され、米国報道写真家協会年度賞銀賞、土門拳賞、芸術選奨文部大臣新人賞、日本写真協会年度賞、講談社出版文化賞、藤本四八写真文化賞など受賞多数。2009年、紫綬褒章受章。

「2022年 『JTBのカレンダー 世界遺産 野町和嘉 2023 壁掛け 風景』 で使われていた紹介文から引用しています。」

野町和嘉の作品

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